旧信越本線開業120周年! しなの鉄道「リバイバル信州」号運転
3連休の初日になった今日は、長野に行ってきました。今年で開業120周年を迎える信越本線、現在では新幹線の開業によ第3セクター「しなの鉄道」に転換された軽井沢~篠ノ井も旧信越本線として開業して120周年を迎えるにあたり、臨時快速列車「リバイバル信州」号が軽井沢~長野で運転されました。この列車に乗車してきました。
旧信越本線開業120周年を記念して往年の湘南色が再現されたしなの鉄道169系で運転された「リバイバル信州」号 2008年9月13日 JR信越本線 長野で筆者撮影
旧信越本線開業120周年を記念して運転されたしなの鉄道の臨時快速列車「リバイバル信州」号は、この鉄道に存在している元急行型電車の169系が使用されました。この運転に合わせて国鉄時代のオリジナルカラーである「湘南色」が再現されました。
今回、軽井沢~長野を2往復運転された「リバイバル信州」号、まずは長野発軽井沢行きの「リバイバル信州」2号に乗車しようと、長野に向かいました。新幹線で長野に到着すると、湘南色の169系が既に入線していました。
JR東日本「長野カラー」の115系と並ぶ湘南色が再現されたしなの鉄道169系「リバイバル信州」号 2008年9月13日 JR信越本線 長野で筆者撮影
2008年9月13日 JR信越本線 長野で筆者撮影
湘南色が再現された169系、かつては上野から長野方面を結んだ急行列車の姿が再現されました。また、この列車にもヘッドマークやサボも用意されました。
「リバイバル信州」号ヘッドマーク
「リバイバル信州」号サボ
これら撮影後、湘南色が再現された「リバイバル信州」号に乗り込みました。外観はかつての姿が再現された169系ですが、車内はリクライニング機構が付いた転換クロスシートになっておりオリジナルとは異なっています。やがて長野を出発して最初の停車駅篠ノ井では、この列車の到着に合わせてホームで太鼓の演奏が行われていました。ここからしなの鉄道線に入ります。
新幹線開業前まではJR信越本線であった軽井沢~篠ノ井間は、第3セクターのしなの鉄道に転換され、10年以上が過ぎました。かつてのように優等列車が行き交うことはなくなりましたが、こうして昭和の時代のこの区間の優等列車であった169系が、当時の姿をまとって走行していきました。沿線では、湘南色が復活したこの列車を撮影しようと多くの人が訪れていました。こうして、在りし日の姿で運転された169系の「リバイバル信州」号は、終着駅の軽井沢に到着しました。
軽井沢に到着した「リバイバル信州」号 2枚とも2008年9月13日 筆者撮影
到着した軽井沢では、ホーム上で記念グッズや記念弁当、そして軽井沢でも販売されている名物駅弁「峠の釜めし」もその昔の立ち売りが復活し、ムードを盛り上げました。この列車は、折り返し「リバイバル信州」1号長野行きとなりこの駅では出発式が行われました。
さて湘南色が復活した169系、この列車を撮影するために今度は新幹線で先回りして、上田でこの列車を撮影してみました。
上田に到着する「リバイバル信州」1号 2枚とも2008年9月13日 筆者撮影
各所でファンが訪れていた今日のしなの鉄道、上田でも撮影している人を見かけました。
このあと、もう1回撮影してみようと再び下り便の「リバイバル信州」3号を撮影してみました。
「リバイバル信州」3号 2枚とも2008年9月13日 小諸で筆者撮影
今日は曇り空で雨も降っていた状況ではありましたが、夕方の「リバイバル信州」3号ではこのように晴れ間も見えました。
こうして、長野に出向きしなの鉄道で再現された湘南色の169系、「リバイバル信州」号を撮影・乗車してきました。
国鉄時代の代表的な直流急行型電車であった165系一族の169系、この一族はJR線からはすべて引退し地方私鉄に譲渡されたものも引退した車両がある中、しなの鉄道で生き延びた169系1本にこのような在りし日の湘南色が再現されました。かつて、信越本線と呼ばれていた時代に東京から信州を結んでいた急行列車に使用されていた169系、その姿を十分に堪能しました。
「リバイバル信州」号は臨時快速列車として明日も運転されるほか、来月の3連休、そして11月の3連休期間にも運転されます。また、湘南色が再現された169系自体は「リバイバル信州」号の運転の他、この車両を使用したツアーが企画されていたり、また通常の運用にも就くことになっており、その運用はしなの鉄道オフィシャルサイトに掲載されています。
在りし日の姿が再現されたしなの鉄道の169系、これから秋を迎え色づく季節に向かってしなの鉄道を訪れてみてはいかがでしょうか?
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コメント
こんばんは。やっぱいいですね>湘南色。私ももう少し涼しくなった頃に訪ねたいと思っているところですが、出来れば乗車&撮影を楽しみたいところなので、只今行程をいろいろと練っている最中です。他にも元東急の1000系が入線した上田電鉄の様子も見たいところですし、この界隈はネタが多いですね。
投稿: mattoh | 2008.09.15 21:36
mattohさん、コメントをいただきましてありがとうございます。
JR線からは姿を消した直流急行型電車、しなの鉄道で生き延び今回の企画で、オリジナル色が再現されました。やはり、この塗装がこの形式には一番合っていると思われると共に、今となっては貴重なった車両だけに、注目を集めていることと思います。
しなの鉄道のリバイバルカラー169系に、上田電鉄の1000系、そして長野電鉄でもリバイバルカラーの2000系特急など、長野県内話題の箇所が多くありますので、これからの季節にぜひ訪れてみてはいかがかと思います。
投稿: Kaz-T | 2008.09.16 00:33
リバイバル信州号楽しく拝見いたしました。
とても懐かしく見ておりました。
やっぱり、国鉄型の車両は、いいですね、
投稿: 下目黒 権之助 | 2008.09.28 11:02
下目黒 権之助さん、コメントありがとうございます。
JRからは姿を消した165系一族、しかししなの鉄道で奇跡的に残っていたこの一族の169系が、信越本線開業120周年の記念イベントで懐かしい湘南色が復活しました。
このままで活躍するとのことですので、ぜひ長野の地を訪れてみてはと思います。
投稿: Kaz-T | 2008.09.30 00:27