日本一心豊かなローカル線へ 和歌山電鐵貴志川線
8月10日は和歌山に向かいました。JR和歌山駅から貴志へ和歌山電鐵貴志川線が出ています。今回の旅行記の最後として、和歌山電鐵貴志川線を訪れました。
出発を待つ 貴志川線 2010年8月10日 和歌山で筆者撮影
8月10日は和歌山に向かいました。JR和歌山駅から貴志へ和歌山電鐵貴志川線が出ています。今回の旅行記の最後として、和歌山電鐵貴志川線を訪れました。
出発を待つ 貴志川線 2010年8月10日 和歌山で筆者撮影
豊橋で「佐久間レールパークフィナーレ号」を撮影していましたが、合わせてこちらも注目してみました。豊橋の街を行く市電、豊橋鉄道市内電車で昨年から営業運転を開始した新型車T1000形です。
豊橋鉄道市内電車に導入されたT1000形 2009年11月1日 駅前で筆者撮影
T1000形は3連節車体の超低床型・段差のない完全バリアフリー車両で、「ほっトラム」という愛称が付いています。現在1台が導入されています。
この車両は今年鉄道友の会「ローレル賞」を受賞した 2009年11月1日 駅前で筆者撮影
豊橋鉄道市内電車の新型車であるT1000形「ほっトラム」は、狭軌軌道用の新型路面電車としては初の純国産により100%前面低床化が実現したことが評価され今年、鉄道友の会「ローレル賞」を受賞しました。
本来であれば、この車両に乗車してその乗り心地などを体験してみたかったのですが、JRの「佐久間レールパークフィナーレ号」の撮影がメインでしたので、駅前で撮影して近くの渥美線新豊橋駅の窓口で「ほっトラム」デビュー記念及びローレル賞受賞記念の乗車券2種を購入しただけにとどまりました。
豊橋の街のシンボルとされる「市電」、新たに登場した「ほっトラム」、人にやさしい車両です。この車両の運行ダイヤは固定されていて時刻表にもその旨の記載があります。豊橋を訪れましたときはぜひ、「ほっトラム」に乗車して街を散策してみてはいかがでしょうか?
今から20年前に出町柳まで京阪鴨東線が開通したことにより活気が戻ってきた叡山電鉄でしたが、その後1997年6月京都市営地下鉄烏丸線が叡山電鉄沿線地域にある国際会館まで延伸したことにより、再び利用客が減り始めてきました。そこで、同年10月に現在の叡山電鉄の看板車両と言える観光電車がデビューしました。「きらら」という愛称が付けられたデオ900形です。
叡山電鉄の看板車両 デオ900形「きらら」 901-902 2009年10月12日 茶山で筆者撮影
デオ900形は、沿線風景を楽しめるような大きな窓が特徴で車内もクロスシートになっているなど、観光電車を意識したものになっています。愛称となった「きらら」は沿線の修学院から比叡山に向かう「雲母坂(きららざか)」に由来します。その斬新かつ高水準なデザインが評価されて1998年に鉄道友の会「ローレル賞」を受賞しました。
第1編成901-902編成はメープルレッド、第2編成の903-904編成はメープルオレンジをメインカラーとしており、いずれも沿線の紅葉をイメージしたカラーリングになっています。
メープルオレンジの第2編成903-904 2009年10月12日 元田中~茶山で筆者撮影
現在2編成が存在しているデオ900形「きらら」、出町柳から鞍馬方面の列車に使用されています。この車両もデビューして10年以上が過ぎましたが、今も人気があり観光シーズンの休日ともなりますとこの電車は特に満員の混雑となります。出町柳駅には「きらら」を使用する列車の時刻が掲示されていました。
これから鞍馬の山々は色づき始めます。その風景を大きな窓から眺めることができるデオ900形「きらら」、今回は京都市街地内での撮影でしたが、機会がありましたら今度は鞍馬の山深いところで撮影できればと思います。ぜひ「きらら」に乗って鞍馬の山々の風景を堪能してみてはいかがでしょうか?
10月12日は京都・大阪へ阪急・京阪を訪れていましたが、京都で撮影しようとした編成が来るまで時間がありましたので、この路線を訪れてみました。京阪鴨東線の終点出町柳から八瀬比叡山口・鞍馬を結ぶ叡山電鉄です。
叡山電鉄は、現在でも京都市内の大宮から嵐山を結ぶ路線を運営している京福電鉄から、1985年に分離独立した会社になります。これは京都市電が廃止になって他の鉄道路線との接続が一旦なくなり、また京都市内のバス路線が充実したことから利用客が大幅に減少し、存亡の危機に瀕したことによります。そこまで利用客が減ってしまったのですが、京阪電鉄鴨東線が出町柳まで開通したことにより、大阪から直接叡山電鉄にアクセスできるようになったことから、再び利用客が増え活気が戻ってきました。今では京阪電鉄の完全子会社になった叡山電鉄、この路線でも京阪鴨東線開通20周年のヘッドマークを付けた列車が運転されています。本来であれば貴船・鞍馬の山中を行く風光明媚なところで撮影してみたかったのですが、時間帯の関係から京都市街地でヘッドマークを付けた列車を撮影してみることにしました。
京阪鴨東線開通20周年のヘッドマークを付けたデオ800系 852 2009年10月12日 茶山で筆者撮影
9月13日もはりまや橋で土佐電を撮影していました。この地でも広告塗装車が多く存在しているのですが、こんなデザインの車両がやってきました。
ICカード「ですか」の広告車になっている600形 612 2009年9月13日 はりまや橋で筆者撮影
この車両はICカード「ですか」の広告車になります。
「ですか」とは高知市内エリアで運行を行っている土佐電の路面電車、土佐電バス及び土佐電ドリームサービスのバス、高知県交通のバス共通で使用できるICカード乗車券になります。無記名式から記名式など各種存在しています。高知の土佐電ではこのような旧型車でもICカードリーダーを搭載しています。
さて、四国地方ではJR四国ではICカードの導入については全くアナウンスはありませんが、一方で私鉄については導入が進んでおり高松にある高松琴平電鉄の電車では「IruCa」、松山の伊予鉄道では市内電車・郊外電車・バスに共通で通用する「ICい~カード」が導入されており、それら地域における電子マネーサービスも始まっています。実は四国地方はICカード先進地域と言えるのかもしれません。
四国の私鉄において導入が進んでいるICカード、今後は四国内での相互利用が、さらには首都圏地域におけるSuicaなどとの相互利用の開始も思ったほど遠い日では無いのかもしれません。
再び訪れた四国、9月12日には高知を訪れこの地で路面電車を運行している土佐電を訪れました。
今回も高知も訪れ土佐電も撮影・乗車した 617 2009年9月13日 はりまや橋で筆者撮影
9月12日は、松山から丸亀乗り換えで高知にやってきました。ここでは、この地で路面電車を運営している土佐電を撮影・乗車してきました。主に市街の中心であるはりまや橋で撮影していたのですが、ここで主に桟橋線で運転されていた名鉄岐阜600V線区からやってきた590形に変化が認められました。
形態に変化があった土佐電590形 592 2009年9月12日 はりまや橋で筆者撮影
昨年のGW時期に訪れた時と見比べますみますと、前面の窓及び側窓の上段がHゴムで支持となって、スタイルが若干変わりました。
もう1両の591も同じ様な改修が実施されていた 2009年9月13日 はりまや橋で筆者撮影
名鉄岐阜600V線区である美濃町線で活躍していた590形、製造されてから40年以上が経過した車両でしたが、土佐電に第2の活躍の場を見つけました。前回訪れた時から1年半ほどでこのように改修が行われ、若干形態が変わりました。岐阜時代のスタイルから形態が変わってしまうのは残念ですが、すでにそれだけ経年が過ぎた車両、この地でさらに活躍するためにも止むを得ないのでしょう。
伊予鉄道では平日(土曜日を含む、ただし祝日の場合は除く)朝ラッシュ時間帯は3両編成(横河原線では4両編成もある)で運転され、ラッシュ時間帯が過ぎると従来車は2両編成で運転されます。郡中線では松山市で切り離しが行われ増結車は同駅の留置線に停泊となり、高浜・横河原線では古町で車両交換、あるいは高浜・松山市で分割となります。高浜・横河原線列車において松山市で分割となる場合、横河原行き列車が松山市で後ろ1両を切り離すことになるのですが、切り離された1両はそのまま車庫のある古町まで回送となります。この回送運転シーンを見てきました。
1両でやってきたラッシュ時間帯後に運転される増結車の入庫回送列車 723 2009年9月12日 大手町で筆者撮影
新型車両3000系が営業運転を開始した伊予鉄道では、この車両の導入によって800系がまず置き換えの対象になっています。今回も出会うことができました。
姿を消すことになった伊予鉄道800系 825 2009年9月11日 古町~大手町で筆者撮影
今回の四国旅行において松山を訪れましたが、ここで向かった先は至近にある伊予鉄道の郊外電車である高浜線の大手町駅になります。
さて伊予鉄道の郊外電車においては、先月より新型車両となる3000系が導入され営業運転を開始しました。この車両に会いに行ってきました。
営業運転を開始した伊予鉄道3000系 3501 2009年9月11日 古町~大手町で筆者撮影
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