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2008.12.24

開業40周年を迎える都営三田線

今年も暮れを迎えようとしていますが、この路線が開業から40周年を迎えます。東京都交通局が運営している地下鉄、都営三田線です。

都営三田線は、高島平にできた高層住宅団地から都心を結ぶ目的で今から40年前の1968年に志村(現:高島平)~巣鴨が開業したのが始まりです。この当時の路線名は東京都市高速鉄道網における番号がそのまま線名となった都営6号線でしたが、1978年に現在の都営三田線となりました。都心に入り三田まで到達したのが1973年、その後1976年に高島平から西高島平まで延伸されました。この路線は計画では東急線及び東武東上線と直通運転を行う予定でしたが、紆余曲折があり東武東上線との乗り入れは実現せず、東急線へは2000年になって三田から目黒まで延伸(目黒~白金高輪は東京メトロ南北線と共用)して、現在では日吉まで直通運転が行われています。

都営三田線ですが、開業当初から活躍した6000形はすべて引退し、現在秩父鉄道や熊本電鉄に譲渡されています。そして現在活躍している車両は1993年から導入された6300形で運転されています。

開業40周年を迎えた都営三田線では、現在ヘッドマークを掲出した列車を運転しています。この列車を撮影してみました。

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開業40周年のヘッドマークを掲出した都営三田線6300形6302F 2008年12月23日 蓮根で筆者撮影

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2008年12月23日 蓮根で筆者撮影

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ヘッドマークのアップ

開業40周年を迎えた都営三田線、ヘッドマークをつけた列車を地上区間で撮影することができました。現在の都営三田線は各駅のホームにドアが設けられワンマン運転が行われています。高島平の高層住宅団地と共に歩んだ都営三田線、今後は東急線と相鉄線との直通ルートがありおそらく目黒を経由して都営三田線にも直通列車がやって来ることが予想されます。これからも、その役割は変わることなく、新たな時代を迎えることになるかと思われます。

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コメント

こんばんは。
新宿線に続き三田線も最初の区間が開業して40年を迎えました。30周年の時は6000の活躍が最後の時代だったことが思い出されます。それから10年、6000は引退し、目黒まで開業し東急目黒線との乗入れ開始するなど三田線は利便性の高い路線に成長しました。

都内の地下鉄は銀座線・丸ノ内線・都営大江戸線を除いて私鉄・JRと相互乗入れを行っていますが、三田線と新宿線は2者乗り入れとなっています。大半は3社乗り入れ(浅草線は5者ですが)がほとんどですが、三田線と新宿線の場合は3社乗り入れと違いダイヤが複雑ではありません。(目黒~白金高輪間は南北線と共有していますが…)このタイプは半蔵門線が東武と乗り入れる前の形態とよく似ていますよね。大昔は東武東上線と乗り入れる計画があったものの、頓挫してしまい東急目黒線と乗入れるまでの長い期間は相互乗入をしない地下鉄に含まれていました。

それが目黒延伸により東急目黒線との乗入れを果たすようになりました。06年からは東急線内で急行運転を開始し、都心とのアクセスが改善されたほか、今年6月の日吉延伸で横浜高速グリーンライン線との乗り換えができるようになりました。次は相模鉄道線との乗入れです。その時には8連に輸送力増強されるかもしれませんが、現時点ではどうなるか分かりません。(現在、どの駅のホームも8連に対応していますけど…)また、相鉄が乗入れるようになれば都内を走る地下鉄の2者乗入れは都営新宿線のみになります。

次の5年、10年と三田線が発展していくことを願ってやみません。

投稿: A80&481 | 2008.12.25 20:53

A80&481さん、コメントありがとうございます。

10年前の30周年の時は、6000形の最終運行のときでしたか。この車両も今では秩父鉄道や熊本電鉄、さらには海を渡りインドネシアでも活躍している状況ですが、もうそんなに時が過ぎてしまったのかと、改めて感じました。この路線も紆余曲折があって、東急目黒線と直通運転を行う路線になりました。確かに次の10年において、目黒線のさらなる延伸により相鉄の列車が西高島平へ姿を見せるようになるのか、目が離せない路線になりそうで、ますます発展していくのではないかと感じます。

投稿: Kaz-T | 2008.12.25 22:47

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