京阪鴨東線開通20周年ヘッドマークを付けた叡山電鉄デオ800系
10月12日は京都・大阪へ阪急・京阪を訪れていましたが、京都で撮影しようとした編成が来るまで時間がありましたので、この路線を訪れてみました。京阪鴨東線の終点出町柳から八瀬比叡山口・鞍馬を結ぶ叡山電鉄です。
叡山電鉄は、現在でも京都市内の大宮から嵐山を結ぶ路線を運営している京福電鉄から、1985年に分離独立した会社になります。これは京都市電が廃止になって他の鉄道路線との接続が一旦なくなり、また京都市内のバス路線が充実したことから利用客が大幅に減少し、存亡の危機に瀕したことによります。そこまで利用客が減ってしまったのですが、京阪電鉄鴨東線が出町柳まで開通したことにより、大阪から直接叡山電鉄にアクセスできるようになったことから、再び利用客が増え活気が戻ってきました。今では京阪電鉄の完全子会社になった叡山電鉄、この路線でも京阪鴨東線開通20周年のヘッドマークを付けた列車が運転されています。本来であれば貴船・鞍馬の山中を行く風光明媚なところで撮影してみたかったのですが、時間帯の関係から京都市街地でヘッドマークを付けた列車を撮影してみることにしました。
京阪鴨東線開通20周年のヘッドマークを付けたデオ800系 852 2009年10月12日 茶山で筆者撮影
ヘッドマークは、主に鞍馬方面に向かう2両編成のデオ800系に付けられており、そのデザインは京阪特急8000系に付いているものと同じになります。
ヘッドマークを付けたデオ800系 802 2009年10月12日 茶山で筆者撮影
出町柳から2つ目の茶山駅付近で撮影しましたが、この間で別のデオ800系にはこのようなヘッドマークが付いていました。
デオ801 2009年10月12日 元田中~茶山で筆者撮影
デオ801-851に付いていたヘッドマーク
デオ801-851には、京阪特急の鳩マークをイメージしたデザインのヘッドマークが付けられ「京阪電車で大阪・中之島へ」と表記されていました。この沿線から出町柳で京阪に乗り換えることにより大阪へ直通するとともに、昨年開通した中之島線をアピールしているものになっていました。
ヘッドマークを付けたデオ800系は、今から20年前に京阪鴨東線開通による輸送力増強を図る目的で導入されました。主に鞍馬方面に向かう列車で運転されています。京阪鴨東線開通により大阪から気軽にいけるようになった貴船・鞍馬エリアへ、この車両もそれだけ活躍してきました。
叡山電鉄は鞍馬方面へは山深い風景の中、50パーミルの急こう配を進む路線になります。これから色づく季節になりますとさらに多くの観光客が訪れます。叡山電鉄でぜひ比叡山・貴船・鞍馬を訪れてみてはいかがでしょうか?
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