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2008.07.27

浜松工場「新幹線なるほど発見デー」(2008)に行ってきました

今日は浜松まで行ってきました。今年もJR東海浜松工場でイベント、「新幹線なるほど発見デー」が開催されました。このイベントに参加してきました。

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このイベントの見せ場 車体上げ・載せ作業実演中で、クレーンで吊り上げられている700系先頭車 2008年7月27日 筆者撮影

浜松工場は、東海道新幹線の車両を主に整備している工場です。毎年開催されている恒例行事で、今年も昨日と本日と2日間開催されました。

浜松駅からはシャトルバスで会場入りするのですが、浜松駅の時点でバスに乗車するのに並んでいたという盛況でした。また、夏休み期間中ということで、旅行会社が企画したこのイベント参加ツアーもあったようで、なかなか人気のイベントであるようです。
そのシャトルバスに乗車し着いた会場で受付を過ぎまずは、整備線に停車中の新幹線車両を撮影してみました。

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整備線で展示された700系

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現在大量増備中のN700系

この場所では、事前申し込み抽選で運転台見学の場所になっていました。また別の整備線に停車中の300系も撮影してみました。

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別の整備線に停車していた300系

普段は、駅ホームからでしか見ることはできず、近年ではそのホームに安全柵ができてしまったことからこのイベントは、新幹線車両の前で記念撮影ができるということで主に親子連れの大変な人だかりができていました。

さてこの整備線の脇では、N700系や700系が主力となった今となっては、懐かしいあの顔の姿がありました。

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展示された保存車両

今回も展示された保存車両、撮影してみました。

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東海道新幹線開業時からの車両0系

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一時代を築いた100系の先頭車

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100系のシンボル車 2階建食堂車

東海道新幹線開業時から活躍した0系と、国鉄末期に登場し中間に2階建て車両を組み込んでいた100系の先頭車と2階建て食堂車が展示されました。N700系にまで進化した東海道新幹線、0系と100系は少年時代に憧れを抱いていた新幹線そのものの車両でした。

この向かいにも運転台見学や車掌体験で300系が停車していました。

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停車していた300系

このまま進んでさらに別の整備線の脇では、普段なかなかお目にかかれない、あの車両が展示されていました。

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新幹線の線路・架線・信号関係の検測を行なう「ドクターイエロー」T4編成

新幹線の線路や電気・通信・信号関係の設備の検査を走行中に行う試験車両、「ドクターイエロー」が展示されていました。

さて、このままさらに進みますとまた、展示していた車両がありました。

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初代「のぞみ」300系先行量産車の先頭車

この車両は300系の先行量産車として製造された車両で、その後増備された300系とは異なる部分があります。
初代「のぞみ」としてデビューした300系、700系やN700系が登場するにつれ「のぞみ」からは降り「ひかり」「こだま」として活躍していますが、その先行量産車が運用を離脱し、先頭車が1両残され一般公開のイベントで展示されるようになりました。
新幹線車両は常に高速運転を行うことから、在来線の車両と比較してその寿命は短いのですが、初代「のぞみ」の先行量産車までがこのように展示されるようになってしまったということで、東海道新幹線の進化がさらに進んでいることを改めて実感させられました。

300系先行量産車の後ろには、今日の東海道新幹線の進化の過程で出現した試験車両が展示されていました。

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700系の元になった300X高速試験車両

この車両は、新幹線のさらなる高速化を目指して製造された試験車両で300Xと呼ばれました。営業線で時速443kmをマークした車両でもあります。700系さらにはN700系にも繋がったデーターを提供して早くも役目を終えましたが、その先頭車がこのように保存されています。

浜松工場の新幹線に関する展示は以上ですが、この工場では在来線の車両の検査・修繕も行ないます。また在来線の車両も保管しています。今回のイベントでは、これら車両の展示もありました。撮影できたものを掲載いたします。

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特急列車など、東海道線などで優等列車牽引で活躍した花形機関車 茶色塗装のEF58 122

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こちらは標準塗装になった EF58 157

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車両基地で牽引車として配置されていたクモヤ90005

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戦時下で貨物輸送用に大量に製造された貨車 トキ900型 トキ4837 現存しているのはこの1両のみ

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名古屋を中心に活躍したジョイフルトレイン「ユーロライナー」指定牽引機として、特別塗装になっていた EF64 35

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鉄道発展期に輸入されてきた電気機関車 ED18 2

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冬季の除雪に活躍するディーゼル機関車 DE15 1531

こうして、浜松工場のイベントは盛大に開催されました。今日は大変暑い日でしたが、新幹線を間近に見ることができるとあって大変多くの人が訪れました。特に親子連れが多かったのが印象的で、やはり新幹線のイベントということで人気があったのでしょう。

日本の大動脈を担い、我が国の鉄道の看板ともいえる東海道新幹線のイベントでした。毎年開催されてきたイベント、夏の思い出作りのためにも来年以降の継続した開催にぜひ期待したところです。


画像は特記を除いてすべて2008年7月27日 浜松工場「新幹線なるほど発見デー」会場で筆者撮影


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浜松工場「新幹線なるほど発見デー」に行ってきました(2006年7月23日) ※おととし開催されたときの様子です。


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まめ写真館さん

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