2月に入って今まさに熱いエリアがあります。千葉県の房総半島です。現在観光キャンペーンとして「ちばデスティネーションキャンペーン」が開催されています。JRグループが行っているキャンペーンで、期間中は各種イベントなどが開催されます。
さて、この観光キャンペーンにあわせて房総半島を行く内房・外房線などには各種臨時列車が運転されます。さまざまな列車が登場するのですが、最大の目玉といえるのが蒸気機関車D51 498が牽引するSL列車で、キャンペーン開催初日の2月1日に千葉→木更津で運転され、その後3・4・10・11・12と木更津→館山を「SL南房総号」として運転されます。先週は、沿線各地に大勢の人が詰めかけ緊急停止する場面も多数あったという加熱ぶりになっているこの列車を、今日は撮影してきました。
この列車の木更津発は9:20で、新宿を7:50発の特急「新宿さざなみ」号に乗車すれば木更津発車に間に合ったのですが、家を出るのが遅れてしまったため、今日は183・189系で運転されたという「新宿さざなみ」号には乗車できず、その後に「ニューなのはな」で到着した「あやめ81号」に新宿から千葉まで乗車して、ここから館山行きの113系8両編成の普通列車に乗車しました。
木更津からは、SL列車を撮影するためか大勢の人が乗車し、ラッシュ並みの状況になりました。この列車が8両編成であったのがせめてもの救いの状況でした。そして大貫で、SL南房総号に追いつきましたが、機関車の前は大勢の人が詰めかけている状況でした。そのまま館山行きで先行しますが、この先の沿線各所ではSLを撮影しようと大勢の人が訪れていました。
自分は今回は、駅で撮影することしか頭に無かったものですので、次のSL停車駅になっている竹岡で下車して、ここで撮影することにしました。
やがて、遠くからSLの汽笛が聞こえてきました。そして「SL南房総号」が到着しました。
到着するD51 498牽引で運転される「SL南房総号」 2007年2月11日 竹岡で筆者撮影
2007年2月11日 竹岡で筆者撮影
普段は海が望める静かな竹岡駅も、SL列車が到着するとあって大勢の人が訪れました。ここでは千葉行きの普通列車の行き違いののち、すぐに出発していきました。
出発するD51 498「SL南房総号」 2007年2月11日 竹岡で筆者撮影
「SL南房総号」は館山行きの片道のみの運転です。これは終点の館山には機関車の向きを変えることができる転車台の設備が無いためで、帰りの木更津行きはDE10牽引でD51を最後尾に繋げた「DL南房総号」として運転されます。
「SL南房総号」の運転は明日2月11日までですが、4月末日までのキャンペーン期間中は、このほかにも多彩な車両による臨時列車が運転されます。
一足先に春が訪れる房総半島は、今が熱い時期です。ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?
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鉄道の小箱さん