名鉄豊田線と相互直通運転開始30周年を迎えた名古屋市営地下鉄鶴舞線
開業と同時に地下鉄鶴舞線と直通運転を開始した名鉄豊田線、直通運転開始から30周年を迎えました。これを記念して、名古屋市営地下鉄鶴舞線の列車にも全編成ヘッドマークが付いていました。
ヘッドマークを付けた名古屋市営地下鉄鶴舞線 3050形 2009年8月9日 上小田井で筆者撮影
名古屋市営地下鉄鶴舞線は、名鉄犬山線の上小田井から名古屋市内の丸の内・伏見・大須観音・鶴舞・八事などを経由して赤池を結ぶ路線で、赤池からは名鉄豊田線経由で豊田市まで、上小田井からは名鉄犬山線の岩倉・犬山まで相互直通運転を行っています。1977年に第1期開業で伏見~八事が開業し、翌年には八事~赤池が開業しました。そしてその翌年の1979年7月に名鉄豊田線が開業すると赤池から相互直通運転を開始しました。その後も路線延伸が行われ1993年に上小田井まで全線が開業、合わせて名鉄犬山線との相互直通運転を開始しました。今年で名鉄豊田線と相互直通運転開始から30周年という節目を迎えることになります。それを記念してヘッドマークが付きました。
名古屋市営地下鉄鶴舞線の列車についても撮影してみました。まずは鶴舞線開業当初から活躍している3000形です。
鶴舞線開業当初から活躍している3000形 2枚とも2009年8月9日 上小田井で筆者撮影
名鉄豊田線直通30周年を記念して前面が装飾された3000形 2009年8月9日 上小田井で筆者撮影
鶴舞線開業時から導入された3000形、92両製造されました。名古屋市営地下鉄では初のパンタグラフ集電方式の車両となりました。電装品も電機子チョッパとなっています。デビュー当時は4両編成でしたが、その後全線開業と名鉄犬山線との直通運転開始に伴う輸送力増強により6連化されたことから、一部編成を分割して別の編成に組み込むことが行われたことから、すべての編成が中間に封じ込めになった先頭車を1両含んでいる編成になります。
その後1993年の全線開通と名鉄犬山直通に伴う6連化による輸送力増強で登場したのが、3050形という車両になります。
輸送力増強で登場した3050形 2枚とも2009年8月9日 上小田井で筆者撮影
3050形に付けられたヘッドマーク
3050形は1993年に6連化による輸送力増強で登場したVVVF制御の車両で、現在まで58両が製造されました。
名鉄豊田線と直通運転を行って、名古屋から豊田を結ぶ路線となった地下鉄鶴舞線、直通運転開始から30周年を迎えました。今では名古屋都心を経由して豊田と犬山を結ぶ路線となりました。一説によると開業当初から活躍した3000形については置き換え計画があるようですが、これからも活躍していくことでしょう。
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