都営新宿線10-000形最終増備車に出会う
今日は、いろいろと行くところがあり、まずは京王線の笹塚で撮影していました。その時、この駅で折り返して本八幡行きの都営新宿線車両でこんな車両がやってきました。
都営新宿線10-000形の最終増備車になる8次車 10-270F 2009年2月7日 京王線笹塚で筆者撮影
都営新宿線で今も活躍している10-000形ですが、この車両は最終増備車となる8次車の1編成になります。10-000形8次車である10-270Fと10-280Fは、1997年に入線しました。それまでの10-000形とは異なり、前面の形状が変わったほか側面もコルゲートが減少した車体になりました。この当時も増発が行われたとともに、急行の運転が開始された時代になります。1997年ですと、すでにVVVFが全盛になっていましたが、この当時の都営新宿線ではVVVF車が入るとATC装置に影響が出る恐れがあるとされたことから、この車両もチョッパ制御で登場しています。
10-260Fと並ぶ 2009年2月7日 京王線笹塚で筆者撮影
この車両も入線して10年以上が過ぎました。都営新宿線では10-300形にモデルチェンジが行われましたので、この形態の車両は2編成しか存在しないレアな車両になりました。現在の都営新宿線の運用は京王線には笹塚までの直通がほとんどで、ときどき新宿折り返しの列車があり、また京王相模原線調布~橋本の折り返し運用に就いているという状況で、このタイプの車両を見かけるのは困難な面もありますが、注目してみてはいかがかと思います。
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コメント
こんばんは。
97年に製造された10-270・280の2編成ですが、急行運転開始に伴う輸送力増強が目的で導入されましたね。この当時の新車は既にVVVFが当たり前だったのですが、都営新宿線は誘導障害の関係でチョッパ車の導入が長く続きました。また、この2編成は日本で最後のチョッパ制御編成と言われているそうです。
2編成とも登場から10年が過ぎ、運用は主に本八幡~笹塚、または相模原線折返運用が中心になりました。あれだけ注目のあった急行運用に入る姿も大幅に減少してしまったものの、レア編成としての活躍はまだまだ続きそうです。
投稿: A80&481 | 2009.02.07 22:13
A80&481さん、コメントありがとうございます。
都営新宿線の10-000形最終増備車になる10-027Fと10-028F、形態が異なるため目立つ存在ではあります。またこの時期でチョッパ制御かとも思いましたが、当時のATCの関係でやむを得なかったのでしょう。
しかし、このタイプは見ることが難しいことには変わりありませんので、いざやってきますと注目してしまうと思います。
投稿: Kaz-T | 2009.02.07 23:39