富士急に帰ってきた「マッターホルン号」

今日は、富士急行線の河口湖駅で毎年開催されている「富士急電車まつり」に行ってきました。このイベントに参加するため富士急線に乗車することになり、前日に本日のリバイバルカラー列車などの運行予定が入った時刻表を印刷して持参したのですが、本日の運行に「マッターホルン号」という記載がありました。以前運行していましたが、その後姿を消したこの列車が復活したとなればイベント参加前に、この列車を見てみようと思い朝早くですが大月に向かいました。ここで、再び赤い外装に身を包んだ1000系「マッターホルン号」が停車していました。

帰ってきた「マッターホルン号」　1201F　2009年10月25日　大月で筆者撮影

マッターホルン号とは、富士急行がスイスの「マッターホルンゴーダッド鉄道」と姉妹提携を結んでいることから、それに因んだ列車になります。今から3年前には姉妹提携15周年を記念して、1000系1編成に「マッターホルンゴーダッド鉄道」の車両と同じ赤の外装になった「マッターホルン号」が運転されましたが、この編成は今年、観光電車「富士登山電車」に改装されてしまったことから、姿をけしました。しかし、ここに来まして再びこの外装が復活しました。

2009年10月25日　大月で筆者撮影

大月に到着したときは、留置線で停車中の状況で、ホームからこのように撮影できました。やがて留置線側の1番線に列車が到着しました。

1番線に列車が到着　富士急開業80周年を記念し昭和30年代塗装が再現された1202Fが到着　2009年10月25日　大月で筆者撮影

到着後、入換を行う1201F　2009年10月25日　大月で筆者撮影

連結して4両編成になった1201F「マッターホルン号」　2009年10月25日　大月で筆者撮影

後ろには昭和30年代塗装の1202Fが連結　2009年10月25日　大月で筆者撮影

このあと、マッターホルン号となった1201Fは後ろにはリバイバルカラーになった1202Fを連結した、4両編成の河口湖行きになりました。早くもスペシャル編成同士の重連が実現しました。ここで撮影後はこの編成に乗車しました。この編成には外観に車体番号に記載がなく、車内でようやく1201Fであることが確認できました。その車内は姉妹提携している「マッターホルンゴーダッド鉄道」の風景が飾られています。

こうして、突如復活した「マッターホルン号」に乗車することができました。もうこのまま過去の思い出になってしまうのかと思われたこの外装が復活しました。以前と比較しますと幕部に白線が追加になったという変更点があります。赤の車体の「マッターホルン号」は、日本とスイスの友好の証です。この編成も富士急にまた彩りを加えていくことになるでしょう。

1201F「マッターホルン号」は、大月・河口湖方先頭には「開業80周年」のヘッドマークが付いていた　2009年10月25日　河口湖で筆者撮影