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2010.08.14

上毛電鉄「夏休みイベント」に行ってきました

今日は上毛電鉄の大胡車両基地において、「夏休みイベント」が開催されました。今回も参加してきました。

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「夏休みイベント」を開催した上毛電鉄 700形 デハ713「フェニックスレッド」 2010年8月14日 西桐生で筆者撮影

今年になって正月・春に続いて3回目のイベント開催となった上毛電鉄、今回はイベントに合わせて1日乗車券を購入した方限定のスタンプラリーが開催されたことから、まずはスタンプを集めるため浅草から東武特急「りょうもう」に乗車して、赤城から上毛電鉄に乗車しました。赤城で1日乗車券を購入すると、すでに赤城駅のスタンプが押されていたスタンプシートがいただきましたので、停車していた西桐生行きの713-723「フェニックスレッド」の編成に乗車、西桐生に行ってここのスタンプを押した後は、折り返しの列車で中央前橋に向かいました。

中央前橋には、こんなヘッドマークを付けた列車が停車していました。

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甲子園に出場した前橋商業高校のヘッドマークを付けたクハ726「パステルブルー」 2010年8月14日 中央前橋で筆者撮影

今年の夏の甲子園に出場した、前橋商業高校のヘッドマークがついていました。上毛電鉄700系全編成の車内には甲子園に出場する前橋商業高校の選手へのメッセージを受け付ける用紙が置いてありました。

さて、中央前橋では通常は使用していない3番線にも列車が停車していました。今回もこの車両が運転されました。

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本日も運転されたデハ101 2枚とも2010年8月14日 中央前橋で筆者撮影

上毛電鉄開通当初から走り続けたデハ101が、今回も臨時列車として午前中は中央前橋~大胡で運転されました。今や我が国において稼働できる最古の電車とも言われているデハ101に今回も大胡まで乗車してみました。

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到着したデハ101 2010年8月14日 大胡で筆者撮影

大胡到着後は、先にイベント会場になった車両基地に向かいます。会場に入りますと、この車両が休憩所として車内が開放されていました。

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車内が開放された712-722「ロイヤルブルー」の風鈴電車

712-722が開放されましたが、この編成は「風鈴電車」になっており、この時期車内に風鈴を下げて運転される列車になります。風鈴には一般から公募された川柳が書かれた短冊がついていました。

会場を進みますと、今回もこの車両が展示されていました。

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外装がリニューアルされたデハ104

今回のイベントに合わせて外装がリニューアルされたデハ104が展示されました。春のイベントの際は茶色にするという話であったのですが、一時期の上毛電鉄の外装である黄色でリニューアルされました。デハ104の反対側に行こうとしたときに、デハ101が入庫してきました。

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入庫してきたデハ101

その後デハ101とデハ104は連結して展示されました。

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連結して展示されたデハ101とデハ104

過去のイベントで車両の移動などで一時的に連結したことはありましたが、デハ101とデハ104が連結しての姿は初めてになるかと思います。このままの状態でデハ101出庫までの間展示され、デハ104には「連結展示記念」というヘッドマークが付けられました。

連結して展示されたデハ101とデハ104の隣には、今回もこの車両が展示されました。

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今回も展示されたデキ3021とテ241

昨年、東急電鉄から保存するために上毛にやってきた電気機関車デキ3021と、東武鉄道からやはり保存用にやってきた貨車テ241が今回もこのように展示されました。今回は展示のみでイベント開催中に動かすといったことは実施されませんでした。

また電車庫内にはこの車両がやはり休憩所として開放されていました。

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「鉄道の日」ヘッドマークをつけて電車庫内で留置中の700形718「ゴールデンオレンジ」

このあとは、会場内から運用に就いていた700形を撮影しました。

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運用に就いていた714-724「サンライトイエロー」走る水族館号 

「サンライトイエロー」の714-724編成がやってきました。この編成は「はしる水族館」号として車内が魚の絵などが描かれているという車両になりますが、最近外観が変更になったようです。

こうしているうちに、デハ101が再び出庫する時刻となりました。デハ104が切り離されました。

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デハ104を切り離したデハ101

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入換中 2010年8月14日 大胡で筆者撮影

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出発待ち 2010年8月14日 大胡で筆者撮影

午後のデハ101臨時運行は、大胡~西桐生で運転されました。走行シーンを大胡駅付近で撮影してみました。

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2010年8月14日 大胡~樋越(荒砥川橋梁)で筆者撮影

その後会場に戻り、再び単独で展示となったデハ104を撮影しました。

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「外板塗装リニューアル完成記念」のヘッドマークを付けたデハ104 西桐生方

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「デハ104・デハ101連結記念」のヘッドマークを付けたデハ104 中央前橋方

外販塗装がリニューアルされたデハ104ですが、これに合わせて方向転換が行われ、パンタがある貫通式前面が西桐生方になりました。方向転換した理由について近くにいらした係りの方にお聞きしたところ、デハ104についても今後デハ101と連結して営業線を走行させたいという考えがあり、その場合車両間を貫通させる必要があることから、方向転換を行ったとのことで、大胡車両基地にクレーン車を呼んで行ったそうです。デハ104は車籍がなくなている状態であるため今後の修復作業や、監督省庁への手続きなど越えなければならないハードルはかなりありますが、いつの日か営業運転でデハ104とデハ101の連結運転が叶う日が来ることに期待したいと思います。

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デキ3021と並んだデハ104

デハ104がリニューアルされたのを確認しましたので、大胡車両基地を後にして中央前橋行きに乗車しました。到着した中央前橋には、もう1編成の「風鈴電車」が停車中でした。

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「風鈴電車」になった711-721「フィヨルドグリーン」 2枚とも2010年8月14日 中央前橋で筆者撮影

こうして、本日開催された上毛電鉄の「夏休みイベント」に参加してきました。いつも大変充実した内容でイベントが開催されますが、企画された皆様方の熱意に頭が下がるばかりです。
沿線地域が例外なくクルマ社会になった上毛電鉄沿線、これからも地域に人々に、そして私を含めた多くの愛好家が楽しめるイベントの開催、次回は秋に開催されるそうですが、ぜひ今後とも期待したいところです。


画像は特記以外 2010年8月14日 大胡車両基地イベント会場で筆者撮影

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