西武多摩川線で運転を開始した四季のラッピング車両「夏」
今日は暑い日となりましたが、JR中央線の武蔵境から是政を結ぶ西武多摩川線では、本日より沿線の小学生から募集し選ばれた、沿線の四季の絵画のうち「夏」をイメージした絵画でラッピングされた車両が運転を開始しました。この車両を見てきました。
沿線の小学生の絵画でラッピングされた西武多摩川線の新101系 249F 2010年6月12日 多磨で筆者撮影
本日より西武多摩川線で運転を開始した四季のラッピング車両は、この路線に導入されることになった新101系に施されました。このように沿線の小学生から募集した季節ごとに因んだテーマの絵画でラッピングされ、今年3月に登場した「春」に続くバージョンが登場したことになります。
この編成、撮影してみました。
2010年6月12日 武蔵境で筆者撮影
是政方先頭クハ1250の側面に付けられたラッピング
武蔵境方先頭のクハ1249に付けられたラッピング
このラッピング車両は、外装は3月に登場した「春」編成と同様の白ベースになっており、ラッピングは両先頭車の側面・片側にそれぞれ2枚づつ絵画が掲出されており、1編成では8枚の絵でラッピングされています。車内は座席が更新されドア上にはLED式の案内表示器とドア開閉表示が付けられており、「春」編成や多摩湖線国分寺~萩山で運転されている車両と仕様は同じようです。そのため前面の種別表示器がなく、側面には方向幕が付けられています。
先に入線している「春」編成と並ぶ 2010年6月12日 新小金井で筆者撮影
これまで活躍してきた低運101系と並ぶ 2010年6月12日 新小金井で筆者撮影
こうして、西武多摩川線で運転を開始したラッピング車両「夏」編成を見てきました。沿線の小学生から募集した絵画でラッピングされた車両、沿線地域で親しんでもらおうという取り組みになります。また今回ラッピングされなかった作品については武蔵境駅において掲出されています。このラッピング車は続いて、9月に「秋」、12月に「冬」のデザインが登場するようで、その後約4年間この姿で運転されるとのことです。
また1編成多摩川線にやってきた新101系、これによりこの路線で最後の活躍をしていた低運の101系がまた引退しました。世代交代が進む西武多摩川線、一度訪れてみてはいかがでしょうか?
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屋根裏部屋さん
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コメント
はじめまして、還暦を迎えた老鉄道ファンです。 いまでこそ鉄ファンは認知されてますが、私の若い頃は変人扱いされました。ほんとに、今はいい時代になったと思います。
西武多摩川線に新101が走るとは隔世の感があります。なぜなら、府中に30年いたので、是政線といえば車両の吹き溜まりのイメージがあるからです(*^_^*)
多摩川線は平坦ですから力をもて余しそう、吾野から西武秩父が似合いの線ではないでしょうか。
投稿: 老鉄 | 2010.06.13 16:20
老鉄さん、弊ブログにコメントをいただきまして、ありがとうございます。
鉄道ファンといいますと、これまでは日陰な部分もありましたが、昨今の「鉄道ブーム」から日が当たる様にはなったかと思いますが、一方でマナーの問題などといった点もクローズアップされてきている現状があるように思います。
さて、西武多摩川線に2編成目の新101系が「夏」のラッピングで運転を開始しました。
これまでの車両の変遷を見てみましても、おっしゃるとおりで本線で一線を引退した車両が集まってくる印象があり、それこそ低運の101系というのも本線では姿を消し、隔世の感と覚える新101系についても、本線では特に昼間で見かけることは難しくなってきている状況にあります。世代交代は世の常であるかと思いますが、それは西武多摩川線でも同じであると思います。
これからも弊ブログをよろしくお願いいたします。
投稿: Kaz-T | 2010.06.14 00:02