阿武隈急行に乗る
さて、8月15日の夜は福島に泊まりました。小牛田からは仙台を抜けて福島まで戻ることになるのですが、そのルートに変化をつけることにしまして、仙台から乗車した東北本線の普通白石行きで槻木で下車しました。ここから福島まで阿武隈急行に乗車してみました。
阿武隈急行AT8100系 2008年8月15日 槻木で筆者撮影
阿武隈急行は元は丸森線と呼ばれていたローカル線で、当初は福島から槻木まで東北本線のバイパスとして計画された路線で槻木~丸森は開通していたのですが、利用の低迷から廃止対象路線となってしまい、第3セクター会社阿武隈急行に転換されました。その後丸森~福島も開通し合わせて電化も行われました。今年で福島~槻木全通20周年を迎えました。
東北本線普通列車からすぐの連絡で出発した阿武隈急行の福島行き、出発するとのどかな風景を走りますが、電車であることから結構高速で走行していきます。そして丸森を過ぎると、阿武隈川沿いの渓流を望みながらトンネルの連続となる区間を走行し、この間で宮城県から福島県に入りました。そして、梁川まできますと住宅が増え、一変して福島の近郊という趣の中を走ります。そして乗客も増えてきました。こうして、槻木から約80分で終点の福島に着きました。
2008年8月15日 福島で筆者撮影
今回、阿武隈急行に乗車する機会を得ました。時代背景を考えますと槻木~丸森は廃線に、福島~丸森は未成線で終わっていたかもしれなかったこの路線は、第3セクター会社の阿武隈急行として開業することができました。この路線が、これからも多くの人々に利用され発展していくことを願わずにいられません。
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