東京メトロ副都心線開業により、直通運転を行う東武東上線系統でもダイヤ改正が行われました。その内容は、副都心線直通による運転系統の変更が主ですが、一方でこの列車が華々しく本日デビューしました。夕方から夜間にかけて座席定員制で運転される「TJライナー」です。
「TJライナー」は、この列車用に導入された50090系を使用した座席定員制の列車になります。停車駅は池袋を出るとふじみ野・川越・川越市・坂戸・東松山・森林公園で森林公園からさきは各駅に停車となります。なお、池袋から乗車するときは300円の着席整理券が必要ですが、ふじみ野以遠は整理券なしで乗車することができます。
さて、今日は「TJライナー初日」ということで池袋17:00発の「TJライナー1号」に池袋から乗車すると、記念品がもらえるということで朝早くから整理券を確保された方も多くいらっしゃるようです。私は今回はいつもお世話になってりますred starさんが、私の分を含めまして弊ブログと相互リンクをしているブログ管理人様分の席を確保してくださいましたので、記念すべき運転開始初日の「TJライナー」1号に乗車することができました。ここに御礼申し上げます。
さて、TJライナーが出発する池袋では記念式典が開催されていました。
池袋駅3・4番ホームでこのように式典が開催されていたのですが、到着する4・5番線のストップ方では実際にTJライナーに乗車する人とあわせて撮影しようとしていた人が多く集まり、これまでの東上線におけるイベント列車の出発時をはるかに超えた大変多くの人が訪れていました。TJライナーは、一般列車では降車ホームとなる5番ホームから乗車となります。TJライナー用の改札を通って、ホームに入りました。そしてほどなくTJライナー1号に使用される列車が到着しました。
ヘッドマークをつけた50090系51091Fで運転された「TJライナー1号」 2008年6月14日 池袋で筆者撮影
側面にもこのように表示される
多くの人が集まりごった返した池袋駅を17:00に「TJライナー1号」は出発しました。車内は50000系シリーズとは異なり、クロス・ロング転換機能をもつデュアルシートで、クロスシート状態で運転されました。乗車してほどなく車内では、記念品として乗車証明書とTJライナーのオリジナルボールペンをいただきました。
土・休日ダイヤの夕方とあってダイヤに余裕があることから、結構な速度で運転され、快適な車内でくつろいでいる間であっという間に最初の停車駅ふじみ野で、ここからは一般列車扱いとなるのですが、急行ですと川越までで停車駅があり以降は各駅停車となる中、その速度はかなり速い印象を持ちました。そして、あっという間に終点の森林公園に着きました。
「TJライナー」は夕方から夜の下りのみ運転です。そこでその送り込みは快速急行として池袋まで運転されます。
「TJライナー」の折り返しは快速急行 2枚とも2008年6月14日 森林公園で筆者撮影
森林公園でも多くの人が撮影していた50090系、快速急行は「TJライナー」の送りこみで上り池袋行きのみ運転される列車で、停車駅は森林公園を出ると東松山・坂戸・川越市・川越・志木・和光市と停車して池袋まで運転されます。車内はクロスシート状態で運転され、整理券などの料金は不要となっています。
こうして、華々しく登場した東武東上線のライナー列車、「TJライナー」に乗車してきました。東武東上線は距離が長いことから、帰宅時間帯のゆとりを提供するという新しい試みの列車となります。車両は通勤車としてもライナー列車としても使用できる仕様の車両ではありますが、これから東武東上線の看板列車として君臨していくことになります。
今日から走り始めた「TJライナー」、この列車が多くの人に利用され、発展していくことに期待したいと思います。
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