富士急 リバイバルカラー列車運転
今年で開業80周年を迎える富士急行では、各種イベントが行われます。その一環として昨日より1000系1編成に往年のカラーを再現した列車の運転を開始しました。この車両も撮影してみました。
往年の富士急の外装が再現された1000系 1202F 2009年4月19日 河口湖で筆者撮影
1000系の1編成、1202Fに再現された塗装は1956年から導入された3100形(1997年で廃車)や5700形(元小田急2200系列からの譲受車で1997年で全廃)などに施されたカラーになります。この塗装が再現された列車を撮影するため、まずはこのような場所で撮影してみました。
リバイバル塗装になった1000系 1202F 2009年4月19日 三つ峠~寿で筆者撮影
走行している姿を撮影しようと、三つ峠~寿の駅間で撮影してみました。この場所はよく知られた場所のようで、数名がこの列車を撮影していました。
大月行きで通過していったこの列車、三つ峠で長時間停車となっていましたので、ここから乗車してみました。車内は開業から現在に至る富士急線の歴史を振り返る写真が掲出されていました。
富士急のオリジナル車5000形と並ぶ1000系 1202F 2009年4月19日 谷村町で筆者撮影
この編成にも開業80周年のヘッドマークが付いている 2009年4月19日 河口湖で筆者撮影
リバイバルカラー車になった1000系は、京王帝都電鉄(現:京王電鉄)5000系の譲受車で、富士急入線時から現在も青をベースに白のラインとストライプそして富士山のシルエットが描かれた外装となっていましたので、この外装の時代はありません。そういう意味におきましてこれはダウトということになり、むしろこの外装で登場し現在「トーマスランド号」になっている富士急のオリジナル車5000形でやってほしかったと思うのですが、京王5000系が富士急に譲渡されると聞いた時真っ先に思った姿であり、また1000系入線前に主力として活躍していた5700形とは側面の窓配置が同じであることなどから、それほど違和感は感じませんでした。
開業80周年を迎えて、かつての主力車両に施されていた外装になった1000系1202F、当分の間この姿で運転されるとのことですので注目を集めるとともに、富士急オフィシャルサイトによればもう1編成、今度は昭和20年代の外装にした車両も登場するようで、この塗装はどんなものなのか、イメージしたのは河口湖駅前で保存展示されている富士急開業時の車両であるモ1形の外装(こちらを参照ください)を想像したのですが、はたしてどうなるのでしょうか?いずれにしましても開業80周年を迎え今年は富士急に注目しなければならないようです。
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コメント
こんばんは。
早速撮影されましたか。昨日は旧客レトロ八ヶ岳号、本日は午後用事があったのでリバイバル車の撮影はできませんでしたが、近々撮影必須の路線であることがよく実感できました。富士山バックの撮影に近々遠征してみたいところです。富士急行線も大月近辺での撮影の合間に立ち寄っていますので楽しみが増えそうです。
投稿: nagasou | 2009.04.19 22:10
nagasouさん、コメントありがとうございます。
今年で開業80周年を迎える富士急に登場したリバイバルカラー列車、元京王5000系の譲受車である1000系にこの塗装の時代はありませんが、こうして見ますとそれほど違和感は感じないのかと思います。富士急では今後も開業80周年という節目となり各種イベントなどが企画されているようですので、大月近辺とは言わずぜひ雄大な富士の麓を行く姿をご覧になってみてはいかがかと思います。
投稿: Kaz-T | 2009.04.20 00:05
このリバイバルカラーはクオリティーが高いですね。
1000系との相性もばっちり。
出来たら、特急運用に入って欲しいですね。
投稿: がいや | 2009.04.20 12:35
がいやさん、コメントありがとうございます。
富士急で再現されたかつての外装、1000系にはこの塗装の時代はありませんでしたが、実際に見てみてそれほど違和感を感じませんでした。この編成はクロスシート車ではありますが、特急対応にはなっていませんので「フジサン特急」2000系検査・入場時の代走特急「ふじやま号」に入ることはありませんが、それでもしばらくは富士急に注目する必要がありそうです。
投稿: Kaz-T | 2009.04.20 23:58