特急運用から撤退せまる 阪急6300系
今日は、先日開催された日比谷公園の「鉄道フェスティバル」において、阪急ブースにおいて気になったことかありましたので、急遽大阪へ行ってきました。目的は阪急京都線で特急として活躍している、6300系に会ってくることです。今回出会うことができました。
この姿も見納めが迫ってきた 阪急京都線の特急として活躍してきた6300系 2009年10月12日 梅田で筆者撮影
阪急6300系は、1975年に京都線の特急車としてデビューしました。2ドアで転換クロスシートが並ぶ車内に、京都線の特急車としての気品と風格を感じさせます。翌年には鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞し、以来京都線の特急としてまた、阪急電鉄の看板車両として今日まで実に30年以上にわたり活躍してきました。しかし保守整備に定評がある阪急電鉄においても、寄る年波には勝てず、また近年幾度となく実施されたダイヤ改正によりかつての京都・大宮から大阪・十三間ノンストップ運転は過去のものになり、途中駅にも停車するようになったことから、その車体構造がそぐわなくなってきてしまいました。徐々に新型特急車である9300系に置き換えられ、6300系は今年度内で京都線の特急から撤退するとされています。すでに数編成が引退しており、その中には1編成のみの異端車6330系も含まれているとのことです。
阪急電鉄の車両で私が初めて知った6300系、今回阪急京都線を訪れ撮影してきました。
6354 2009年10月12日 茨木市で筆者撮影(後追い)
6457 2009年10月12日 高槻市で筆者撮影
6354 2009年10月12日 桂で筆者撮影
京都線の特急として君臨してきた6300系も、本日は大阪方先頭車の車号で6354Fと6357Fの2編成しか運用に就いておらず、そのうち6357Fについては午前中で入庫となってしまいました。それだけ9300系が増備され、6300系の特急運用は見る機会が限られてきました。
見ることができた6300系の特急、今年度内でこの姿は見納めとされています。30年以上も京都線の特急として活躍してきた6300系、この姿は今でしたらなんとか見ることはできますので、気品と風格に満ちたこの姿をご覧に関西を訪れてみてはいかがでしょうか?
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コメント
久しぶりの書き込みとなります。
6300系が本線運用から撤退するのは残念ですが、3ドア化改造されずに引退できるのはある意味、幸せではないのでしょうか?嵐山線で余生を送る仲間も3ドア化されずに転換クロスのままリニューアルされたので、末長く活躍してほしい物ですね。
投稿: Tasuku | 2009.10.13 15:47
Tasukuさん、コメントありがとうございます。
阪急6300系は私が子供の頃、電車の絵本などで初めて知った阪急の車両になります。実に30年以上にわたり特急として活躍してきたのですが、やはり寄る年波には勝てず、特急からは撤退しすでに廃車になってしまったものもあります。
しかし、一部車両は嵐山線のローカルに転用され活躍を始めています。おっしゃる通りで3ドア化はされず2ドアで残りましたので、外見上大きな変化はないままというところは、この車両の風格を傷つけることなく原型に近い形で残ることになりますので、まだまだこの姿は堪能できると思います。
投稿: Kaz-T | 2009.10.15 01:09