秩父鉄道110周年記念 秩鉄カラー・リバイバルトレイン

今日はあいにくの天気の中、熊谷に出向き秩父鉄道を訪れ、本日より運転を開始した「秩鉄カラー・リバイバルトレイン」を見にいってきました。

100形タイプの外装になり「秩鉄カラー・リバイバルトレイン」となった1000系1002F　2009年5月30日　影森で筆者撮影

秩父鉄道は、今年で会社創立から110周年を迎えます。これを記念して各種イベントが開催されるのですが、その一環としてかつての車両に施されていた外装を再現した列車が登場しました。今回登場したリバイバルトレインは1950年から1988年まで秩父鉄道で活躍していた100形タイプの塗装で、はだ色とあずき色のツートンカラーになります。元国鉄・JR101系の譲受車である1000系はこの塗装をまとったことはありませんが、今回のイベントに登場しました。先々週の広瀬川原車両基地で塗装変更が行われたこの編成が展示され話題になりましたが、本日より運転が開始されました。

さて、熊谷に着き本日より発売されたこのカラー運転開始記念の台紙付き硬券入場券を購入してから、奥の留置線に止まっていたこの編成を駐車場から撮影してみました。

2009年5月30日　熊谷で筆者撮影

この塗装はまとったことがない1000系ですが、こうしてみますとその時のムードは表現しきれているように思います。
今日のこの編成の運転は、以前の1000系リバイバル国電カラーの運転開始日と同じく熊谷～影森の臨時急行として運転されましたが、今回は通常200円の急行料金が不要の臨時急行として運転されました。
やがて入換が行われ入線してきました。

2009年5月30日　熊谷で筆者撮影

今回もこの列車にはヘッドマークが付けられました。

今回の臨時列車で掲げられたヘッドマーク

そして、側面にはこのロゴも再現されました。

側面につけられたCTKのロゴ

現在では三峰口の鉄道公園で保存展示されている100形、その車両に付けられている「CTK」のロゴもこのように再現されました。

あいにくの天気でしたが多くの人が訪れた今日の秩父鉄道、この臨時急行に乗車しました。車内では今回も乗車証明書が配布されました。

2009年5月30日　寄居で筆者撮影

こうしてこの臨時列車は影森に到着、折り返しまでの間で留置されました。

いずれも2009年5月30日　影森で筆者撮影

影森からは復路もこの編成の臨時急行に乗車しました。

入換を開始した「秩鉄カラー・リバイバルトレイン」1002F　2009年5月30日　影森で筆者撮影

2009年5月30日　影森で筆者撮影

留置中の「北進の梟号」ヘッドマークを付けた西武4000系と並ぶ　2009年5月30日　影森で筆者撮影

影森から再び乗車しました「リバイバルトレイン」、秩父の街並みを抜け、山間にかかる鉄橋を渡り長瀞の景勝地を進み田園地帯を抜けて熊谷に向かいます。復路の車内でも往路と同じデザインの乗車証明書をいただきました。そしてこの列車は終点の熊谷に到着しまして、入庫となりました。

入庫した1002F「リバイバルトレイン」　2009年5月30日　熊谷で筆者撮影

急行「秩父路」号6000系、旧国電カラー関西線の「ウグイス」が再現された1009Fと並ぶ　2009年5月30日　熊谷で筆者撮影

こうして110周年を迎え、かつての主力車両であった100形の外装が再現された秩父鉄道1000系を見てきました。あいにくの天候の大勢の人が集まった今日の秩父鉄道、もうこの塗装をまとった車両は20年以上前に姿を消し、現在の主力車両である1000系に施された「リバイバルカラー」、当時をなつかしんでいる方もおりました。
このリバイバルカラー企画は、今年11月のもう1編成、今度は1000系入線当時のレモンイエローとマルーンの外装を再現した編成が登場することになっています。カラーバリエーションが増えますます注目を集めるであろう秩父鉄道1000系、110周年を迎える秩父鉄道で7000系の導入開始により徐々に姿を消していくことになりますが、まだ活躍する姿を見ることができるようです。

ということで、今回の秩父鉄道「リバイバルトレイン」乗車では、いつもお世話になっておりますmattohさん、葛飾特快さんにお会いしました。今日はありがとうございました。またお会いしました時は、よろしくお願いいたします。