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2008.10.01

福井鉄道に乗る

今回の旅行では、金沢の北陸鉄道の後は福井県の武生に移動して、福井鉄道にも乗車しました。夕刻に近い時間帯でしたが、武生新から福井駅前まで戻るような形での乗車となりました。

武生新から乗車した列車は、急行福井駅前行きです。発車時刻が近づき改札が始まってホームに入って、停車していた列車を撮影しました。

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停車していた770形 2008年9月26日 武生新で筆者撮影

現在の福井鉄道は、2005年で廃線となった名鉄岐阜600V線区からやってきた低床型車両が主力となりました。画像の車両は元岐阜市内線・揖斐線で運転されていた770形です。

この駅にはこんな車両も停車していました。

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留置中だった200形モハ202 2008年9月26日 武生新で筆者撮影

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停車中の200形モハ201 2008年9月26日 武生新で筆者撮影

名鉄岐阜600V線区からやってきた車両によって、大部分の車両が置き換えられた福井鉄道で、今となっては数少ない自社発注の200形が2編成停車していました。この車両は1960年から運転を始めた高性能車であり、連節車になっています。名鉄岐阜600V線区からの譲受車に合わせて、全駅のホームが低床型車に合わせた低いホームになってしまった今では、高床のこの車両は乗り降りしにくい車両になってしまいましたが、その収容力の大きさでラッシュ時間帯で出番があるようです。ラッシュ限定になったことから広告塗装ではなくなり、標準塗装になりましたが、モハ202こそは現在の標準塗装ですが、モハ201はかつての旧塗装になっており、武生新駅で発売していた「200型式リバイバルカラー記念乗車券」によりますと、モハ203については登場時の塗装が再現されているとのことです。

モハ201は急行福井駅前行きで停車していましたが、乗車したのはこれも名鉄岐阜600V線区からやってきた880形の急行で福井駅前まで乗車しました。

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乗車してきた880形 2008年9月26日 福井駅前で筆者撮影

880形は名鉄時代は、美濃町線と田神線経由で新岐阜(現:名鉄岐阜)に直通していた複電圧対応車でした。

こうして福井鉄道を訪れましたが、名鉄岐阜600V線区から移籍した車両が主力となり、路面電車区間では乗り降りがしやすくなり、人にやさしい電車になりました。一方で旧型車はすべて置き換えられ現在では武生新駅で発売していた記念乗車券でその写真を見るだけになります。また、名鉄から移籍した車両も広告車が結構ありました。

岐阜から新たな活躍の場を求めてやってきた名鉄600V線区の車両が活躍している福井鉄道、北陸地方を訪れたときはぜひ乗車してみてはいかがでしょうか?


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