杜の都の仙台市地下鉄
仙台への旅行記、こんな路線にも乗車してみました。東北地方唯一の地下鉄である仙台市地下鉄です。
仙台市地下鉄は、JR仙台駅に接続している仙台駅を通り抜け、北側の泉中央から南側の富沢を結ぶ路線で、1987年に開業しました。現在、この路線で活躍している車両は1000系と呼ばれる車両です。
開業時から活躍している1000系 2008年7月25日 仙台で筆者撮影
仙台市地下鉄1000系は、開業から活躍している車両で、我が国では初めて自動運転を本格的に取り入れた車両で、1988年に鉄道友の会ローレル賞を受賞しています。
仙台からはまず泉中央に向かいます。仙台駅からは市街地の中心を走り、やがて終点が近くなると一旦地上に出て高架線を進み、再び地下にもぐって終点の泉中央に到着しました。泉中央は仙台市泉区中心で、この駅にはバスターミナルが設けられ地下鉄とバスの接続駅となっています。
今度は富沢に向かいます。
富沢行きの1000系 2008年7月25日 泉中央で筆者撮影
開業当初から走っていた1000系も、20年が過ぎて近年更新が行われています。更新の内容は、内装の更新およびLED式案内表示器、冷房化(東北地方の気候から開業当初は冷房の取り付けは行われていなかった)、制御装置のチョッパからVVVF化などが行われ、外観では行き先表示器がLED式になった点がポイントになります。
仙台駅までも元来た道を戻り、さらに進んで再び地上に出ると終点の富沢になります。ここに車両基地があり、列車は一旦引上げ線に入って折り返します。
2008年7月25日 富沢で筆者撮影
こうして、再び仙台駅に戻りました。
開業して20年が過ぎて仙台市民に定着した地下鉄、郊外から都心を結ぶ路線です。駅施設は6連まで対応できるようですが、現在はまだ4連で運転されています。仙台では続いて東西線の建設が始まり、開業は2015年度の予定だそうです。
仙台市地下鉄がこれからも市民に親しまれ、発展していくことに期待したいと思います。
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