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2008.07.12

富士急のヘッドマーク付き列車

今日は、富士急の「特急運行10周年記念硬券入場券セット」を購入しに、大月まで出向きました。大月に到着しますとヘッドマークをつけた1000系が停車中でした。

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「特急運行10周年」ヘッドマークをつけた富士急1000系 1207 2008年7月12日 大月で筆者撮影

停車していた1000系に付いていたヘッドマークは「特急運行10周年」のものでした。

富士急の特急は1998年7月に、まずは1000系3編成について車内を改装してモニターテレビや枕カバーの設置が行われました。その後2002年2月に、JR東日本より引退した165系ジョイフルトレイン「パノラマエクスプレスアルプス」を譲り受け、車体に富士山のキャラクター101体が描かれた2000系「フジサン特急」がデビューし、今日に至っています。

さて、大月で停車していた「特急運行10周年」のヘッドマークをつけた1000系を撮影してみました。

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「特急運行10周年」ヘッドマークをつけた1207F 2枚とも2008年7月12日 大月で筆者撮影 

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「特急運行10周年」ヘッドマーク

1000系1207Fに付けられた「特急運行10周年」ヘッドマーク、2000系「フジサン特急」には特に特急10周年のステッカー等は見当たりませんでしたので、この編成が特急10周年をアピールしていることになります。
1207Fは、特急運行開始時に特急用に車内が整備された編成です。この編成は今は普通列車の運用にしか就きませんが、2000系が入場した場合は特急「ふじやま」として運転されます。(その時の様子は弊ブログでも過去記事でアップしております。こちらからどうぞ。)

さて、この日大月駅2番線にも1000系の重連が停車していましたが、後側の2両にはこんなヘッドマークが付いていました。

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「ふじやまビール号」のヘッドマークをつけた1102 2008年7月12日 大月で筆者撮影

Img_2120「ふじやまビール号」ヘッドマーク

定期の普通列車に連結されていたこのヘッドマークをつけた列車は「ビールカー」という列車で、車内で沿線の地ビール「ふじやまビール」を販売して飲むことができるという列車で、特に予約などは必要ありません。今月の土休日(除く19~21日)と8月の16・17日に運転されます。(参考:富士急ホームページ
定期列車に連結されての運転ですので、ビールを味わいながら車窓から見える雄大な富士山を眺められる「これは良い飲み鉄列車」になりますが、さらに富士急では7月8月の金曜日の夜(運転されない日もあります)に予約制の「ビール列車」の
運転があり、その列車では車内で「ふじやまビール」が飲み放題とのことです。(参考:富士急ホームページ
沿線地域の地ビールとタイアップしたイベント列車で、この時期の暑気払いにぜひ、といったところでしょうか?

「ビールカー」が連結された1000系の普通列車、大月停車時で前の2両は通常の列車となりますが、こんな車両が連結されていました。

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「ビールカー」の前に連結されていた1205 「マッターホルン号」 2008年7月12日 大月で筆者撮影

ビールカーとなった編成と重連になっていた編成は、赤い車体の1205Fでした。この編成はビールを飲みすぎて赤くなったわけではなく、富士急と姉妹提携しているスイス・マッターホルンゴッタルド鉄道の車両をイメージした外装で「マッターホルン号」という愛称があります。おととし、姉妹提携15周年を記念して1編成がこの塗装になりましたが、今日もこの塗装で運転されています。ただ、ヘッドマークは外されました。

と、いうことで、ただ記念きっぷを買いにわざわざ大月まで行ってきただけなのに、富士急では今が観光シーズンの真っ盛りとあって、このようなイベント列車が運転されています。また特急運転開始10周年という節目を迎えました。

富士急1000系は京王5000系の譲受車ですが、この地で主力として活躍しています。観光シーズンを迎え活気づく富士急の姿を垣間見た気がしました。

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