江ノ電全線開通100周年記念リバイバルカラー列車運転
11月最初の日曜日となった今日は、江ノ電を訪れました。
江ノ電は、今月4日で藤沢~鎌倉が全線開通して100周年を迎えました。今年に入って各駅にはバナーが掲出されたり、ヘッドマークを付けた列車が登場していますが、今月4日から全線開通100周年を記念した特別列車として、全線開通当時の車両の外装を再現したリバイバルカラー列車が運転を開始しました。今日は早速この列車を見に行ってきました。
藤沢から乗車することにしたのですが、ちょうど到着した列車が全線開通100周年を記念したリバイバルカラー列車でした。
全線開通100周年記念リバイバルカラー列車になった20形21F 2010年11月7日 藤沢で筆者撮影
全線開通100周年を記念して登場したリバイバルカラー列車は、20形21Fに全線開通時に運行されていた車両をイメージした外観にラッピングされました。合わせて車内のシート生地や吊り手も仕様変更され、車内には過去の江ノ電の歴史を振り返る写真が掲出されていました。
江ノ電全線開通時に走っていた車両は木造車であったようで、リバイバルカラー列車の外観は木目になっていました。
全線開通100周年記念リバイバルカラー列車になった20形21Fを各所で撮影してみました。
2010年11月7日 江ノ島で筆者撮影
10形と並ぶ 2010年11月7日 江ノ島で筆者撮影
2010年11月7日 稲村ヶ崎~極楽寺で筆者撮影
「嵐電号」1502Fと並ぶ 2010年11月7日 鎌倉高校前~七里ヶ浜(峰ヶ原信号所)で筆者撮影
2010年11月7日 江ノ島~腰越で筆者撮影
2010年11月7日 七里ヶ浜~稲村ヶ崎で筆者撮影
今日は4両編成の藤沢方で、鎌倉方に「SKIP号」1101Fを連結して運転されました。今日の江ノ電は、300形305Fや登場時の塗装が再現されている1001F・1501Fは運用には就いていませんでしたが、それでもこの編成は注目を集めていました。
江ノ電は1902年に第一期区間である藤沢から片瀬(現在の江ノ島)が開通し、それから8年かけて鎌倉まで到達しましたが、鎌倉市街地に入るために極楽寺から先はトンネルが掘られ、また当時の江ノ電の鎌倉終点は横須賀線の鎌倉駅の東口にあたる鶴岡八幡宮の参道上の小町に設けられたことから交差する横須賀線は立体交差とするためにガード建設についての費用も負担するなど、大変な苦労がありました。戦後の1949年に鎌倉駅の西口に移され横須賀線との共同駅となりました。
全線開通から100年を迎えた江ノ電、この間で沿線風景は変化しましたが、急カーブが続き民家の軒先をかすめて進む区間や、併用軌道や海沿いの区間、100年にも及ぶ歴史を繋いできました。100周年を記念して、リバイバルカラー列車も登場した江ノ電、これからもこの風情は変わらず湘南の風を受けながらのんびりと走り続けることでしょう。
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コメント
私、「のりおりくん」を使って、行ってきました。
リバイバル塗装と言うよりは、チョコ電の色合いに近いですね。でも、できれば300形305Fにリバイバル塗装をしてほしかったなと思いました。
投稿: take | 2010.11.08 16:38
takeさん、コメントをありがとうございます。
今回に限らず、江ノ電を訪れる際は一日乗車券「のりおり君」を使用して、各所のポイントに移動しています。
全線開通100周年を記念して登場したリバイバルカラー列車、20形21Fが充当されました。確かに色合いは100年前の車両の外装についてカラーの資料は乏しいと思われますので、当時の木造車をイメージした外観になったのでしょう。また21Fは2002年の江ノ電第一期開業から100周年を記念して登場した車両ですので、それから8年が過ぎて全線開業100周年記念列車として起用されたと考えます。
投稿: Kaz-T | 2010.11.08 22:18