逢坂山を越えて 京阪京津線
昨日は午後は京都を経由して、山科に向かいました。ここから京阪電鉄の路線である京津線に乗車しました。
京阪京津線で活躍する800系 2010年9月18日 京阪山科で筆者撮影
京阪電鉄の路線は、京都から大阪を結ぶ本線系統のほか、大津を中心とする大津線と呼ばれる路線網があり、京都市内の御陵から浜大津を結ぶ京津線と、浜大津で接続して石山寺から坂本を結ぶ石山坂本線で構成されています。まず乗車した京津線は、御陵からは京都市営地下鉄東西線に直通して京都市役所前・太秦天神川に直通運転を行っています。かつては京阪本線の三条から御陵までは併用軌道区間を走行していましたが、地下鉄東西線開通に伴い三条~御陵は廃止となり地下鉄に乗り入れる今の運転形態になりました。
さて、今回は京阪山科から浜大津へ乗車します。京阪山科駅はJR山科駅前にあります。京津線は現在では地下鉄乗り入れ時にデビューした800系で運転されています。
京阪山科から乗車しますと、徐々に高度を上げた上りこう配になります。ちょうど逢坂山を越える路線になります。途中トンネルがある急カーブも存在しています。逢坂山のトンネルを過ぎると下りこう配になって終点は琵琶湖のほとりになる浜大津駅になります。
浜大津まで乗車したのち、今度は800系が走行している姿を撮影しました。
2枚とも2010年9月18日 上栄町~浜大津で筆者撮影
かつての京都市内にあったという併用軌道区間は廃止になって年月が流れてしまいましたが、大津市内の上栄町~浜大津間では今でもこのように併用軌道区間が残っています。京津線の800系は、路線形態から小型の車両になりますが、こうして道路上を4両編成で走行していますと、かなり大きく見えます。京都市内では地下鉄に乗り入れる車両が大津市内で路上を走行している、なんともユニークな路線形態になっていますが、この光景は大津の街ではごく日常のものです。
こうして京阪京津線に乗車しました。本線系統とは異なった独特な形態の京津線、三条~御陵の併用軌道や急こう配区間は廃止になってしまいましたが、残された区間でも独特な魅力を感じます。ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?
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