琵琶湖畔を行く 京阪石山坂本線
今回の京阪は大津線も訪れました。京津線とともに大津線を構成する路線として石山寺~坂本を結ぶ石山坂本線があります。この路線にも乗車してみました。
石山坂本線で活躍する700形 2010年8月18日 浜大津~三井寺で筆者撮影
石山坂本線は、京津線の浜大津で接続して石山寺~坂本を結ぶ路線です。途中石山・膳所でJR琵琶湖線(東海道線)、皇子山でJR湖西線(JRの駅は大津京)に接続しており、大津市内を琵琶湖畔で結ぶ路線になっています。車両は600形・700形といずれも小型の車両2両編成で運転されており、浜大津から三井寺までは併用軌道区間が存在しています。
まずは浜大津付近の併用軌道で撮影してみました。
併用軌道を走行している600形 2010年8月18日 浜大津~三井寺で筆者撮影
この後、浜大津から比叡山のふもとになる坂本まで乗車してみました。併用軌道を抜け琵琶湖のほとりを進んでいきます。沿線地域の足として利用されている路線です。
2010年9月18日 坂本で筆者撮影
坂本からは来た道を戻りまして、途中の近江神宮前で下車しました。デイタイム時は石山寺からこの駅で折り返す列車があります。ちょうどやってきた始発の石山寺行きがこんな列車でした。
石山坂本線にも存在する京阪開業100周年ラッピング電車になった700形
大津線にも京阪開業100周年のラッピング電車が存在しています。側面にも、過去の車両のイラストが貼られているのですがこの編成では大津線に関連する車両のみが掲出されているようです。
近江神宮前には車庫があります。外から見える位置に、このような車両が留置されていました。
保存されている80形 82 2010年9月18日 近江神宮前で敷地外から筆者撮影
この車両は、かつて京津線の三条~四宮間の普通で運転されていた80形と呼ばれる車両で、三条~御陵間の廃止まで運転されていた車両です。この区間は併用軌道区間があり路上の安全地帯で乗降する駅があったことからこのようにステップが設けられている車両になります。この車両が活躍した区間は大部分が廃線となってしまいましたが、このように1両が保存されているとともに、もう1両の先頭部がやはり保存されているようです。
この後も近江神宮前で撮影してみました。
坂本ケーブルと同じ外装になった600形 2枚とも2010年9月18日 近江神宮前で筆者撮影
この車両は坂本駅近傍から比叡山に向かう坂本ケーブルの車両と同じ外装になっています。このあと始発の列車がこんな編成でした。
ギャラリー電車の700形 2010年9月18日 近江神宮前で筆者撮影
この編成は「ギャラリー電車」として、沿線のお子様の沿線風景の絵画を掲出して運転されており、外装も琵琶湖の青を基調としたものになっています。この編成で今度は石山寺まで乗車しました。
2010年9月18日 石山寺で筆者撮影
石山寺からは再び戻って、JR線との乗り換え駅である京阪石山で下車してここで撮影してみました。
2枚とも2010年9月18日 京阪石山で筆者撮影
こうして京阪石山坂本線にも乗車してきました。小型の車両で運転されるこの路線ですが、特別塗装車があり、また他にもラッピング車両を多く見かけました。一方で京阪本線系統で行われている新塗装化は行われていないようです。
石山坂本線も、急カーブがあったり併用軌道区間があったり琵琶湖畔というロケーションと合わせて魅力がある路線に感じます。ぜひ京阪の大津線(京津線・石山坂本線)を訪れてみてはいかがでしょうか?
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