« 秋の全国交通安全運動実施中(2009)<京王線> | トップページ | 京成創業100周年 リバイバルカラー「ファイヤーオレンジ」 »

2009.09.21

風前の灯になってきた京王6000系に出会う

今日は、今年も実施されている「秋の全国交通安全運動」のヘッドマークを付けた編成を撮影するために、京王線に乗車していましたが、この車両にも出会うことができました。数を減らしてきている6000系です。

Img_9841
各停の運用に就く6000系 6015F 2009年9月21日 千歳烏山で筆者撮影

Img_9842
その後追い 2009年9月21日 千歳烏山で筆者撮影

今日は、各停運用に就いていた6015Fに出会うことができました。

京王線系統において、1970年代から80年代にかけて主力車両として最大勢力を誇り、特急から都営新宿線直通列車にまで活躍した6000系でしたが、2010年度完成予定のATC導入、さらには全車VVVF車化・バリアフリー化という政策の中、9000系が大量に増備され急激に数を減らしてきました。前パンタ先頭で特急などで活躍したデハ6450型を先頭にした5+3の編成はとうの昔に姿を消し、都営新宿線に直通する編成もすべて9000系によって置き換えられてしまい、前パンタ先頭のクハ6750型6880番代を先頭にして相模原線を急行で走行するシーンや都営新宿線に入り荒川・中川放水路の鉄橋を渡る姿も思い出になってしまいました。それどころか、地上線用の編成も置き換えが進められ、今年の正月に「迎光号」として運転された6014Fも置き換えられ、さらにはこの形式の最終グループとして5ドアで登場しのちに4ドアに改造された6023F+6024Fも置き換えられてしまいました。
今残っている6000系は、地上線用8両編成2本6015Fと6017F・増結並びに平日の競馬場線ワンマン運転対応の2両編成が8本、そして最終グループの5ドアが残り動物園線で運転され側面に動物のイラストで装飾がされた4両編成1本6022Fが残るのみになり、本線である京王線では、見かけることは限られてきています。

時代が変わろうとしている京王線、この形式ももう風前の灯といえる状況になってきました。今年度中には姿を消すとさえいわれている6000系、こちらも注目してみてはいかがでしょうか?


関連記事
置き換え進む 京王6000系(2008年8月10日)
置き換え進む 京王6000系を撮る 2009年正月ver.(2009年1月4日)
置き換え進む 京王6000系を撮る 2009年GWver.(2009年5月6日)

|

« 秋の全国交通安全運動実施中(2009)<京王線> | トップページ | 京成創業100周年 リバイバルカラー「ファイヤーオレンジ」 »

カテゴリー京王」カテゴリの記事

セレクト京王6000系」カテゴリの記事

コメント

6000系が風前ですか…ため息。
デビューからずっと見てきました…。
急行 高尾山口行きのイメージが何故か強いんです!
それに快速 岩本町行き

これは近々乗りに行かねば…。

小田急9000の最後を見送れなかった悔いがありますから…

投稿: 準急豊島園 | 2009.09.23 00:46

準急豊島園さん、コメントをありがとうございます。

1970年代から80年代の京王線における主力車両であった6000系も、地下鉄乗り入れ車が全廃となり、今残っているのは8両編成が2本、増結用の2両が8本、動物園線の折り返し用に4両編成が1本というところまで減らしました。今となっては優等運用に入ることはかなり厳しいと思われます。

小田急9000形と同じ年に登場した京王6000系、最後の日はもうそれほど遠くないところまで近づいているように思います。

投稿: Kaz-T | 2009.09.23 23:57

この記事へのコメントは終了しました。

« 秋の全国交通安全運動実施中(2009)<京王線> | トップページ | 京成創業100周年 リバイバルカラー「ファイヤーオレンジ」 »