カテゴリー「シリーズ長野電鉄」の8件の記事

2008.05.04

旧塗装で運転中 長野電鉄2000系

今日は、長野に行ってきました。まずは、長野電鉄を訪れ特急車である2000系を撮影してみました。

すでに第1編成が登場してから50年以上が経過した長野電鉄の特急車である2000系、元小田急ロマンスカーHiSEである1000系「ゆけむり」導入後も2編成が今の残り、朝・夕のB特急を中心に間合いの普通運用にも就いています。
長野電鉄2000系ですが、最近旧塗装が再現され運転されています。今回は前日より長野入りして早朝から撮影しました。

まずは一時期の長野電鉄の塗装でもあった「りんごカラー」が再現されたD編成です。

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「りんごカラー」が再現された2000系D編成 2008年5月4日  善光寺下~本郷で筆者撮影

早朝の普通列車に充当されたD編成、この編成は1964年に導入され、スカートが付いているという点が他の2000系とは異なります。

このあと、場所を変えてデビュー時の「マルーン」が再現されたA編成を撮影しました。

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デビュー時の「マルーン」が再現された2000系A編成 2008年5月4日 桐原~信濃吉田で筆者撮影

B特急に充当されていたA編成、この編成は2000系の第1編成として1957年にデビューしました。以来50年以上にわたり長野から湯田中を結んだ特急として活躍してきました。

実に半世紀にもわたり特急として活躍してきた長野電鉄2000系、今では朝・夕のB特急で活躍しています。その運用も朝時間帯から午前中までと夕方以降と限られてきており、撮影するには若干の困難が伴っています。
しかし、今残っている2編成にかつての塗装を再現して運転されている2000系、いつまで走るのかはわかりませんが、活躍している今の姿をご覧になられてみてはいかがでしょうか?


関連記事
活躍を称える 長野電鉄2000系(2006年12月9日)

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2006.12.10

長野の「赤ガエル」はここにいる

クルマで訪れた長野電鉄旅行記も大詰めです。

先の長野電鉄8500系の記事で、かつて長野電鉄では東急の先代の5000系を大量に譲り受けて活躍していた時代があったと記述しました。東急の先代の5000系はその風貌から「青ガエル」という愛称で親しまれた名車で、東急で引退した後も多数の車両が地方私鉄に譲渡され長野電鉄はその第1号でした。

長野電鉄には1978年から導入されました。この当時、長野駅付近が地下線化されることになり、それまでの旧型車では対応できなくなったことによります。長野入りにした際に外装は長野電鉄カラーに変更され、その風貌から「赤ガエル」という愛称をもらい、2500系として長野でも活躍してきました。しかし、長野冬季オリンピック開催に伴い当時の営団地下鉄日比谷線3000系を譲受した3500・3600系導入により、長野でも姿を消し全車引退しました。

引退した2500系「赤ガエル」ですが、現在も保存されているということを聞きつけまして、今回のドライブ旅行の帰りにその場所に寄ってみました。場所は上信越自動車道の須坂長野東インターチェンジの近くになります。
その場所に行ってみますと、こんな状態で保存されていました。

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保存されている長野電鉄2500系 2006年12月9日 筆者撮影

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反対側はこんな状態 2両編成で保存されている 2006年12月9日 筆者撮影

各車両も撮影してみました。

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モハ2510 2006年12月9日 筆者撮影

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クハ2560 2006年12月9日 筆者撮影

保存状態は、車号が塗りつぶされていますがそれ以外は大変良好な状態で、このまま走り出しそうに見えます。

さて、この「赤ガエル」のある場所ですが、上信越自動車道須坂長野東インターチェンジ近くの「トレインギャラリーNAGANO」と呼ばれる施設の駐車場に存在しており、道路からも良く見える位置にあり、同施設の目印という意味合いがあります。
「トレインギャラリーNAGANO」は、1号機関車から新幹線まで約4000両の模型車両の展示と、約700両の車両が走行する大型レイアウトがある「ミニチュア鉄道博物館」で、長野に所縁のある車両をはじめとして多くの車両が走り回る模型展示館です。ロードサイドですので、クルマ利用が便利ですが、長野駅からもバスの便があるようです。今回は時間の都合上で、この「赤ガエル」を撮影しただけで退散しました。

新特急車「ゆけむり」がデビューした長野電鉄で、その沿線にも近いところにある「トレインギャラリーNAGANO」、長野を訪れた際はぜひ見ておきたい施設であるとともに、本家の「青ガエル」が台車や床下機器がなくなり2/3にカットされJR渋谷駅ハチ公前広場に置かれてしまった今、ある意味完全な状態で残っている元東急旧5000系である長野電鉄2500系「赤ガエル」、こちらも必見であると思います。


参考 「トレインギャラリーNAGANO」オフィシャルサイト

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この車両の運命やいかに 長野電鉄10系

長野電鉄の旅行記はまだ続きます。

須坂駅構内には、こんな車両が留置していました。

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留置されていた長野電鉄10系 2006年12月9日 須坂で筆者撮影

この車両は10系と呼ばれる車両で、1980年に導入された長野電鉄オリジナル車です。OSカーと呼ばれた0系の増備車という位置づけになっています。しかし、この車両は2003年で引退しすでに廃車となっています。

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2006年12月9日 須坂で筆者撮影

車令的にはこの車両よりも古い3500・3600系そして8500系が活躍している長野電鉄で、わずか23年で廃車になってしまった10系、この車両は使いづらかったのでしょうか?さらに廃車となってもう3年以上が経過した今も須坂に留置されており、駅ホームあるいは線路脇の駐輪場から撮影できる位置に停車しています。保存の予定があるのか、はたまた売却待ちなのか、ひょっとすると再起する予定があるのでしょうか?

車体が色あせ、どこか寂しげに見える10系、この車両の運命はどうなるのか撮影していて気になりました。

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WAになっておどろう 長野電鉄3500・3600系

長野電鉄では、最近各駅停車用に東急より8500系を導入していますが、それまで主力として活躍してきた3500・3600系もまだ活躍しています。こちらも撮影してきました。

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停車中の長野電鉄3500系 2006年12月9日 須坂で筆者撮影

長野電鉄の各駅停車で今も活躍している3500・3600系は、当時の営団地下鉄日比谷線で活躍していた3000系を譲り受けました。3500・3600系が導入された時代は、長野で冬季オリンピックが開催されることになりその輸送用とそれまでの車両の置き換えという目的がありました。地下鉄日比谷線が開業した当時の東京は、1964年のオリンピック開催にむけて大変活気があった時代で、この車両は東京オリンピックの時代に製造され、第2の活躍の場でもオリンピックを経験したという車両になります。

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2006年12月9日 長野で筆者撮影

長野電鉄は、長野から善光寺下までは地下区間です。3500・3600系が停車している地下駅はどこか、開業した当初の日比谷線を彷彿とさせるものを感じさせます。

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2006年12月9日 須坂で筆者撮影

長野電鉄3500・3600形となった地下鉄日比谷線3000系は、長野入りした際に車体に赤のラインが入りました。その後一部の車両は冷房化されたほか、ワンマン運転対応にもなりました。なお、3500・3600系と分けられている理由ですが、3500系は2両編成、3600系は3両編成になります。

3500系にも乗車しました。乗車した区間は、須坂からしなの鉄道の屋代を結ぶ屋代線で乗車しました。

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屋代に到着した3500系 2006年12月9日 筆者撮影

車内は特に地下鉄時代とは変わりませんが、屋代線は各駅停車のみ運転の路線であることで、車内には運賃箱が設置されていました。

今も活躍している3500・3600系ですが、最近では東急から8500系が導入されてきたことから今後は姿を消していくようで、須坂の車庫ですでに廃車を前提とした状態で留置されているものもありました。

長野冬季オリンピック開催からもう9年の歳月が過ぎようとしています。その当時、長野にやってきた3500・3600系、長野での活躍があとどのくらいなのかは分かりませんが、見ておいて損はないかと思います。

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長野電鉄の各駅停車 8500系

長野電鉄記事はまだ続きます。

今回は、各駅停車で活躍している8500系です。

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今後の各駅停車の主力 8500系 2006年12月9日 須坂で筆者撮影

長野電鉄8500系はご覧になられましてもうお分かりかと思いますが、東急電鉄8500系の譲受車です。東急時代との変更点は、3両編成になったことと、東急のマークが長野電鉄のマークになったこと、さらにはワンマン運転機能が付加されたぐらいで、外観特に前面は東急時代とほとんど変わりません。なお、長野電鉄に20m車4ドア車という仕様はどこかミスマッチに感じるかと思われますが、過去を紐解いてみますとかつてOSカーと呼ばれた0系という車両が20m4ドア仕様であったので、むしろその再来ともいえるかもしれません。さらに東急からの移籍は、かつて先代の5000系が大量に長野電鉄に譲渡され活躍していた時代がありましたので、これも歴史は繰り返すといったところでしょうか?また余談ですが、長野にも東急百貨店があるようです。

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2006年12月9日 長野で筆者撮影

東急8500系は最近5000系の導入で数を減らしつつありますが、主に田園都市線ではまだまだ主力で、多数の車両が中央林間から渋谷を通り地下鉄半蔵門線を経由して東武伊勢崎・日光線の久喜・南栗橋まで直通運転を行なっています。事情を知らないと、長野新幹線を降りて長野電鉄に乗車しようとすると、各駅停車が東急田園都市線?、特急が小田急ロマンスカー?という、通常ではまずあり得ない摩訶不思議な状態になっています。しかし、これが2006年の長野電鉄のラインナップになります。

信州の地で地元の通勤・通学の足として活躍をしている元東急8500系に、会いに行ってみてはいかがでしょうか?

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2006.12.09

活躍を称える 長野電鉄2000系

今回は長野電鉄を訪れました。その長野電鉄で、長きに渡り湯田中温泉や志賀高原などへ観光客をいざなった看板列車、「特急」として活躍したのが2000系です。

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長野電鉄の特急として活躍した2000系 2006年12月9日 須坂で筆者撮影

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長野電鉄1000系「ゆけむり」 デビュー

今日は、自分のもう一つの趣味であるドライブに行ってきました。目的地は長野で、愛車を運転してきました。

さて、今日という日に長野へ向かったということならば、必然的にこの話題の箇所へ行かざるを得ません。それは、本日より長野駅から湯田中温泉を結ぶ長野電鉄で、新型特急車1000系「ゆけむり」が運転を始めました。早速この列車に乗車してきました。

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本日より運転を開始した長野電鉄の新特急車1000系「ゆけむり」 2006年12月9日 須坂で筆者撮影

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2005.08.04

長野電鉄に移籍!小田急ロマンスカー10000形「HiSE車」

長野電鉄ウェブサイトによりますと、今月12日に小田急電鉄から10000形「HiSE車」を譲り受けることになりました。

現在、運用を離脱しているHiSE車2編成を譲り受けるもので、長野電鉄では現在11両連接から4両連接に改造して、外装は小田急時代のままで運行されるとの事です。
2006年秋から、長野~湯田中の特急で運転されるとの事で、現在の長野電鉄の特急車2000形が老朽化していることから、これの置き換えが考えられます。

一部でウワサされていた話が実現に向かいます。小田急ではVSE登場により、ハイデッキ構造が故バリアフリーに対応できずに早くも運用離脱した10000形の第2の活躍の場が与えられました。

今年、東急から8500系が移籍したのに続いて長野電鉄に移籍する小田急10000形「HiSE車」、運転開始まで1年以上ありますが、新たな地での活躍に期待したいと思います。

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長野電鉄に移籍が決まった小田急ロマンスカー10000形「HiSE車」 2005年2月12日 町田で筆者撮影


参考 
小田急電鉄ウェブサイト ニュースリリース
長野電鉄ウェブサイト ニュースリリース

関連記事
kqtrain.netさん 小田急10000形、長野へ行く(2005年8月4日)
ヒマな時の雑記帳さん 長野電鉄へ小田急HiSEが(2005年8月4日)

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