« 四国にやってきた113系 イエロー編成 | トップページ | 営業運転を開始した伊予鉄道3000系 »

2009.09.16

伊予鉄道市内線で活躍する元京都市電

9月11日は高松から松山にやってきました。この街に存在している路面電車は、伊予鉄道市内線と総称される路線になり、近年では低床型の2100形が導入されています。その一方で従来車もまだまだ多く活躍しています。

従来車はその車号が2桁番号であると思っていたのですが、中には2000番代の車号を持つものがあります。2000形と呼ばれる車両になります。今回も主にJR松山駅至近の大手町で撮影していましたが、2000形に出会いました。

Img_9277
2002 2009年9月11日 大手町で筆者撮影

Img_9320
2003 2009年9月12日 大手町で筆者撮影

このように、なんら違和感もなく松山市内を走行している2000形ですが、この車両は京都市電から移籍した車両になります。1963年から製造された2000形と呼ばれていた車両で、最後の京都市電における新造車とのことです。京都市電は1978年に全線が廃線となってしまいましたが、その中から数両が他の都市に移籍しており、松山にも京都市電で2000形と称していた車両がそのままの車号でやってきて現在も活躍しています。

京都市電が廃止となってからもう30年が過ぎ、この車両も京都で活躍していた期間よりも松山にやってきてからの方が長くなってしまいました。それでも城下町松山で今も活躍している2000形、味がある車両が多い伊予鉄道市内線で出会いましたときは、京の都を走っていたその姿を想像してみるのも悪くはないのかもしれません。


関連記事
城下町松山に路面電車あり! 伊予鉄道市内電車(2008年5月3日)

|

« 四国にやってきた113系 イエロー編成 | トップページ | 営業運転を開始した伊予鉄道3000系 »

地方私鉄」カテゴリの記事

路面電車・LRT」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。