富士急にやってきたブルートレイン
今日は富士急で毎年恒例の「富士急電車まつり」が開催され、多くの人が訪れました。その富士急では、JRよりブルートレイン寝台客車であるスハネフ14を購入するという事態が発生しました。
ことの発端は、現在発売中の「鉄道ダイヤ情報」誌2010年11月号の「甲種輸送計画」内に、八王子から大月へスハネフ14を1両輸送し荷受者に「富士急行」と記載されていたことによります。またその輸送日はまさに今日の未明に行われることになっており、「電車まつり」イベント開催日の未明に輸送を実施したとなれば、どこかにいるはずだと思い富士急線に向かいました。
本日未明に富士急にやってきたスハネフ14は、富士吉田の電車修理工場で見える位置に停まっていました。
今日の富士吉田電車修理工場の様子 2010年10月24日 富士吉田駅ホームから筆者撮影
モーターカーの後ろで本日のイベントの一環でジャッキアップ実演が行われている2000系「フジサン特急」展望車と、部品確保用に存在している旧169系の間に、富士急にやってきたブルートレイン寝台客車スハネフ14が停車していました。
このあとは改札を出まして、近づけるところまで向かって、富士急にやってきたスハネフ14を撮影することができました。
富士急にやってきたスハネフ14 20 2010年10月24日 富士吉田電車修理工場で敷地外から筆者撮影
この車両、ダイヤ情報誌によればスハネフ14 20だそうで、最後は尾久車両センターに所属し、上野~金沢を結んでいたブルートレイン「北陸」で使用されていた客車のようです。
富士急線にブルートレイン寝台客車がやってきたという、信じがたい事実がまさにこの場所にありました。ところでこの客車、富士急ではどんな風に使用されるのでしょうか?全くもって謎の譲渡劇と言えます。この車両が今後どうなるのか、今しばらく注目してみたいと思います。