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2010.08.21

開業80周年を迎えるJR鶴見線

神奈川県の京浜工業地帯を進むJR鶴見線が、今年で開業80周年を迎えます。これを記念してヘッドマークを付けた列車が運転されています。本日鶴見線に出向きまして、ヘッドマークを付けた編成を撮影できました。

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開業80周年をむかえたJR鶴見線 ヘッドマークを付けた205系 2010年8月21日 鶴見で筆者撮影

JR鶴見線は京浜東北線の鶴見から扇町を結ぶ路線と、途中の浅野から海芝浦へ、安善から大川に向かう路線で構成されます。元は鶴見臨港鉄道という私鉄でしたが、第二次大戦中に国有化されその後JR東日本に引き継がれました。今から80年前の1930年10月に鶴見~扇町で旅客営業が開始されました。

ヘッドマークを付けた列車が運行されているということで、まずは南武支線経由で浜川崎に向かいました。ここから鶴見線に乗車するのですが、工場地帯を走る路線だけに土休日ダイヤの昼間は閑散ダイヤそのもので、浜川崎から鶴見方面へは1時間に1本、浜川崎から先の扇町へは2時間に1本というありさまで、京浜工業地帯の中のローカル線という様相を呈していました。浜川崎で待つこと30分、この駅折り返しとなった列車にヘッドマークがついていました。

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ヘッドマークを付けた205系 扇町方先頭 2010年8月21日 浜川崎で筆者撮影

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扇町方先頭のヘッドマークのアップ

扇町方先頭のヘッドマークは、少なくともJR発足時から鶴見線で走行していた車両がデザインされており、旧型国電・101(103)系・そして205系が描かれています。この路線の大川支線では1996年まで旧型国電のクモハ12が運転されていたことで知られていました。

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こちらは鶴見方先頭の様子 2010年8月21日 鶴見で筆者撮影

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鶴見方先頭のヘッドマークのアップ

鶴見方先頭のヘッドマークは、工場と101(103)系をデザインしたもので、この路線のロケーションを表したものになっていました。

こうして開業から80周年を迎えて、ヘッドマークが登場した鶴見線に乗車してきました。この路線は、土休日の昼間では列車の本数が極端に減るダイヤであり、また大川に至っては朝・夕にしか列車の運転はありませんので各終点を訪れるのは大変かと思われます。けれども鶴見の下町から京浜工業地帯へ進む独特な風情がある鶴見線、一般の方は駅から出ることはできない終端駅の海芝浦駅や、途中にある多くの側線群や貨物列車など見どころも多くあります。興味を持たれました方、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

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