今年も暮れを迎えますが、この路線も開業から30周年を迎えました。東京都交通局が運営している地下鉄、都営新宿線です。
都営新宿線は、今から30年前の1978年に岩本町~東大島が開業したのが始まりです。建設時は都営10号線と呼ばれていましたが、開業直前に新宿線という名称が与えられました。そして1980年に新宿~岩本町が開業し京王線と直通運転が開始されました。その後東大島から先も部分開業を繰り返して、1989年に本八幡まで全線が開業しました。終点の本八幡駅は千葉県市川市になり、都営地下鉄としては唯一の都外に所在する駅になりました。また、1997年には急行の運転も開始されました。
都営新宿線では現在も10‐000形は健在ですが、開業当初及び新宿開業京王線との直通運転開始時の2段窓車はすべて置き換えられ、これに代わる10-300形と10-000形で運転されています。
開業30周年を迎えた都営新宿線でも、現在ヘッドマークを掲出した列車を運転しています。こちらも撮影してみました。
開業30周年のヘッドマークを掲出した都営新宿線10-000形10-250F 2008年12月23日 新宿で筆者撮影
ヘッドマークのアップ
都営新宿線では、神保町に向かったのが夕方になってしまい、またヘッドマークを付けた列車が新宿で折り返す列車でしたので、地下駅の新宿で撮影となりました。
新宿線では、この他にもヘッドマークをつけた列車を見ることができました。
10-210Fにもヘッドマークが付けられた 2008年12月23日 新宿で筆者撮影
都営新宿線の開業30周年ヘッドマークを付けた列車も撮影できました。このヘッドマークは、私が確認した限りでは、10-000形にのみ付けられ、10-300形には付いていなかったようです。
都営新宿線は東西に延びる路線です。さらに京王線と直通運転を行っており、都営車はほとんどが笹塚まで、京王車が急行として相模原線の橋本から運転されますが、土・休日ダイヤの朝には本八幡から高尾山口まで都営車による急行が運転されており、この列車に乗車すると東京を横断することになります。
今後は都営車の10連化が計画されているようで車両の動きがまた出てくるとともに、京王線からやってくる車両も9000系が主力になり、直通運転開始当時から活躍した6000系も都営線内で見る機会が減ってきています。これからの動向が気になる路線ではないかと思います。