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2008年10月の31件の記事

2008.10.26

頑張るぐんまの中小私鉄フェア2008@上信電鉄に行ってきました

今日はあまりすっきりとしない1日でしたが、イベントが開催されました。本日参加したイベントは「頑張るぐんまの中小私鉄フェア」というイベントで、場所は上信電鉄高崎他で開催されました。このイベントに参加してきました。

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今年の「頑張るぐんまの中小私鉄フェア」は上信電鉄が会場 展示された上信電鉄の至宝 デキ1・3 2008年10月26日 頑張るぐんまの中小私鉄フェア2008 高崎会場で筆者撮影

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2008.10.25

多摩動物公園開園50周年企画第2弾!京王線で運転 「Tama Zoo Train コアラ号」

今年で開園から50周年を迎えた多摩動物公園では、毎月月間動物を決めてイベントを開催しており、今月は「コアラ」月間となっており、今日は日本に初めてコアラがやってきた日とのことです。そこで京王線では、今年5月に開園50周年を記念して普段は高幡不動~多摩動物公園を折り返しているラッピング車両「Tama Zoo Train」を使用して運転された貸切列車が好評であったことから本日、その第2弾として「Tama Zoo Train コアラ号」が貸切列車として新宿~多摩動物公園で運転されました。

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本日、京王線で運転された「Tama Zoo Train コアラ号」 2008年10月25日 桜上水で筆者撮影(送り込みの回送)

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がんばれ受験生! 西武鉄道で運転「北辰の梟号」

10月下旬になりましたが、来年春に向けて受験生の皆様方はその準備に取り掛かっている頃かと思います。そんな中、西武池袋線では本日池袋8:04発の快速急行長瀞・三峰口行き列車を「がんばれ受験生!北辰の梟号」として運転しました。

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「北辰の梟号」ヘッドマークをつけた快速急行4000系 2008年10月25日 池袋で筆者撮影

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「北辰の梟号」ヘッドマーク

秩父鉄道に直通する快速急行にこのようなヘッドマークが付けられました。

このヘッドマークになった「北辰の梟」とは、西武沿線にある学問の神様として知られる秩父神社社殿に彫刻された「フクロウ」のことで、フクロウは古くから知恵の神様として知られています。

西武鉄道では、今日から西武秩父駅で「学業成就祈願記念乗車券・入場券」が発売されたり、来月には学業成就祈願祭の団体旅行が企画されているとのことです。このヘッドマークはその一環ということになります。

本日は1本にこのヘッドマークが付けられましたが、今後も運転の予定があるとのことですので、今年度受験されるも皆様方にきっとご利益がある列車になるかと思われます。


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セイブネットさん

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2008.10.20

白帯復活! 名鉄パノラマカー

昨日10月19日は、京阪電鉄中之島線が開業して早速乗車してきたのですが、同じ日に名鉄では現在残っている7000系「パノラマカー」で、かつて座席指定車として整備されていた7011Fに往年の白帯が再現されたとのことで、この日は臨時運転が行われたあと撮影会も行われましたので、京阪は昼過ぎに撤収して京都から新幹線に乗り、名古屋で途中下車して名鉄に乗車しました。白帯が再現された車両の撮影会場は、各務原線の三柿野駅です。ここに着きますと、パノラマカー7000系の7011Fが往年の姿で停車していました。

 

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1980年代に特別整備が行われていた車両に施された白帯が再現されたパノラマカー7011F 2008年10月19日 三柿野で筆者撮影

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2008.10.19

COMFORT SALOON 京阪3000系 デビュー

新路線中之島線が開業した京阪電鉄、同時にダイヤ改正も行われ中之島からは出町柳へ快速急行が設定されました。この快速急行用に満を持してこの車両が本日より運転を開始しました。「コンフォート サルーン」と名付けられた3000系です。

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デビューの日を迎えた京阪3000系 中之島へ向かう 2008年10月19日 野江で筆者撮影

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京阪電鉄 ダイヤ改正

中之島線が開業した京阪電鉄では、これに合わせて京阪線系統でダイヤ改正が行われました。大きな内容は中之島~出町柳を直通する快速急行が設定されたことですが、この他にも変更点があります。これら列車を撮影してみました。

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ダイヤ改正により中之島線発着となった区間急行(左・2200系) 普通淀屋橋行き7000系「京阪源氏物語紀行」ラッピング車になっている7003Fを追い越す 2008年10月19日 野江で筆者撮影

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CITY COMMUTER 京阪通勤車の新塗装

京阪電鉄では中之島線開業と、2年後の開業100周年に向けて車両の塗装を変更しています。このうち通勤車については以前、7200系について撮影しましたが、その後も徐々に塗装が変更されています。今回撮影できた車両を挙げたいと思います。

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新塗装になった7200系7201F 2008年10月19日 野江で筆者撮影(後追い)

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新塗装になった6000系 6008F 2008年10月19日 野江で筆者撮影(後追い)

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新塗装になった2200系2221F 2008年10月19日 野江で筆者撮影

7200系だけでなく、6000系や2200系といった車両にも新塗装が登場しました、すべての車両が新塗装になりますのではたして2200系といった車両にこの塗装は似合っているのでしょうか?

さて、このように塗装変更を行っていますと、その過渡期で新旧混結編成が登場することがあります。京阪でも例外ではなかったようです。

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大阪方2両新塗装車を連結した2600系 2008年10月18日 野江で筆者撮影(後追い)

新旧塗装の混結編成、過渡期ならではのシーンです。

この塗装にすべての車両が変更されるまで、まだ時間はありますが、いずれ従来の塗装車は姿を消していくことになります。中之島線開業に合わせて変化が始まっている京阪電鉄であるかと思います。


関連記事
Face the change 塗装変更が始まった京阪電鉄(2008年10月2日)

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京阪中之島線開業ヘッドマーク

本日、新路線である中之島線が開業した京阪電鉄では、ヘッドマークをつけた列車が運転されました。

ヘッドマークは特急用8000系と快速急行、及び通勤車の一部に付けられました。

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中之島線開業ヘッドマークをつけた8000系特急 2008年10月19日 出町柳で筆者撮影

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ヘッドマークのアップ

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祝 京阪中之島線 開業

今日は、関西の大手私鉄京阪電鉄で待望の新路線が開業しました。大阪都心の天満橋から中之島を結ぶ中之島線です。「水の上の新都心」として再開発が進む中之島エリアに開業した新路線になります。

前日より、天満橋に宿泊して早速乗車してきました。

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ついに開業した京阪中之島線 6000系の普通がやってきた 2008年10月19日 天満橋で筆者撮影

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京阪7004と6014に隠された秘密?

京阪電鉄を各種撮影していましたが、こんな車両もやってきました。

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普通でやってきた7000系 7004 2008年10月19日 野江で筆者撮影

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7004を先頭に普通出町柳行きで走行している7004F 2008年10月18日 野江で筆者撮影

京阪初のVVVF車として登場した7000系ですが、第4編成になる7004Fの京都方先頭車7004は6000系のスタイルをしています。
7004Fの京都方から3両は、当初VVVF試験車として6000系の6014他3両として登場しました。その後7000系が登場したことからこれら車両は改番され7000系に編入され、7004Fの京都方先頭になります。6000系と同じように見えましても、6000系であれば京都方先頭は前パンタになりますので、識別は可能かと思われます。

7004に編入されたことによって京都方先頭から3両を失った6014Fはどうなったのかといいますと、こんな風になりました。

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6014を先頭に急行枚方市行きで走行している6014F 2008年10月18日 野江で筆者撮影

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6014F 京都方先頭6014 2008年10月18日 枚方市で筆者撮影

7004Fに編入になった穴埋めとして、再度京都方先頭が6014となる3両が製造されました。7000系の増備が始まりましたので、車体は7000系と同じ形態をしていますが、7000系には前パンタ車はありませんので、6014の特徴的なスタイルとなっています。

このようないきさつで京阪では、7000系顔をした6000系と6000系顔をした7000系が、それぞれ1両ずつ存在しています。いずれも京都方先頭だけの姿になりますので、京阪を乗車されました際にこれら車両に出会いましたら、いかにもミステリアスなスタイルに注目してみても良いかと思います。

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貫通路扉が異なる京阪2200系

京阪を各種撮影していたのですが、こんな車両に出会いました。

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貫通路扉が異なる2200系 2270 2008年10月19日 野江で筆者撮影

この車両は2200系という車両で、現在でも普通や準急などで活躍している車両ですが、前面の貫通路の形状が2400系と同じ貫通路窓と行先表示器が一体になっている形状のものが付いています。

一見2400系にも見えてしまう2270ですが、よく見ると前照灯の形状や屋根上のクーラーの形状が異なっていますので、これを見て初めて気づくという状況です。
このような貫通路が付けられた理由としては、事故に遭って復旧した際に2400系と同じ形状のものが付けられました。2200系の異端車、出会いました時は注目してみてはいかがでしょうか?

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歴史文学の舞台へ 京阪線で運転中「源氏物語千年紀」号

京阪線を撮影していましたが、こんな列車も運転されていました。

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7000系7003Fが充当されているラッピング列車「源氏物語千年紀」号 2008年10月18日 野江で筆者撮影

今年で発刊されてから千年を迎えるという「源氏物語」、京阪沿線にはこの物語の舞台となったところが点在していることから、このようなラッピング列車を運転しています。

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2008年10月19日 野江で筆者撮影

この日も野江で普通列車として到着しましたので、側面を撮影してみました。

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「源氏物語千年紀」号の側面の様子 2枚とも2008年10月19日 野江で筆者撮影

源氏物語は、平安時代に書かれた恋愛模様を描いた古典文学としてあまりにも有名で、今もなお読み継がれています。

自分は学生時代は国語、特に古典は苦手であったもので、自らの教養のなさを露呈しているような文章になってしまいましたが、この物語の舞台となったところを走る京阪電鉄、この列車は今年12月まで運転されているとのことですので、この列車で時空を超えた古典文学の舞台を巡ってみるのも良いかと思います。


参考
京阪電鉄オフィシャルサイト

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京阪線で運転中「きかんしゃトーマス」ラッピング列車

この週末で京阪を訪れていたのですが、現在京阪では今年も「きかんしゃトーマス」のラッピング列車が運転されています。今回出会うことができました。

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京阪線で運転中の「きかんしゃトーマス」ラッピング列車 2008年10月18日 西三荘で筆者撮影

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京都方先頭7203は緑の車体 2008年10月19日 野江で筆者撮影

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大阪方先頭7253はオレンジの車体 2008年10月19日 野江で筆者撮影(後追い)

今年も京阪に登場したトーマス列車は、7200系7203Fにこのようなラッピングがなされました。7両編成の各車両がカラフルに塗り分けられ、トーマスの仲間たちのキャラクターでラッピングされているという外観になります。

沿線の子供たちに人気の「きかんしゃトーマス」ラッピング列車、この編成の運用は京阪本線(鴨東線含む)並びに中之島線で、普通から区間急行・準急といった列車に入りますので、捕まえるのは難しい面もあるかと思いますが、ぜひ探してみるのも良いかと思います。

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行先表示板を掲出して運転された最後の「天満橋」行き

10月18日の京阪電鉄は、1900系の最終運行で大勢の人が撮影しておりましたが、そんな中こんな列車も最後の運転となりました。「天満橋」行き列車です。

天満橋は、京阪線が1910年に開業した際の大阪のターミナルとして賑わい、現在も京阪シティモールがあるなど賑わっています。淀屋橋へは1963年に延伸となり中間駅とはなりましたが、淀屋橋~天満橋は複線でここから複々線になるため、天満橋にはこの駅折り返しのホームがあり、今日まで天満橋行きという列車は残されていました。主にラッシュ時間帯やデイタイム時間帯の区間急行の下り方面の行き先でもおなじみであった天満橋行きでしたが、翌日の10月19日に開業する中之島線は天満橋止まりの線路を延伸した形となりましたので、この日を最後に天満橋行きという列車は姿を消すことになりました。

最後の天満橋行きとなった列車は、出町柳を15:14に出発する普通列車です。天満橋には16:53に到着するこの列車に、かつての行先表示板を掲出して運転するとのことでしたので、撮影してみました。

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到着した最後の天満橋行き 1553 2008年10月18日 枚方市で筆者撮影

枚方市でもこの列車到着時には多くの人が訪れていました。

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2008年10月18日 枚方市で筆者撮影

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掲出された「天満橋」の行先表示板 「天満橋」の方向幕表示も見納め

今回掲出された行先表示板は、今日のように電照式の方向幕が搭載される前まで、前後に掲出していたもので、ことに関西私鉄では各社で良く見ることができたものです。今回1000系が充当された最後の天満橋行きに、掲げられました。

中之島線開業で転機を迎える京阪電鉄、その歴史の転換点を感じることができた、最後の天満橋行きの行先表示板掲出であったかと思います。

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さようなら 京阪1900系

この週末、10月18日から19日で関西に行っておりました。目的は19日に開業を迎えた新路線、中之島線が最大の目的ですが、その前日の土曜日も開業前日の様子を見てこようと思ったからになります。
中之島線が開業するという歴史の転換期を迎えた京阪電鉄で、これまで長きにわたり活躍してきた車両が中之島線開業前日で定期運用を離脱することになりました。かつて特急車として活躍した1900系です。

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定期運用から離脱した京阪1900系 1930 2008年10月18日 野江で筆者撮影

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2008.10.18

Coming Soon! 京阪3000系 いよいよ明日開業!京阪中之島線

この前の3連休の初日であった10月11日は、大阪に行っておりました。この日発売された京阪電鉄の「鉄道の日記念カード」を求めに、日比谷公園では販売があるのかわからなかったことから(実際には日比谷公園でも発売があったようです。)現地に出向きました。物を購入後京橋で待っていると、いよいよ明日開業する中之島線用新型車両3000系が試運転でやってきました。

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試運転を行っていた京阪3000系3004F 2008年10月11日 京橋で筆者撮影

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2008.10.13

箱根登山鉄道創業120周年記念塗装のモハ2形108号を撮る

10月の3連休最後の日となった今日は、新宿から小田急ロマンスカーに乗って箱根に行ってきました。目的は、箱根登山鉄道創業120周年を記念して、現存する旧型車の1両であるモハ2形108号が、昭和30年代のリバイバル塗装になったとのことで、この車両を見に行ってきました。

3連休の最後の日とあって、箱根湯本駅は強羅行きの登山電車に乗り換える人で大変混雑していました。まずはここから乗車して1つめの駅、塔ノ沢で下車しまして、ここで108号を待ちます。数本待って、箱根湯本行きで108号が到着しました。

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昭和30年代の塗装が再現されたモハ2形108号 2008年10月13日 塔ノ沢で筆者撮影

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2008.10.09

グッドデザイン賞受賞! 小田急ロマンスカー60000形「MSE」

今年度、グッドデザイン賞を受賞した小田急ロマンスカー60000形「MSE」。早速グッドデザイン賞受賞の証しである「Gマーク」をつけて運転されているとのことでしたので、本日撮影してきました。

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2008年度グッドデザイン賞を受賞した小田急ロマンスカー60000形「MSE」 2008年10月9日 東京メトロ千代田線 大手町で筆者撮影(メトロホームウェイ43号)

グッドデザイン賞受賞を示す「Gマーク」は各先頭車の側面にステッカーで貼られています。なお、Gマークは1号車・10号車の流線型先頭の他、6号車・7号車の貫通型先頭でも同じ位置に貼られています。

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側面に貼られた「Gマーク」

Gマークは、各先頭車の側面、乗務員室ドア脇に小ぶりなものが貼られています。控えめな大きさではありますが、この車両が得た勲章を十分に感じます。

グッドデザイン賞を受賞した証しである「Gマーク」は、11月7日まで掲出して運転されるとのことです。

ロマンスカー「MSE」は、地下鉄千代田線に直通するロマンスカーとして登場し、平日の夕方から夜の時間帯では「メトロホームウェイ」として、北千住→唐木田及び大手町→本厚木で運転されています。今回撮影した「メトロホームウェイ」43号は大手町発本厚木行きの列車で、6両編成での運転です。大手町での様子では、時間帯的には夜の9時半ごろという時間帯で、6両編成でも座席に余裕がある状態でしたが、地下鉄線内で停車する霞ヶ関や表参道からも乗車される方がいるはずですので、この時間帯を考えますと一応利用はあるのではないかと思われます。

地下鉄に乗り入れ新たなフィールドを切り開いたロマンスカーMSEに輝いた勲章「グッドデザイン賞」、同時に国際的コンペティションである「ブルネル賞」も受賞しました。国内外で評価されたMSE、次は「ブルーリボン賞」でしょうか?MSEのこれからの活躍に注目です。

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2008.10.08

2008年度 グッドデザイン賞発表

今年もこの賞が発表されました。財団法人日本産業デザイン振興会が実施している「グッドデザイン賞」です。我が国唯一の総合的デザイン評価・推奨制度で、応募した中から「形の良さ」だけではなく、「品質の良さ」「使いやすさ」「商品としてのバランスの良さ」が認められたものに送られます。「グッドデザイン賞」を受賞した商品には「Gマーク」が付けられ、よくカタログや店頭などで目にすることも多いのではないかと思います。

さて、鉄道の世界においても毎年、「グッドデザイン賞」に選定される車両や駅などの施設があります。かつては当時の金賞も受賞したJR東日本209系電車や、東北新幹線「はやて」「やまびこ」・長野新幹線「あさま」のE2系や秋田新幹線「こまち」のE3系、車両以外でもみなとみらい線の各駅やICカード乗車券Suicaなども受賞したグッドデザイン賞、昨年度は東海道・山陽新幹線のN700系が車両としては金賞を、そしてグリーン車の座席についても受賞しましたが、今年も鉄道関連で選定されました。

今年はまず、この車両がグッドデザイン賞に選定されました。

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グッドデザイン賞に選定された 小田急ロマンスカー60000形「MSE」 2008年3月15日 和泉多摩川で筆者撮影

今年3月に営業運転を開始した小田急ロマンスカー60000形「MSE」が、ロングライフデザイン賞も受賞した30000形「EXE」、そして50000形「VSE」に続いて選定されました。
60000形「MSE」はロマンスカーとしては初めて東京メトロ千代田線に直通する車両で、地下鉄に対応した車両構造とするとともに、流線型ボディの色彩は、地下の駅でもさわやかな明るさを感じさせるフェルメール・ブルーを使用し、ロマンスカーの伝統カラーであるバーミリオン・オレンジの鮮やかな帯を窓下の高い位置に配置しました。また車内は、ワインレッドのカーペットと木目調の化粧シート、真鍮製の手すり、電球色のLED照明を用いるなど、落ち着いた雰囲気の中にシャープ感も合わせて表現しました。
60000形「MSE」は、平日は地下鉄千代田線に乗り入れる朝の「メトロさがみ」及び夜の「メトロホームウェイ」として通勤通学時のゆとりある車内を提供するとともに、土休日は「メトロはこね」として地下鉄千代田線北千住から箱根湯本へ、観光客を乗せて走っていると共に、日によっては地下鉄千代田線・有楽町線を経由して新木場へ「ベイリゾート」として、小田急線から湾岸地域の行楽客を乗せて運行されており、地下鉄を活かした新たなネットワークを築き運行されています。

なお、小田急ロマンスカー60000形は同時に、近年の鉄道建築や車両デザインなどの鉄道プロジェクトを対象とした国際コンペティションである、「ブルネル賞」も受賞しました。国内外で、そのデザインの優秀性が評価されたことになりました。

今年度のグッドデザイン賞、この車両も選定されました。

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グッドデザイン賞に選定された智頭急行HOT7000系リニューアル車「スーパーはくと」 2008年9月28日 京都で筆者撮影(なお画像の車両がリニューアル車であるとは限りません)

兵庫県の山陽本線上郡から鳥取県の因美線智頭を結ぶ智頭急行が保有し、京都から鳥取・倉吉を結ぶ特急「スーパーはくと」に使用されるHOT7000系気動車のリニューアル車が選定されました。
リニューアルにあたって、「旅への期待と思い出づくりのおもてなし」の考えを基本に、従来の考えである単なる交通移動手段としての鉄道でなく、乗って楽しんで満足していただくことを期待し、お客様の目的でもある地元の様々な観光地や地場産業の民工芸品を積極的に採用して、より満足できる空間を演出したことが評価の対象になりました。
先日の旅行で京都~三ノ宮で乗車した特急「スーパーはくと」、その時の車両がリニューアル車であったかどうかは定かではありませんが、京阪神地域から鳥取・倉吉を結ぶ特急として確固たる地位を築き、今日も運転されています。

グッドデザイン賞、こんな車両も選定されました。

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グッドデザイン・サステナブルデザイン賞を受賞したJR北海道が開発した「デュアル・モード・ビークル(DMV)」 2007年8月6日 原生花園で筆者撮影

JR北海道が現在開発を進めている、線路も道路も走ることができる乗り物「デュアル・モード・ビークル(DMV)」が、グッドデザイン賞に選定されました。なおDMVは、今年度から新設された特別賞で、すべてのグッドデザイン賞受賞対象の中で、地球環境問題を踏まえ持続可能な社会の実現をめざしていると認めるものに贈られる「サステナブルデザイン賞」に選ばれました。
DMVは、既存のバスをそのまま活用した「線路と道路のどちらも走行可能な乗り物」で、その「道路モードと線路モードの切換」は乗客を乗せたままで可能であり、わずか15秒程度で完了しまた、道路走行はバスと同様に前後ゴムタイヤで走行するが、線路走行は前後に格納した鉄車輪を載線させ、線路上に載った後ゴムタイヤ(内輪)の駆動で走行する乗り物で、このようなDMVの低コスト・省エネルギー・利便性という特性を有効に活用することで、少子高齢化、モータリゼーションなどの影響により経営状況が悪化している地方の公共交通機関を地域にあった形態で再編が可能であり、イノベーション的役割を担えるシステムであると評価されました。全路線の半分以上が利用需要の少ない路線であるJR北海道にとって、今後の路線維持にむけて既存のマイクロバスを改良して、輸送量にあった小型・軽量化を図った少量輸送の乗り物により従来の鉄道車両と比較して、省エネルギー性を高めると共に車両のコストを下げ、線路も道路も走行可能な車両として利便性を高め、地域の活性化に役立てることを目的として開発を進めてきました。

昨年から釧網本線の浜小清水~藻琴で試験営業が始まり、今年度も大盛況とのことです。今年開催された北海道・洞爺湖サミットでも展示され、さらには現在試験営業を行っている車両よりもさらに大型で定員も多いタイプの車両も試作されたとのことで、ローカル線の存続と活性化に向けて各地から注目が集まっている「DMV」、今回の受賞でさらに本格的な実用化に向けて、期待がさらに高まってくるのではないかと思います。

今年度の鉄道車両としての受賞は以上ですが、この他にもJR東日本で東京駅に設置した「さわれる案内板」が選ばれたほか、鉄道事業者ではないものの東急多摩川線沿線で展開された現代アートによる街づくり「多摩川アートラインプロジェクト」(昨年11月に東急多摩川線でこのプロジェクトの一環として運転された「レインボートレーン」の記事はこちら)なども選定されました。

今年選定された車両や施設は、いずれもデザインだけではなく「品質のよさ」や「バランスの良さ」など、客観的な目で優れていると評価されたものばかりです。
まだ活躍を始めてまもないこれら車両のこれからの活躍に、ぜひ注目してみようではないでしょうか。

参考 財団法人日本産業デザイン振興会 2008年度グッドデザイン賞 受賞結果
    小田急電鉄オフィシャルサイト ニュースリリース(PDF)
    智頭急行オフィシャルサイト ニュースリリース(PDF)
    JR北海道オフィシャルサイト ニュースリリース(PDF)

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2008.10.07

京王井の頭線1000系 今年度増備車入線

本日、京王井の頭線1000系の今年度増備車が入線してきたという情報を聞きつけまして、会社の帰りに寄ってみました。

井の頭線は他のJR線などと線路はつながっていませんので、1日2両づつトレーラーによる陸送で運ばれ、永福町の京王バス車庫からクレーンを使って井の頭線の線路に搬入されます。5両編成が揃うまで3日かかります。

今年度、久々に増備された1000系を日没後の暗くなった中で撮影しました。

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久々に増備された井の頭線1000系 渋谷方の2両が入線、車号は先頭車が1771 2008年10月7日 永福町で筆者撮影

暗くなってからの撮影であり、また会社帰りで持っていた小型の400万画素デジカメで撮影しました。光学限界までレンズを延ばして、ホーム端の柵の上にカメラを置いて感度を上げてシャッター速度を遅くして撮影しました。その後記事アップに際しましては、トリミング及び画像処理を行ってなんとか皆様にお見せできるものになりましたが、そのような事情で画像の質が悪いことについてはご容赦ください。

4年ぶりに増備された井の頭線1000系、外観は前面が行き先表示が埋め込まれ貫通路と助士席側の窓サッシが黒になっています。側面は平滑な仕様になりましたが、その様子ではE233系タイプのようでもなければ、京王線9000系のようなブロック工法でもないようです。また、ドアはE231系や9000系30番代と同じタイプのようです。
そして注目はこの編成の車号で、渋谷方先頭車となる車両は1771となっていることで、車体の形状などが変わったことから1015Fの続番にはならず1021Fとなり、実質的には1000系の20番代となり京王線における7000系と同じ付番になるようです。しかし、それでも1000系第1編成から続く「レインボーカラー」と編成番号との関係は崩れず、この編成は「ライトブルー」(1007F・1014Fと同じ色)で登場しました。今回は当然外観だけでこのように暗くなってからの確認ですので車内の様子はわかりませんが、おそらくは液晶モニターによる案内装置がドア上に設置されていると思われます。また、搭載機器などの変更も予想されることから、入線後は試運転などがしばらく行われることになると思われます。

4年ぶりに増備された井の頭線の1000系、前面のスタイルが変わり側面の工法も変わったことから、20番代という付番がなされました。今年度はあと4編成、その後2010年度末まで増備が続けられ、3000系を全車置き換えることになっています。

1000系の増備が再開された井の頭線、一方でこれまで井の頭線で親しまれてきた3000系は姿を消していくことになりますので、一抹の寂しさを覚えますが、時代の転換点を実感しつつ、まずはこの編成の営業運転開始を待とうかと思います。


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Keio line memorandum...さん ※こちらのブログ様では、夜間の陸送の様子及び搬入後の昼間に撮影された画像を公開しています。

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2008.10.05

「西武トレインフェスティバル2008in横瀬」に行ってきました

今年も10月に入りまして「鉄道の日」シーズンとなりました。例年各地でさまざまなイベントが行なわれますが、今日は毎年恒例となっている、西武鉄道横瀬車両基地構内で開催される「西武トレインフェスティバル2008in横瀬」に今年も行ってきました。

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今回のイベントで展示された車両 ED10 2(左) E61(右) 2008年10月5日 横瀬車両基地「西武トレインフェスティバル2008in横瀬」会場で筆者撮影

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来年3月には難波へ奈良へ 阪神西大阪線で1000系に乗る

さて、神戸からは神戸電鉄や神戸新交通などに乗車後、阪神電鉄に乗車して尼崎にやってきました。ここから西九条へ西大阪線に乗車します。こんな車両がやってきました。

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西大阪線で運転されている1000系 2008年9月28日 尼崎で筆者撮影

この車両は、現在阪神電鉄で増備が行われている新型車1000系です。来年3月に現在の西大阪線の西九条から大阪ミナミの難波まで開通して西大阪線は「阪神なんば線」と名称が変わり、難波からは近鉄奈良線に直通して近鉄奈良まで運転されます。その直通用車両として登場したのが1000系です。

1000系は6両編成と2両編成があり、西大阪線では2両編成を2本つないだ4両編成で運転されていました。

尼崎から西大阪線に乗車してみましたが、沿線風景は大阪の下町を進み途中で淀川を渡る鉄橋もあります。すでに数編成が入線しているとともに、一部車両は近鉄の車両基地に運ばれ近鉄線内で試運転が行われているとともに、阪神尼崎車庫にも近鉄の車両が試運転のため留置していました。

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2008年9月28日 西九条で筆者撮影

終点の西九条まで乗車しましたが、ここから難波に向けて工事が進み、すでに線路が敷かれ始めています。来年3月、この線路を阪神1000系は難波へ奈良へ、そして近鉄からシリーズ21タイプの車両がこの線路を走って神戸へ向かいます。夢が広がる新路線はあと半年ほどで開業を迎えます。

楽しみな阪神なんば線の開業を控え、西大阪線で足慣らしをしていた1000系に乗車できました。


さて、9月の最終週で北陸から関西へ廻った旅行記もこの記事で完結となります。今回はいつもお世話になっており皆様とめぐった楽しい旅でした。このような旅行も、また機会があれば行ってみたいと思っております。


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因幡の白兎 鳥取へ向かう特急「スーパーはくと」

先週の旅行記の記事がまだ続いておりますが、9月28日は京都からまずは神戸に向かうことになりました。今回の旅行では「周遊きっぷ 京阪神ゾーン」(ゆき券は東京から北陸経由)を使用しましたので、京都から神戸までこんな列車に乗車してみました。

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鳥取へ向かう特急「スーパーはくと」 2008年9月28日 京都で筆者撮影

この列車は、京都から鳥取・倉吉を結ぶ特急「スーパーはくと」という列車で、東海道・山陽線を走り上郡から第3セクター会社の智頭急行を経由して鳥取を目指す列車で、車両は智頭急行保有のHOT7000系と呼ばれる振り子機構がついた気動車になります。

この列車で京都から神戸の三ノ宮まで乗車しました。この区間は新快速が時速120kmで走行する高速区間ですが、さすがは振り子機構が付いた特急型気動車ですので、カーブで車体を傾けながら高速で走行していきました。

これまでですと、京都からは山陰線、大阪からは福知山線から山陰線または姫路より播但線・山陰線経由で運転されていた鳥取方面への特急は、智頭急行経由の「スーパーはくと」により、大幅なスピードアップが図られました。
関西から因幡を結ぶ特急「スーパーはくと」、最近ではこの車両の内装をリニューアルした車両も登場しているようです。これからも活躍していくことでしょう。

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2008.10.04

アーバンネットワークの新路線 おおさか東線

9月27日は、京阪を撮影後はこの路線に乗車してみることにしました。今年3月に開業したJR西日本の新路線「おおさか東線」です。

おおさか東線は、元は城東貨物線として東海道線から関西線の百済貨物駅を結んでいましたが、旅客線化されることになり、その第一期として学研都市線の放出から大和路線の久宝寺までの区間が開業しました。

さて、京橋から放出へ学研都市線に乗車しようとすると、次の発車の列車が「直通快速 奈良」行きとのことでしたので、この列車に乗車しました。

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223系でやってきたおおさか東線を経由する「直通快速」 2008年9月27日 京橋(学研都市線)で筆者撮影

おおさか東線開業と同時に設定された直通快速は、朝・夕の時間帯で奈良から大和路線・おおさか東線・学研都市線・JR東西線を経由して尼崎まで運転される列車です。JR西日本のアーバンネットワークを活かした運転系統の列車になります。京橋で到着時に撮影しましたので、奈良方先頭はJR東西線区間用のパンタグラフが上昇している前パンタ先頭状態で到着しましたが、このあと運転台側のパンタは下げられました。

京橋から乗車した直通快速、土曜日の夕方でしたので十分に座れるほどの乗車率でした。京橋から乗車して次の放出からおおさか東線に入ります。
おおさか東線は旅客線化に合わせて高架化され、まだ新しい設備の駅を通過します。この路線は大阪の外環状というべき路線であり、途中駅で近鉄奈良線・大阪線と交差しますが、直通快速はおおさか東線内はノンストップで、これら接続する近鉄も普通列車しか停車しない駅のようですので、ネットワーク効果としては限られる部分があるのではないかと思います。新しい高架線を走りぬけて久宝寺に到着、ここで下車しました。

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おおさか東線の普通列車は201系 2枚とも2008年9月27日 久宝寺で筆者撮影

直通快速に乗車したことからノンストップでおおさか東線を通り抜けてしまいましたが、この路線の普通列車は大和路線と同じ201系が運用に就いていました。

おおさか東線は、今後は放出から新大阪までも旅客線化されることになっており、完成すると新大阪から放出・久宝寺を結ぶ外環状線となります。またこの路線の全通により、アーバンネットワークの運転系統にも変化が現れると思われます。

開業してまだ半年あまりですが、この路線が今後発展していくことに期待したいと思います。

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2008.10.02

終焉を迎える京阪1900系

まもなく中之島線が開業する京阪電鉄、大幅なダイヤ改正が行われるなど今まさに注目が集まっているのですが、その一方でこの車両が運用を離脱し引退することになりました。京阪でかつては特急として活躍した1900系です。

京阪を訪れた9月27日は、午前中に乗車した時点では運用には就いておらず、おととし誕生50周年を迎えて往年の特急色が再現された1929-1930Fは淀の車両基地に留置中でしたが、午後の時間帯で撮影を始めると通勤色になっている1919-1920Fが天満橋~萱島の区間急行の運用に就いていました。

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終焉を迎える京阪1900系 区間急行萱島行きで走る1919 2008年9月27日 千林で筆者撮影

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この編成の大阪方先頭は1920 2008年9月27日 千林で筆者撮影

かつては特急として京都~大阪の熾烈な競争に挑んでいた京阪1900系。通勤車に格下げとなり、誕生から半世紀以上が過ぎた名車、この日も区間急行として複々線区間の急行線を走行していました。

中之島線開業の前日で定期運用から離脱する京阪1900系、現在引退を記念したヘッドマークを付けて運転されているとのことです。また12月には引退記念の臨時運転も企画されているようです。

長きにわたり活躍した京阪1900系、こうして急行線を走行している姿は誕生から半世紀が過ぎた車両とは思えない堂々としたものを感じさせます。看板列車特急として活躍した栄光の日々、そして一般車になってからも長きにわたり活躍してきたこの車両も間もなく終焉の時を迎えます。どうか、最後の日まで無事に走り抜けてほしいと願うのは私だけではないでしょう。


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健在! 京阪8000系30番台

中之島線開業を控える京阪電鉄を撮影していましたが、こんな車両も撮影できました。

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特急で活躍する8000系8081 2008年9月27日 森小路で筆者撮影

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こちらは京都方先頭車8531 2008年9月27日 千林で筆者撮影

8000系30番台の特急がやってきました。さて、この車両は1971年にデビューし京阪線で特急として一世を風靡した名車、3000系の最後の1編成になります。8000系が導入され続々と引退していった中唯一京阪に残っていた3000系でしたが、まもなく開業を迎える中之島線に直通する快速急行用の新型車両が3000系を名乗ることになったことから、孤軍奮闘していた3000系は改番が行われて現在の特急車である8000系に編入されました。車号は30番台が付けられました。

今も1編成が残り孤軍奮闘していた3000系、中之島線開業という転機で8000系に編入されましたが、外見は車番表記が変わっただけでそれ以外は以前の3000系と変わりませんが、この車両も新塗装化されることになっていますので、今のこの姿は記録にとどめておきたいところではないかと思います。


※本車両は京阪電鉄の一時代を築いた名車ですが、8000系に編入されたことから、この形式では1編成だけ形態が違う車両ということになってしまいましたので、カテゴリー「レアモノ」とさせていただきました。


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まもなくダイヤ改正 京阪電鉄

さて、今月19日に中之島線が開業する京阪電鉄では、これに合わせた大幅なダイヤ改正が行われます。京都・出町柳から中之島へ快速急行が設定されるなど大変大きな改正になります。今回訪れた際に駅に置いてあったダイヤ改正のパンフレットによりますと、また今回もダイヤパターンが変わり、一部は見ることが難しくなる種別もあります。そこで、今回その種別を撮影してみました。

まずは、今回のダイヤ改正後は朝・夜といった限られた時間帯でしか見ることができなくなる「急行」です。

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ダイヤ改正後は、ごく限られた時間帯でしか見ることができなくなる「急行」 6000系の急行淀屋橋行き 2008年9月27日 森小路で筆者撮影

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現在のデイタイム時間帯の上り急行の行き先は「枚方市」 2008年9月27日 千林で筆者撮影

現在のダイヤでは昼間は淀屋橋~枚方市の運転になっている急行は、ダイヤ改正後は限られた時間帯のみの運転となり、昼間は「準急」などに変わります。ちょうど数年前と同じ状況になります。

今回のダイヤ改正では他にも限られた時間帯に運転される「K特急」という種別が、改正後は「快速特急」と変更になるなど変化があります。このほかこんな行き先の列車も見納めになると思われます。

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2200系の区間急行天満橋行き 2008年9月27日 森小路で筆者撮影

2200系の区間急行ですが、区間急行は現在のダイヤでは主に天満橋~萱島で運転されていますが、ダイヤ改正後は区間急行は中之島線中之島発着となるようで、天満橋行きという列車は消滅します。

今回撮影できた、これまでですとごく日常的なこれら列車も、ダイヤ改正後は見ることができなくなります。中野島線の開業が楽しみになってきました。

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Face the change 塗装変更が始まった京阪電鉄

9月27日は、敦賀から乗車した特急「雷鳥」を京都で降りてからは、特急「はるか」に乗り換えて天王寺に向かってから地下鉄で天満橋に向かい、ここから京阪に乗車しました。京都の四条まで乗車後、再び大阪方に戻りしばしここで撮影していました。

さて、京阪電鉄は10月19日に大きな転機が訪れます。大阪市内の中心地である中之島に延びる新線「中之島線」が開業します。この新路線開業にあわせて、京阪では新社章が制定されたほか、京阪線を走る車両に就いては今後数年かけて全車外装を変更することになりました。どちらかというとこのように自社のカラーを守るイメージがある関西の私鉄において、外装変更は画期的なことではないかと感じます。そこで、すでに塗装変更が完了し新塗装になった列車を撮影してみました。

まずは特急で活躍する8000系です。

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新塗装になった特急用8000系 2枚とも2008年9月27日 森小路で筆者撮影

特急車である8000系は、従来の外装のイメージは残しながらも上部を赤色、下部を黄色とし、赤色と黄色の間に金色の帯を配し、十二単や紅葉、祝祭、金蒔絵などエレガントな イメージを連想させるカラーデザインになりました。

一方、通勤車もこのような塗装になりました。

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新塗装になった7200系 7201F 2008年9月27日 森小路で筆者撮影

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2008年9月27日 千林で筆者撮影

午前中に乗車した時は、やはり新塗装になった2200系も走っていたのですが、午後になって撮影しているときにはすでに入庫になっていたようです。この塗装は、上部を濃緑色、帯線を黄緑色、下部を白色として、緑あふれる沿線風景に重なるとともに、成長・発展・若々しさといった京阪の企業カラーを象徴し、また京阪の伝統色であるグリーンに白色を織り交ぜることで、現代的感覚をプラスしたデザインであるとのことです。

まだ新塗装車は、数本ですが今後は徐々に増えてくことになります。中之島線開業という転機が間もなく訪れる京阪電鉄、今まさに注目が集まっている時ではないかと思います。


参考
京阪電鉄オフィシャルサイトリリース「【報道発表】京阪線車両のカラーデザインを一新します」(2008年4月15日・PDF)

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485系頑張る 特急「雷鳥」

北陸路を旅してきましたが、この界隈は多くの特急列車が運転されています。今となっては681系・683系の「サンダーバード」などが主役となりましたが、大阪から北陸方面を結ぶ特急「雷鳥」は、今も国鉄カラーの485系で運転されています。

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485系で運転されている特急「雷鳥」 2008年9月26日 金沢で筆者撮影

さて、今回の旅行9月26日の夜は敦賀に泊まりました。翌日は関西地域に向かうためここから485系の「雷鳥」で京都まで乗車しました。

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2008年9月27日 京都で筆者撮影

敦賀から乗車した特急「雷鳥」、近江塩津を過ぎて湖西線に入ると全盛期と変わらない高速走行を披露しました。

485系の「雷鳥」も、まもなく登場する新型車両に置き換えられるといわれています。国鉄時代の姿をそのままに、今も走っている485系「雷鳥」、ぜひ記録してみてはいかがでしょうか?

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2008.10.01

福井鉄道に乗る

今回の旅行では、金沢の北陸鉄道の後は福井県の武生に移動して、福井鉄道にも乗車しました。夕刻に近い時間帯でしたが、武生新から福井駅前まで戻るような形での乗車となりました。

武生新から乗車した列車は、急行福井駅前行きです。発車時刻が近づき改札が始まってホームに入って、停車していた列車を撮影しました。

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停車していた770形 2008年9月26日 武生新で筆者撮影

現在の福井鉄道は、2005年で廃線となった名鉄岐阜600V線区からやってきた低床型車両が主力となりました。画像の車両は元岐阜市内線・揖斐線で運転されていた770形です。

この駅にはこんな車両も停車していました。

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留置中だった200形モハ202 2008年9月26日 武生新で筆者撮影

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停車中の200形モハ201 2008年9月26日 武生新で筆者撮影

名鉄岐阜600V線区からやってきた車両によって、大部分の車両が置き換えられた福井鉄道で、今となっては数少ない自社発注の200形が2編成停車していました。この車両は1960年から運転を始めた高性能車であり、連節車になっています。名鉄岐阜600V線区からの譲受車に合わせて、全駅のホームが低床型車に合わせた低いホームになってしまった今では、高床のこの車両は乗り降りしにくい車両になってしまいましたが、その収容力の大きさでラッシュ時間帯で出番があるようです。ラッシュ限定になったことから広告塗装ではなくなり、標準塗装になりましたが、モハ202こそは現在の標準塗装ですが、モハ201はかつての旧塗装になっており、武生新駅で発売していた「200型式リバイバルカラー記念乗車券」によりますと、モハ203については登場時の塗装が再現されているとのことです。

モハ201は急行福井駅前行きで停車していましたが、乗車したのはこれも名鉄岐阜600V線区からやってきた880形の急行で福井駅前まで乗車しました。

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乗車してきた880形 2008年9月26日 福井駅前で筆者撮影

880形は名鉄時代は、美濃町線と田神線経由で新岐阜(現:名鉄岐阜)に直通していた複電圧対応車でした。

こうして福井鉄道を訪れましたが、名鉄岐阜600V線区から移籍した車両が主力となり、路面電車区間では乗り降りがしやすくなり、人にやさしい電車になりました。一方で旧型車はすべて置き換えられ現在では武生新駅で発売していた記念乗車券でその写真を見るだけになります。また、名鉄から移籍した車両も広告車が結構ありました。

岐阜から新たな活躍の場を求めてやってきた名鉄600V線区の車両が活躍している福井鉄道、北陸地方を訪れたときはぜひ乗車してみてはいかがでしょうか?


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LRV導入で人にやさしい鉄道へ? 福井鉄道(2006年5月7日)

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北陸鉄道石川線で活躍をしている7700系

今回の旅行で再度訪れた金沢、ここに来ますとこちらの路線も外すわけにはいきません。金沢を基点に2路線を営業している北陸鉄道です。今回は1日乗車券を使用して、まずは金沢駅前の北鉄金沢から浅野川線に乗車したあと、石川線にも乗車しました。JR西金沢駅前の新西金沢から一旦野町まで乗車し、そこから鶴来行きの元東急7000系から改造の車両に乗車して、そのまま鶴来で下車、ここで30分後にやってくる加賀一の宮を待ちまして、列車が到着しました。

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石川線にも導入された元京王3000系 7700系クハ7711 2008年9月26日 鶴来で筆者撮影

金沢市内の野町から鶴来を経由して加賀一の宮を結ぶ北陸鉄道石川線、この路線では東急7000系の譲受車が活躍していましたが、予備車として残っていた旧型車を置き換えるため、浅野川線に続いてこの路線にも京王井の頭線で活躍していた3000系が1編成やってきました。京王時代は3011Fの両先頭車3711と3761で、北陸鉄道では7700系として活躍を始めました。

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石川線で主力として活躍している元東急7000系と並ぶ7700系 2008年9月26日 鶴来で筆者撮影

石川線にやってきた7700系、車内はワンマン対応機能が付いていますが、それ以外は京王時代とほぼ同じ内装になっていますが、座席は京王オリジナルのえんじ色のモケットでしたが、その構造はバケットシートになっていました。(なお、京王時代の3011Fは廃車時点で内装の化粧板こそはオリジナルでしたが、座席だけはリニューアルされた車両と同じモケットのバケットシートになっていました。)また、前面は北陸鉄道のコーポレートカラーというべきオレンジ色になっているのは、浅野川線で活躍している仲間と同じです。

この車両に乗車して、終点の加賀一の宮まで乗車して、その後は折り返して野町まで乗車してみました。

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野町方先頭はモハ7701 2008年9月26日 加賀一の宮で筆者撮影

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2008年9月26日 野町で筆者撮影

石川線に導入された7700系、足回りは7000系と同じものに揃えられているようで、台車はDT21タイプのものになっています。

石川線にやってきた元京王井の頭線で活躍していた3000系、この路線では7700系となって活躍をしています。浅野川線で活躍している仲間とともに、この地で活躍していくことを見守ろうかと思います。


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加賀の一の宮へ 北陸鉄道石川線(2006年5月6日)
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