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2009.07.04

直通運転75周年の山開きへ 快速「富士登山高峰号」

7月に入りまして、夏山のシーズンが到来しました。富士山も山開きとなり本日臨時列車として快速「富士登山高峰号」が運転されました。

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183/189系で運転された快速「富士登山高峰号」 2009年7月4日 西荻窪で筆者撮影

183/189系で運転された快速「富士登山高峰号」は、新宿から富士急行線の河口湖まで運転され、その折り返しは河口湖→立川の運転となりました。

乗り入れ先の富士急行は今年で開業80周年ですが、合わせて中央線からの直通も75周年の節目を迎えます。この列車のその記念列車としても運転されました。
75年前に中央線から初めて乗り入れた列車は「高峰号」という愛称が付けられ、電気機関車牽引の客車列車として富士山への登山客を乗せて当時の終点であった富士吉田まで運転されたとのことです。その後も165系の急行「かわぐち」や快速「ホリデー快速ピクニック号」、そして183/189系による「ホリデー快速河口湖」号が運転されるとともに、富士急も国鉄キハ58と同系の気動車を保有し当時気動車急行であった「アルプス」に併結して、新宿まで乗り入れていた時代もありました。それ以外でも中央線のローカル電車であった通称「山スカ」と呼ばれた70系電車やそして今も定期で1往復乗り入れる115系、そして通勤通学輸送対応で快速の201系も乗り入れ、今でもE233系が乗り入れています。この他にも今では富士急の特急列車「フジサン特急」になった「パノラマエクスプレスアルプス」や間もなく引退を迎える「四季彩」、そしてお座敷電車「華」などといったジョイフルトレインも乗り入れるなど、今も富士の麓へのアクセスとして直通運転が盛んに行われています。今回は初めて直通運転を行った「高峰号」の愛称を配した臨時列車となります。

今も富士の麓を目指して富士急に直通する列車、75周年という節目を迎えてこれからも色とりどりの列車が運転されていくのではないかと感じます。

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コメント

開通80周年…、乗り入れ75周年ですか…

古いアルバムを開きますと、私が6歳のとき河口湖駅でクハ76の前に立っている私の姿があります。もちろん白黒ですが、山スカです…。

高尾以西へは800番台などパンタを低くした…モハが中央線のシンボルでした!
今でも、高尾駅の発着は複雑です…
やはり高尾以西へ行くとなると身構えてしまいます!
常磐線取手とは違う…一種独特なムードがありますね!
すいません…脱線しました!

大月での中央線から富士急への渡り…ウキウキしますね!
長電や富山地鉄とは違う…楽しさがありました!

投稿: 準急豊島園 | 2009.07.06 01:12

準急豊島園さん、コメントありがとうございます。

開業80周年を迎えた富士急、また中央線との直通運転も75周年を迎えました。それだけ歴史があるのですが、山スカと呼ばれたクハ76等は見たことがありませんと言いますか、その時代はまだ生まれてもいませんでした。

今も最新鋭のE233系から土休日の183/189系、そしてジョイフルトレインもやってくる富士急線、これもこの路線の魅力なのかもしれません。

投稿: Kaz-T | 2009.07.08 00:09

こんばんは。私もKazさんのお隣の荻窪で撮影しました。この列車名の所縁を聞くと、JR線(当時は国鉄)と富士急行線との繋がりは深いんだなあと感じますね。

投稿: 試運転スー | 2009.07.14 01:53

試運転スーさん、コメントありがとうございます。

今年で開業から80周年を迎える富士急線、一方で中央線との直通はその5年後から始まり、今年で75周年を迎えることになりました。当時は富士登山客に便利な「高峰号」として乗り入れていたそうで、直通75周年を記念した列車となります。

色とりどりの列車が乗り入れる富士急線、注目してみますと面白いのかもしれません。

投稿: Kaz-T | 2009.07.15 00:28

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