港町へ JR石巻線に乗る
8月15日は早朝から仙台近辺で、仙石線に残った103系を撮影していました。その後仙石線の快速で石巻まで乗車しました。ロングシートの205系で、住宅地を抜け東塩釜から先の単線区間を進み、やがて車窓には日本三景の一つ松島を望みながら列車は進みます。そして、終点の石巻に到着しました。ここから、石巻線に乗り換えて終点の女川に向かいました。
石巻に停車中の石巻線キハ40系 2008年8月15日 石巻で筆者撮影
JR石巻線は、東北本線の小牛田から石巻を経由して女川を結ぶ非電化のローカル線です。石巻から女川行きの列車に乗ってみました。
石巻を出るとしばらくは平坦区間を走行しますが、やがてトンネルを抜けると静かな入江の海岸沿いを走ります。そして、終点の女川に着きました。
2008年8月15日 女川で筆者撮影
女川駅舎
女川は、漁港がある漁師町であり、駅からすぐのところが港になります。かつてはここから貨物線が延び、水揚げされた新鮮な海の幸を満載した貨物列車が行き交ったそうですが、今では閑散としたローカル線になりました。女川駅に隣接して温泉があり、駅前には足湯がありました。そして、その温泉にはこんな車両が停まっていました。
女川温泉の休憩室になっていたキハ40 2008年8月15日 女川駅構内から筆者撮影
かつて、この石巻線も走行していたであろうキハ40が、温泉施設の休憩室となっていました。今でも石巻線ではキハ40系は主力ですが、外装は地域色になっていますので、原色のままで停車していました。
さて、女川は列車の本数が少ないことから、折り返しの列車で小牛田まで乗車してみることにしました。そして途中の石巻で20分以上停車しました。
2008年8月15日 石巻で筆者撮影
女川から乗車した石巻線、停車駅ごとに乗客は増えていくように見えましたが、石巻で大多数は降りてしまいました。この沿線の拠点であるとともに、仙台方面へ仙石線に乗り換えるという流れが多いのでしょう。
20分以上の停車の後、再び小牛田に向けて出発しました。沿線風景は打って変わって田園風景の中を進みます。そして気仙沼線との分岐駅前谷地で気仙沼線に乗り換える人も多くあり、やがて終点の小牛田に到着しました。
2008年8月15日 小牛田で筆者撮影
石巻線では、小牛田~石巻でDE10牽引による貨物列車の設定もあります。線内走行の姿は撮影できませんででぃたが、小牛田駅構内で入換を行っていたDE10を撮影できました。
入換中のDE10 組成後に石巻線の貨物列車として出発していった 2008年8月15日 小牛田で筆者撮影
自分は東北地方はあまり訪れたことがなく、それこそローカル線については乗ったことがない路線が多くあります。今回は石巻線について乗車することができましたが、機会がありました時は東北地方のひなびたとしたローカル線の旅をしてみたいと思っております。
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