塗装変更目前!オリジナル塗装で残るJR西日本京阪神エリアの国鉄型車両
4月18日の関西遠征記をアップしてきたところですが、この日の帰りは京都から新幹線に乗車しましたが、その前に京都駅に停車していた在来線の国鉄型車両を撮影してみました。
JR西日本では、コスト削減などの理由により国鉄型車両については、地域ごとに合わせた単色の車体に変更が行われることになっています。京都エリアの湖西線や草津線などでは国鉄型車両が活躍していますが、このエリアは黄緑色の外装になるとのことで、変更前の今の姿を短い時間でしたが撮影してきました。
まずは、湖西線の普通として停車していたこの車両です。
湖西線普通列車として停車中の117系 2010年4月18日 京都で筆者撮影
私鉄王国と呼ばれていた関西地域において、国鉄時代に新快速として導入された117系です。2ドアで転換クロスシートをもつこの車両は、その独特なスタイルで人気がある車両になります。外装については変更された車両もあるものの、クリームにブラウンのラインというこのスタイルがオリジナルになります。
このエリアではこの車両もまだ活躍しています。113系です。
湘南色で残る113系 2010年4月18日 京都で筆者撮影
首都圏ではもう房総エリアでしか残っていない113系、関西エリアではまだ健在です。JR西日本では近年車体改修などの延命工事が行われ、外装が通称「カフェオレ色」になった車両があり、オリジナルの湘南色との混色編成も日常のことです。この画像は湘南色で統一されている編成になります。
113系に117系、国鉄時代からのオリジナル色が残っていますが、間もなく京都エリアカラーとなる黄緑一色二車体になったものが出現してくるとされています。
さて、京都には通勤型車両もやってきます。ここから大阪方面へ向かうJR京都線の普通では、JR化後に導入された207系や321系になってしまいましたが、奈良方面に向かう奈良線では、今でも103系が活躍しています。
奈良線で運用されるウグイス色の103系 2010年4月18日 京都で筆者撮影
京都と奈良を結ぶ奈良線、「みやこ路快速」と名付けられた快速列車は221系で運転されますが、普通列車は今も103系で運転されます。大和路線などと同じ外装の車両になります。
国鉄型車両が今も活躍しているJR西日本の各エリア、しかしここにきて風雲急を告げる外装変更、今後はこの外装が減っていくことになりますので、ぜひこの姿を記録してみてはいかがでしょうか?