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2008.07.06

江戸川のほとりで京成を撮る

6月28日土曜日は午前中に、京成の3社直通運転40周年記念ヘッドマーク付き列車を撮影するために江戸川・国府台に行っておりました。ヘッドマーク付き列車を撮影する間で、現在京成線で運転されている列車を各種撮影してみました。

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3700形 3728Fの特急成田空港行き 2008年6月28日 江戸川で筆者撮影

京成電鉄は、その路線形態からカーブが多く、特に都区内から津田沼近辺では古くからの住宅地を走ることから撮影できるところは限られるのですが、そんな中今回訪れた江戸川と国府台は、この両駅間に東京都と千葉県の境となる江戸川を渡る鉄橋があり、トラス鉄橋の中をやってくる列車が撮影できます。

まずは、江戸川から京成の看板列車である「スカイライナー」を撮影してみました。

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京成の看板列車「スカイライナー」 AE100形 2008年6月28日 江戸川で筆者撮影

上野から成田空港を結ぶ看板列車「スカイライナー」ですが、2010年に開業する成田新高速鉄道が開業しますと新線経由になり、同時に次世代車両AE1形が登場します。その時、このAE100形はどうなるのか、また京成本線の江戸川鉄橋を渡るスカイライナーは残るのか、今から注目されます。

では、江戸川から1駅乗車して荒川を渡り都県境を越えて、国府台で撮影してみました。

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3500形更新車による快速佐倉行き 2008年6月28日 国府台で筆者撮影

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3600形 3688Fの特急成田空港行き 2008年6月28日 国府台で筆者撮影

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いまやこの界隈の普通列車の主力になった3000形 3004F 2008年6月28日 国府台で筆者撮影

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表示器のLED化が進められている3700形 3758F 2008年6月28日 国府台で筆者撮影

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こちらは幕で残る3700形 3758F 2008年6月28日 国府台で筆者撮影

土曜日の昼前後で撮影したのですが、やってくる車両は特急・快速で3700形が主で3600形や更新の3500形もきましたが、普通列車は軒並み3000形という状況で、3300形といった鋼製車や未更新の3500形、そして元AE1形の足回りを流用して製作された3400形は見ることはできませんでした。普通が軒並み3000形であったということは、それだけこの形式は増備が進みその分3300形や3500形でも未更新車は運用には就いていないことになります。それだけ、ここでも世代交代が進んでいたことを実感できました。また、3700形についても表示器のLED化が進んでいることも実感しました。

さて、国府台で撮影中にこんな列車も通過していきました。

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京成線に乗り入れた京急600形 608F 2008年6月28日 国府台で筆者撮影

ここまできますと、乗り入れて来る都営及び京急車を見ることは少なくなりますが、このように快速でこの区間を走行します。
さらに、こんな列車もやってきました。

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京成線に乗り入れた芝山鉄道3600形 3618F 2008年6月28日 国府台で筆者撮影

京成成田から、かつては成田空港と称していた東成田から1駅、日本最短距離鉄道と言われる芝山鉄道の3600形もやってきました。京成から3600形8連1編成を譲り受けて外観は赤と緑のラインになって、このように京成上野~成田空港の京成線内の特急で運転されていました。

直通運転40周年のヘッドマークが付いた先月の土曜日、久々に京成線を訪れその日常を垣間見ることができました。

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カテゴリー京成・新京成・北総」カテゴリの記事

コメント

現在の京成線は,特に日中は各駅停車は6両編成,快速・特急は8両編成が多く,それも車種もある程度限られているので,以前に比べて面白味が減ってしまった点があります。その一方で,朝夕の時間帯は4両編成の各駅停車が結構残っており,この運用であれば,3300系や3500系未更新車などが多く現れます。なぜならば,3300系や3500系の未更新はほとんどが4両編成だからです。

この京成線江戸川鉄橋の江戸川駅側では小岩菖蒲園が江戸川の堤沿いにあり,この時期は花菖蒲園をバックにした京成線の車両を撮る事もできます。しかし,江戸川・国府台両駅とも対向式のホームなので比較的見通しがよいので,川を渡る写真で良いものが撮れるのも魅力的ですね。

投稿: 特急あらかわ | 2008.07.07 21:59

おはようございます。
江戸川のほとりにある江戸川と国府台駅ですが、私は先月江戸川の菖蒲を見に行った際に初下車しました。東京都内なのにどこか長閑なところがあって、ゆったりできる場所であったことが印象に残っています。

京成の車両たちを撮影されましたが、スカイライナーも北総線ルートにシフトされれば明るい時間帯に撮れるのも限られてくると思います。今のうちに撮影したほうがいいかもしれませんね。また、京急・都営車も走りますが、押上線と違い運用は少ないです。かつてはエアポート快特や急行運用もありましたが、現在はほとんど快速運用です。成田高速鉄道が開業後もこの区間で京急・都営車が見れるかどうかは分かりません。京急は唯一600が高砂以東の本線を走りますが、ダイヤが乱れると稀に鋼鉄編成を除く1500系列やN1000が入ることもあります。
さらに北総鉄道の車両が宗吾参道へ検査を受ける際もこの区間を走ります。不定期でありますが、一応いろんな車両を見ることが出来ます。

投稿: A80&481 | 2008.07.08 10:03

コメントいただきまして、ありがとうございます。

特急あらかわさん>
コメントにあります「特に日中は各駅停車は6両編成,快速・特急は8両編成が多く,それも車種もある程度限られているので,以前に比べて面白味が減ってしまった」という部分は、まさにこの日江戸川のほとりで撮影して感じた事でした。やはり3300形や3500形の未更新車は、ラッシュ時間帯を狙わなければ出会うことはできないということなのでしょうか?
やはり江戸川・国府台の江戸川鉄橋、撮影には持ってこいの場所のようですね。

A80&481さん>
東京都と千葉県の境を流れる江戸川、この鉄橋をはさんで江戸川と国府台で撮影してみました。
2010年と言われる成田新高速鉄道開業により、おそらくダイヤは変わりスカイライナーなどの優等列車が行き交うこの江戸川鉄橋も、そのラインナップは変わりそうですね。京急車や都営車も時折やってきますが、さすがに北総車の入出場回送は、ダイヤや運転日の情報が入手できない限りまず不可能でしょう。しかし、どこかのんびりとした空気の中にあるこの両駅、京成の撮影にはよい場所かと思います。

投稿: Kaz-T | 2008.07.09 23:40

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