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2010.07.17

祝 京成「成田スカイアクセス」開業 新型「スカイライナー」AE形デビュー

本日開業した京成電鉄の新路線「成田スカイアクセス」は、成田空港への新ルートとして待ち望まれていました。そして本日より満を持して、この路線を時速160kmで走行する新型「スカイライナー」AE形が待望の営業運転を開始しました。

 

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デビューの日を迎えた新型「スカイライナー」AE形 2010年7月17日 京成上野で筆者撮影(スカイライナー1号)

本日より営業運転を開始した新型スカイライナーAE形は、新線区間を最高時速160kmで走行する性能をもち、そのデザインは世界的なデザイナー山本寛斎氏により、外観は「風」のコンセプトでデザインされました。3代目となるスカイライナー車両ですが、形式は先祖がえりということなのか、再びAE形を名乗っています。

 

今日は早朝から京成上野で記念乗車券を購入後ホームに入ってみますと、AE形の初列車となるスカイライナー1号が停車中でしたので撮影後、先行する快速で京成高砂に向かいここで撮影しました。

 

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複々線を走行するスカイライナー1号 2010年7月17日 京成高砂で筆者撮影

 

本線と押上線そして北総線と本日開業した成田スカイアクセスが輻輳する青砥~京成高砂の複々線区間、乗り入れも含めて色とりどりの列車が走行しますが、そこに新たなラインナップに加わりました。

 

このあとは今回も新鎌ヶ谷で撮影してみました。

 

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2010年7月17日 新鎌ヶ谷で筆者撮影

 

営業運転を開始した新型スカイライナーAE形、撮影後上野に戻って早速乗車してきました。乗車した列車は午後に出発するスカイライナー35号になります。

 

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2010年7月17日 京成上野で筆者撮影

 

車内は「凛」のコンセプトでデザインされたAE形、ゆとりある落ち着いたデザインになっていました。

 

京成上野を出発すると、日暮里に停車してその後は成田空港の第2旅客ターミナルになる空港第2ビルまでノンストップになります。京成高砂まではカーブが続く本線を走行し、京成高砂からは北総線に入ります。江戸川を渡って千葉県内に入りますと、AE形の本領発揮となります。高速運転を行い印旛日本医大を通過して新線区間にないると最高速度160kmで走行して印旛沼を越え成田湯川駅を通過して一路成田空港を目指します。この間大変静かな乗り心地で「凛」のコンセプトでデザインされた車内を堪能しましたが、早くも空港第2ビルに到着後上野から44分で終点の成田空港(第1旅客ターミナル)に到着しました。

 

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2010年7月17日 成田空港で筆者撮影

 

上野でも成田空港でも多くの人が集まっていましたが、あっという間に成田空港に到着したというのが実感でした。

 

このあとは戻って成田湯川で撮影してみました。

 

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時速160kmで通過するAE形 2010年7月17日 成田湯川で筆者撮影

 

新線区間にある成田湯川はこのように通過線がある構造ですが、この区間は時速160kmで走行するため、出発信号に「高速進行」というGG現示がなされるという状況で、高速で通過していきました。

 

こうして本日開業した「成田スカイアクセス」経由で上野~成田空港を結ぶ京成電鉄の新型スカイライナーAE形が、デビューの日を迎えました。これまでは世界一不便な空港という悪名高かった成田空港でしたが、この列車で日暮里から空港第2ビルまでは最速36分で結ばれ、世界各都市の国際空港と遜色がないアクセスが実現しました。この車両の登場によりこれまでスカイライナーとして活躍してきたAE100形は、本線経由で新たに「シティーライナー」として活躍を始めています。いずれにしましても歴史的な日となった今日、華々しくデビューを飾った新型スカイライナーAE形、これからの活躍を期待したいところです。

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