さようなら 流鉄流山線「明星」号
ゴールデンウィークの休日となった今日で終焉を迎えた列車があります。常磐線の馬橋から流山を結ぶ流鉄流山線の2000形車両の1編成、ベージュの車体の「明星」号です。この編成の最後の姿を見に行ってきました。
本日の運行をもって引退した流鉄流山線2000形「明星」号 2009年4月29日 流山で筆者撮影
本日で引退を迎えた「明星」号は、元西武鉄道701系を譲り受け1995年からベージュの車体で3両編成で運転を開始しました。3両編成ということで運用は平日のラッシュ時間帯が中心でしたが、今回引退することになり祝日の今日運転されました。
さて、常磐線の馬橋駅に着きますとちょうど「明星」号が入線していましたので、まずは常磐線ホームから撮影してみました。
2009年4月29日 馬橋で筆者撮影(JR常磐線ホームから撮影)
このあと流鉄流山線ホームに入りまして、到着した「明星」号を撮影してみました。
到着する「明星」号 2009年4月29日 馬橋で筆者撮影
流山方先頭 クモハ2003 2009年4月29日 馬橋で筆者撮影
馬橋方先頭 クハ21 2009年4月29日 馬橋で筆者撮影
引退を迎えることになった「明星」号、前後には異なったデザインのヘッドマークが付いていました。
流山方先頭 クモハ2003に付いていたヘッドマーク
馬橋方先頭 クハ21に付けられていたヘッドマーク
これら撮影後終点の流山まで乗車しました。車内はこの車両引退を記念したものになっており、普段はのんびりとしている流鉄流山線も今日は、この車両が最後ということで多くの人が訪れておりました。
流山まで乗車後は、この編成の走行を撮影するため各所で撮影してみました。
2009年4月29日 鰭ヶ崎~平和台で筆者撮影
2009年4月29日 小金城址で筆者撮影
2009年4月29日 小金城址~鰭ヶ崎で筆者撮影
撮影中につり下げサボが付けられていたのを確認しましたので、昼食のため幸谷に向かうため小金城址で戻ってきた「明星」号を撮影しました。
2枚とも2009年4月29日 小金城址で筆者撮影
付けられた「惜別」サボ
西武時代に優等列車として運転された際に運転台内側につり下げられていた「サボ」、西武で活躍していた時代の「快速急行」を模したデザインの「惜別」サボが付けられました。
このあと幸谷駅付近で昼食としてから、この付近で再度撮影しました。
2009年4月29日 馬橋~幸谷で筆者撮影
2009年4月29日 幸谷~小金城址で筆者撮影
2009年4月29日 幸谷~小金城址で筆者撮影
2009年4月29日 小金城址~鰭ヶ崎で筆者撮影
2009年4月29日 小金城址で筆者撮影
2009年4月29日 小金城址で筆者撮影
2009年4月29日 小金城址で筆者撮影
小金城址では、駅入口の橋の上からこのように撮影してみました。このあとは小金城址から再び馬橋行きとして到着した「明星」号に乗車して、折り返して馬橋から流山行きになった「明星」号最終運行列車に乗車してみることにしました。
2009年4月29日 小金城址で筆者撮影
最終運行となった「明星」号、最後の1往復ではサボが変えられていました。到着した馬橋で流山方を撮影してみました。
2009年4月29日 馬橋で筆者撮影
最後の1往復で付けられた「最終」サボ
西武時代でかなり昔の「急行」サボを彷彿とさせる「最終」サボが付けられました。そして「明星」号最後の列車に馬橋まら流山まで乗車しました。最後となっただけに多くの人が乗車していました。そして終点流山に到着、「明星」号の運転は終了となりました。
流山到着後車庫に引き上げた「明星」号 2009年4月29日 筆者撮影
車庫に引き上げた「明星」号でしたが、その後入換が行われて転線しました。
入換中の「明星」号 留置中の「流星」号と並ぶ 2009年4月29日 流山で筆者撮影
転線完了後は、今回もしばしの撮影タイムとなり多くの人が最後の「明星」号を撮影しました。
以上 2009年4月29日 流山で筆者撮影
ヘッドマークやサボ、そして方向幕を各種変えて最後の「明星」号の姿を撮影できました。やがて、これらの撮影タイムも終了になりパンタグラフが下されました。
2009年4月29日 流山で筆者撮影
こうして、流山線にやってきて活躍した2000形「明星」号は14年にわたった運転を終了しました。
流山線は編成ごとに塗装を変え愛称が付けられていますが、この「明星」号引退後代替となる車両の導入はなく車両数減となります。そして明日からの平日ダイヤでは、ラッシュ時間帯でも2両編成で運転される列車が出現します。車両のやりくりの面もありますが、やはり2005年に開業した「つくばエクスプレス」の影響により、利用客が減ったという状況にあり、ラッシュ時でも3両編成が必要ではなくなってきたという実情があるようです。しかし、流鉄流山線各駅にあった掲示によれば、今年の冬頃に新型車両が導入されるようで、そのイラストから今回も西武鉄道から新101系が来るようで、その外装は「青空」号と同じものになっているようで、今後の車両の動向が気になります。
普段は地域の人々の足として親しまれている流山線、今日は「明星」号引退ということで多くの人が訪れました。引退の理由がいわゆる「リストラ」とは寂しいものがありますが、これからも残された車両たちによって、流山の人々に親しまれる流鉄流山線であってほしいと思います。
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