今年度で置き換え 相鉄5000系
今日は相鉄を訪れたのですが、この車両も運用に就いていました。現在10両1編成が在籍している5000系です。
運用に就いていた5000系 2008年7月21日 ゆめが丘で筆者撮影
相鉄5000系は、1955年に製造された相鉄初の新造車両でかつ相鉄初の高性能車として登場した旧5000系に端を発します。湘南型の前面に張殻構造の車体、そして床下機器はカバーで覆ったボディーマウント方式を取り入れた画期的な車両でした。しかし、その後の輸送力向上やサービス向上などにより1975年までに、機器を流用し冷房・自動窓付きのアルミ車体の5100系に生まれ変わり、旧5000系の車体は処分されてしまったそうです。そして、1988年に機器類をVVVF化して再び5000系として再デビューしました。
相鉄の車両の変遷の一部を垣間見ることができる5000系、現在10両1編成が残りときおり急行や快速の運用に就いていますが、今年度の事業計画によりますと相鉄では新型車11000系がデビューし、5000系は置き換えられることになりました。
相鉄11000系はイメージイラストを見た限りではJR東日本のE233系をベースとした車両のようで、JR東日本ではE231系からE233系にモデルチェンジしたように、相鉄でもE231系ベースの10000系からE233系ベースの11000系にモデルチェンジを行うようです。
11000系の導入時期がいつ頃かはわかりませんが、これまでこの編成がある意味奇跡的に残っていた5000系も、ついに置き換えの時を迎えることになります。
この姿も、早いうちに記録されてみてはいかがかと思います。
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おまけ鉄ブログさん
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コメント
KAZ=Tさんこんにちは。相鉄5000系引退ですか。相鉄線は私もよく利用します。いつも海老名から横浜までと押しで乗ることが多く、5000系や7000系に乗る機会がないのですが、一回は二俣川から大和まで7000系に乗ってのんびりと行きたいですね。
投稿: オグリキャップ | 2008.07.22 16:52
オグリキャップさん、コメントありがとうございます。
相鉄で1編成のみの存在となっている5000系、この日は海老名から乗車したのですが、そこで改札を入ると先発の急行横浜行きとして停車中だったという状況でした。
相鉄5000系は大きな遍歴が2度あって今日の姿になっていますが、もう今年度で新型車11000系導入によって置き換えられることになっています。ことに相鉄のこのスタイルの車両は7000系もそうですが、数が減ってきているなと思うのは、やはりここでも世代交代が進んでいることを改めて感じた次第です。
投稿: Kaz-T | 2008.07.23 00:09
毎年のように、引退が噂されながらもしぶとく生きながらえてきた相鉄5000系も本当になくなってしまうわけですね。
相鉄アルミ3兄弟が全て揃っていた頃は、遠くからでは2100系、5000系、7000系の区別がつきにくかったものですが、いよいよ7000系のみになってしまいますね。
ところで、本題から外れてしまって恐縮ですが、吊り掛け時代の2100系について知りたいですね。登場時は銀色に煌くアルミ車体の中に入ってみたら、大爆音炸裂の旧性能ぶりに、そのギャップを感じたのではないかと思います。
5000系も自動開閉窓を採用した最初の車両として保存の価値はあると思います。
投稿: ねこたろう | 2008.07.29 02:37
ねこたろうさん、コメントありがとうございます。
相鉄5000系は数年前の時点て全車引退のはずでしたが、事故廃車になった車両が発生してこの編成は生き延びました。運用的にはラッシュ要員であるかと思うですが、このように土・休日ダイヤでも運用に入っていることがあるようです。
そういう運もあった5000系でしたが、この車両もいよいよ置き換えとなりました。このスタイルの車両も2100系が全車引退し、5000系も間もなく引退、その後も残る7000系についてもそう長くはないと思われます。8000系や9000系・10000系についても塗装を変更している中、今のうちに相鉄を訪れておくのがベターかと思います。
投稿: Kaz-T | 2008.07.30 23:55