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2009.12.12

江ノ電「1000形30th記念撮影会」に行ってきました

12月も半ばにさしかかりましたが、今日は江ノ電極楽寺検車区で、この路線で主力として活躍している1000形がデビューから30周年を迎えたことから、記念の撮影会が開催されました。このイベントに行ってきました。

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デビューから30周年を迎えた江ノ電1000形 登場時の外装が再現された1001Fと1501F 2009年12月12日 極楽寺検車区「1000形30th記念撮影会」で筆者撮影

江ノ電1000形は1979年12月に営業運転を開始しました。当時江ノ電としては48年ぶりの新型車両として登場し、それまでの車両から一気に近代的な形態を持ったこの車両は、大変衝撃的なデビューであったかと思います。その翌年には、鉄道友の会「ブルーリボン賞」に選定されました。それから増備がされ活躍を続けて早くも30年が過ぎてしまいました。今日はこれを記念して撮影会が開催されました。

今日は午後からは都合があったもので午前中で極楽寺検車区の会場を訪れました。会場に入りまして、本日会場内で先行発売された1000形30周年の記念入場券を購入しました。その付近の建物の中には、1000系など各車両に掲げられたヘッドマークも展示されました。

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展示されたヘッドマーク

その脇には、江ノ電1000形が得た勲章である鉄道友の会から贈られた「ブルーリボン賞」の盾も展示されていました。

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展示された「ブルーリボン賞」の盾

そして、狭い場所にはなりますがデビューから30周年を迎えた1000形が3編成並んで展示されました。

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並べて展示された1000形3編成

色とりどりの外装に身を包んだ1000形、まずはデビュー30周年を迎え登場時の外装が再現された1001Fです。

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登場時の外装が再現された1001F

今から30年前、衝撃的なデビューを飾った1000形1001F、その当時の外装が再現されました。この外装は2007年夏前に姿を消しましたので、ほぼ2年半ぶりに復活しました。

その隣には、今年の夏にかつての外装が再現された1501Fが展示されました。

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入線当時の「サンライン号」カラーが再現されている1501F

好評の上増備が行われた1000形、1986年に登場した1501Fは駆動装置がそれまでの吊りかけ式からカルダン式になったことから特に1500形と称され、登場時はそれまでの1000形とは異なった外装となり、一般公募により「サンライン号」と命名されました。このあと増備された1502Fもこの外装でデビューしましたが、やがて1990年に2000形がデビューするとそれまでの1000形と同じ塗装にされましたので、この塗装は姿を消しました。今年夏に19年ぶりに「サンライン号」カラーは復活しました。

この隣には、今の江ノ電で注目を集めている編成が展示されました。

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嵐電カラーになっている1502F

今年10月、現地では嵐電と呼ばれている京都の私鉄である京福電鉄と姉妹提携を締結した江ノ電、それを記念して嵐電カラーになっている1502Fが展示されました。

撮影会は10時から始められ1時間ごとに方向幕が変えられました。

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11時になり方向幕が変えられた

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「鎌倉」行きになった1502F「嵐電号」

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「鎌倉」行きになった1501F「サンライン号」

方向幕は「鎌倉」になりました。そして1001Fにはヘッドマークが付けられました。

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「ブルーリボン賞」のヘッドマークを付けた1001F

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「ブルーリボン賞」ヘッドマークのアップ

1001Fには「ブルーリボン賞」受賞を記念したヘッドマークが掲げられました。衝撃的なデビューを飾った江ノ電1000形は沿線利用客はもとより鉄道愛好家からも高い評価を得て、この年デビューした新型車両の中で最も優秀な車両に贈られる「ブルーリボン賞」を受賞しました。それを記念して掲げられたヘッドマークになります。本日のイベント参加記念として、当時発売されたブルーリボン賞受賞記念乗車券がこの会場で配布されましたが、このヘッドマークも当時のものだそうで、本日購入した1000形のカタログを復刻した記念入場券にも写真が掲載されていますが、それは大変華やかなものでした。しかし今となってはヘッドマークに付けられた花は変色して色あせており、それだけこの車両が登場して30年という時の流れを物語っているように思えます。

今日は午後から用事があったもので、極楽寺のこのイベントはこれで退散しましたが、13時からは1001Fにデビュー30周年記念のヘッドマークがお披露目されたそうで、その後営業運転にも就くとのことでしたので、今度は30周年のヘッドマークを付けた登場時の外装が再現された1001Fの走行シーンを撮影してみたいと思っています。

こうして、デビューから30周年を迎えた江ノ電1000形の記念撮影会に参加してきました。新型車両として脚光を浴びたこの車両も、いつしか江ノ電の風景になじみ時には各種広告などに身を包みながらも走り続けて30年が過ぎました。
これからも、江ノ電の風景の中でこの車両は活躍していくことになります。節目を迎えた江ノ電1000形、年の瀬ではありますが、ぜひ江ノ電を訪れてみてはいかがかと思います。


画像はすべて2009年12月12日 江ノ電極楽寺検車区「1000形30th記念撮影会」会場で筆者撮影

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