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2010.01.01

2010年正月 特製ヘッドマークが登場した富士急1000系

昨年末のことですが、富士急行のホームページに「三が日は各日1編成に「特製ヘッドマーク」を掲出します!!」という告知があり、そのデザインはシークレットとなっていたのですが、1000系に付けられるとされるヘッドマークの輪郭の形や「どこか見覚えのある…「特製ヘッドマーク」」という表記も気になりましたので、本日早朝の終夜運転に関する記事をアップ後中央線に乗車して大月に向かいました。

本日の「特製ヘッドマーク」は、「富士登山電車」に付けられるということで、その列車の到着を待ちます。そして時間になりヘッドマークを付けた1000系がやってきました。

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ヘッドマークを付けた富士急1000系 1001F この車両は昭和20年代の塗装を再現したリバイバルカラー車 2010年1月1日 大月で筆者撮影

今日は一般車を連結して4両編成で運転された「富士登山電車」、大月方(富士吉田~河口湖では河口湖方)に昨年の開業80周年を記念して昭和20年代の塗装を再現した車両1001Fを先頭に大月に到着しました。この後ろに「富士登山電車」1205Fが連結されおり、このようなデザインのヘッドマークが付いていました。

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「迎春」のヘッドマークを付けた1205F「富士登山電車」 2010年1月1日 大月で筆者撮影

「富士登山電車」に付けられたヘッドマークは、「迎春」と書かれ日の出をモチーフにしたデザインのものが付いていました。このデザイン、それはまさに富士急1000系の元になった京王5000系が全盛の時代、元旦の終夜運転で新宿~高尾山口を運転していた特急「迎光」号に掲げられたものに近いイメージになっていました。富士急オフィシャルに記載された「どこか見覚えのある…」というくだりはまさに、かつての「迎光」号のヘッドマークをモチーフにしたデザインでありました。
京王線では今年も「迎光」号が運転されましたが、種別は急行になり本数も3本と減ってしまいました。その昔を思い起こさせるデザイン、京王線から5000系が姿を消して10年以上が経過(ただし事業用車として残存していた車両は除く)し、1000系も富士急にやってきて15年が過ぎました。
今回は「富士登山電車」に掲げられましたが、こうしてますと各種リバイバルなど特別塗装車が増えてきた富士急1000系、ぜひ京王時代のアイボリーに臙脂帯という外装の復元をやってほしいと願うのは、京王線沿線にお住まいの方々は思うことなのではないでしょうか?

このあとJR線のホームに入って、もう一度ヘッドマークを付けた1001Fを撮影してみました。

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「初春」と書かれ寅のヘッドマークを付けた1001Fリバイバルカラー昭和20年代編成 2010年1月1日 大月で筆者撮影

こちらは、今年の干支である寅が描かれ「初春」と書かれたヘッドマークが付いていました。

こうしてわざわざ大月まで出向いて、富士急のヘッドマークを撮影してきました。このヘッドマークは三が日に1編成付けられることになっており、明日はリバイバルカラー昭和30年代編成に昼過ぎまで、あさってはマッターホルン号編成にやはり昼過ぎまで付けることになっているようです。
富士山のふもとに向かう富士急線に登場した正月のヘッドマーク、元京王5000系の譲受車である1000系のかつての姿を思い起こさせるこの姿を見に、山梨の富士急まで足を運んでみてはいかがかと思います。

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コメント

(。>0<。)昨年からヘッドマークに恵まれず、悔しい思いばかりして、特にクリスマスのボロ負けで傷つき、年末年始のテレビ特番まで自粛して、新年こそリベンジを期待したのですが、早々悪夢で逃し、1月3日行こうと思ったら、結局アウトで、あと365日、待たなければならない結果となってしまいました。
仕方ないので、2月以降のイベントに期待します。
特に富士急は、要チェックでHPを確認しますので、今年(もう終わり)いや来年に期待しますのでよろしくお願い申し上げます。

投稿: K.A | 2010.01.03 20:56

K.Aさん、コメントをありがとうございます。

この正月三が日で富士急に登場したヘッドマーク、そのデザインが気になりましたので、元旦早々から大月に出向いて撮影してきました。富士急1000系のかつての姿、京王5000系を知る者としましては、なかなか良いデザインであったかと思います。

富士急ではそれだけ多くヘッドマークが登場しているのでしょうか?そうしますと今後も訪れなければいけないようですね。
こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします。

投稿: Kaz-T | 2010.01.03 23:53

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