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2009.05.03

営業運転を開始した秩父鉄道7000系

秩父鉄道では、これまで主に旧国鉄・JR101系の譲受車である1000系が活躍してきましたが、もう製造から40年以上が経過して老朽化が進んできました。この車両の置き換え用として、今年から新型車両として7000系がデビューしました。今回この車両にも出会うことができました。

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営業運転を開始した秩父鉄道7000系 2009年5月3日 羽生で筆者撮影

秩父鉄道にデビューした新型車両7000系は、東急電鉄8500系の譲受車になります。今回3両編成2本6両が導入されました。そこで今日はこの車両も見てみようと思いましてまずは三峰口で待ってみました。SLが出発して再び静けさを取り戻したこの駅に、まずは7002Fが到着しました。

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到着した7002F 2009年5月3日 三峰口で筆者撮影

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2009年5月3日 三峰口で筆者撮影

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留置中の1000系1005Fと並ぶ 2009年5月3日 三峰口で筆者撮影

到着した7002Fは種車の関係で中間車から改造の車両になります。どこか違和感を感じさせるスタイルになっていますが、前面はグリーンのグラデーションのラインが入れられました。

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入換中の7002F 2009年5月3日 三峰口で筆者撮影

到着した7002Fは入換が行われて洗浄線に入ってしまいましたのでしばらく出発はないとみて、停車していた列車に乗車してもう1編成の7001Fを探すことにしました。そして、もう1編成の7001Fは影森で留置中でした。

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留置中の7001F 2009年5月3日 影森で筆者撮影

撮影後、この編成は出庫しましたのでこの編成に乗車してみることにしました。

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入線する7001F 2009年5月3日 影森で筆者撮影

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臨時羽生行きとして停車中の7001F 2009年5月3日 影森で筆者撮影

この列車には前面に「臨時」という表示も掲出されていました。芝桜見物などの多客により設定された増発列車のようです。

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留置中の西武4000系と並ぶ 2009年5月3日 影森で筆者撮影

影森では、これまでの例に漏れることなく留置線には西武から直通でやってきた4000系が留置中で、このような並びが撮影できました。やがてこの列車は出発していきました。影森出発の時点ではガラガラであったこの臨時列車も、1つ目の駅芝桜が見ごろになった羊山公園最寄り駅の御花畑(芝桜)で大勢の方が乗車し、あっという間に座席が埋まりました。そしてこの列車は秩父の街並みを抜け、山間にかかる鉄橋を渡り長瀞の景勝地を進んでいきます。東急8500系にはあまり似合わない風景であるかと思いますが、やがてこの光景も見慣れてくることでしょう。そして田園地帯を抜けて熊谷に到着、ここで大勢の下車がありました。この列車は熊谷からは定期列車となります。再び田園地帯を進んで、東武伊勢崎線との乗り換え駅である終点の羽生に到着しました。

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2009年5月3日 羽生で筆者撮影

乗車してきた7001Fの側面には、現在放映中のNHK朝の連続テレビ小説「つばさ」の広告が貼られています。このドラマの中で秩父鉄道沿線の長瀞が出てくるとのことですので、ここでもPRを行っています。

東急8500系の譲受車である秩父鉄道7000系、こうして営業運転に就いていました。田園都市線で活躍し地下鉄半蔵門線経由で東武伊勢崎線久喜までやってきていたこの車両は、その先の羽生から秩父地方へ向けて走る秩父鉄道で再び活躍を始めました。秩父でのこれからの活躍にぜひ期待したいと思います。

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