山手線命名100周年 ラッピング電車運転中
首都圏の鉄道におけるもう1つの話題、それはやはり先週から登場した山手線命名100周年のラッピング電車です。この編成にも出会うことができました。
山手線命名100周年を記念して登場したラッピング電車 ヤテ502 2009年9月19日 鶯谷で筆者撮影
首都圏の鉄道網の要といえる山手線は、今から124年前の1885年に東北線を建設した日本鉄道により東海道線と接続するため、品川~赤羽の間を品川線として開業したのが始まりで、その後1903年に常磐線とも接続するため池袋~田端の間を豊島線として開業しました。1906年に日本鉄道は国有化され、この2路線を1909年に「山手線」と命名しました。それから今年で100周年ということになります。その後電車運転も始まり、1925年になって現在の環状運転が開始されました。このような経緯であることから、制度上の正式名称での山手線は品川~新宿~田端間であり、東京~品川は東海道線・田端~東京は東北線ということになりますが、一般的には環状運転を行っている系統としての名称として定着しています。
さて、山手線命名100周年を記念して、現在この路線で活躍しているE231系500番代に1編成、昭和30年代ごろに山手線で活躍していた車両の外装をイメージしたラッピング車両が運転されています。事前の情報で昨日は内回りの運用であったことから今日は外回りの運用であろうと狙っていたところ、このように出会うことができました。
鶯谷で撮影後は、この編成に乗車してみました。車内はこのラッピング電車に協賛しているのか「明治製菓」のチョコレートの宣伝で統一されていました。この列車を一旦降りて、再度撮影してみました。
2009年9月19日 有楽町で筆者撮影
2009年9月19日 有楽町で筆者撮影
現代の標準型主力車両であるE231系に、昭和30年代ごろに山手線に走っていたという旧型国電をイメージした外観となりましたが、一方で「明治製菓」のロゴも付いています。
山手線命名100周年を記念して登場したラッピング電車、東京の中心を走る路線なだけに注目度は高く、この編成をカメラや携帯などで撮影していた人を多く見かけました。撮影していた人たちも老若男女、ごく普通の人も多く撮影しており、それだけ注目が集まっているようです。
山手線で運転している命名100周年のラッピング電車、ぜひ探してみてはいかがでしょうか?
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コメント
常磐快速の231系にも…このラッピングが欲しいです!
73系の7つ上がったパンタグラフ…!格好良かったですよ!
投稿: 準急豊島園 | 2009.09.19 21:35
準急豊島園さん、コメントをありがとうございます。
私の年代ですと、茶色の旧型国電といいますと鶴見線大川支線のクモハ12しかリアルには見たことがなく、それこそ常磐線などに存在していた全盛期はどんな感じであったのかは、残された写真で知るのみとなります。
E231系を旧型国電風にラッピングしたこの列車、旧型国電をリアルに知らない世代が多くなってきた今日では新鮮に映るのかもしれません。
投稿: Kaz-T | 2009.09.20 08:00