本日運転 「さよなら四季彩奥多摩号」
夏休みに突入して3連休を迎えていますが、この3連休期間中の運転をもって引退する車両があります。青梅線で展望型電車として親しまれた「四季彩」です。今月に入り団体列車扱いでさよなら運転が行われていますが、この3連休期間中は「さよなら四季彩奥多摩号」として、青梅線立川~奥多摩で運転されます。引退を迎えることになった「四季彩」を撮影してきました。
引退を迎えることになった「四季彩」 2009年7月19日 立川で筆者撮影
今回引退を迎えることになった「四季彩」は、通勤型電車201系を改造して誕生した車両で、青梅線奥多摩に向かって左側の窓が固定窓になり、これにあわせて座席がボックス席、または窓に向いているという特徴がある車両になります。
青梅から先の区間は東京の大自然の車窓が楽しめることで好評を博した「四季彩」でしたが、種車である201系が引退を迎えている現状の中、この車両も引退を迎えることになりました。
今日は、まず出発駅の立川で撮影してみました。
2枚とも2009年7月19日 立川で筆者撮影
さよなら運転となっているこの列車は、団体列車扱いでの運転となりました。またヘッドマークも引退を記念したものに変更されています。
立川で撮影後は青梅線の列車で次の西立川へ先行します。ここで「さよなら四季彩奥多摩号」は長時間停車となります。
2枚とも2009年7月19日 西立川で筆者撮影
立川を出発した「さよなら四季彩奥多摩号」は、西立川までは中央線から青梅線に直通する列車や貨物列車などが走行する通称「青梅短絡線」経由で運転されました。このため西立川ではホームのない線で長時間停車となりました。
ここで手早く撮影後は、青梅より先の区間で撮影してみることにしました。
大自然を行く「さよなら四季彩奥多摩号」 2009年7月19日 川井~古里で筆者撮影
この後は戻りの「四季彩」を撮影すべく、宮ノ平で下車してここから歩いて目的のポイントに行って撮影してみました。
2枚とも2009年7月19日 青梅~宮ノ平で筆者撮影
戻りの列車は、青梅線でよく知られた青梅~宮ノ平間にある踏切で撮影してみました。この場所に限らず多くの人が青梅線を訪れ、引退となる「四季彩」を撮影していました。
引退を迎えることになった「四季彩」、通勤型電車201系の転身としても話題になりました。青梅線の展望型電車として親しまれた「四季彩」、活躍の期間は8年ほどでしたが多くの思い出を残して引退を迎えます。ラストランは明日、今日と同じく「さよなら四季彩奥多摩号」として運転され、これですべての営業運転は終了となる予定です。
東京の大自然をゆく青梅線、この路線で活躍した「四季彩」、活躍を記憶にとどめようではないでしょうか。
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