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2008.05.02

讃岐平野を走る 高松琴平電鉄

4月27日の夜は高松駅からは離れたところに宿泊しました。そして2日目は平日ではありましたがこの日はお休みをいただいていましたので、そのまま旅は続行となります。2日目の朝は、宿泊した場所に程近い所を走っていた高松琴平電鉄を撮影してみました。

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讃岐平野を行く琴電1080形 2008年4月28日 片原町~瓦町で筆者撮影

讃岐平野を走る高松琴平電鉄は、JR高松駅に程近い高松築港から琴電琴平を結ぶ琴平線と、高松築港から2つ目の市街地の中心と言える瓦町から分する長尾線と志度線からなる私鉄です。かつては「動く電車博物館」とも称されとかくよくもこれだけの骨董的な車両を多く走らせていた私鉄ではありましたが、旅客サービスの向上などによりそれら旧型車は姿を消していきました。そして、現在琴電で主力となっている車両は、琴平線では京浜急行電鉄からやってきた車両になります。

まずは、琴電で主力として琴平線で活躍している1080形です。

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朝のラッシュ時間帯の4両編成で運転されている 1090 2008年4月28日 片原町~瓦町で筆者撮影

1080形は京急では旧1000形だった車両で、1988年から導入されました。琴電はレールの幅が京急と同じ1435mmとなっていることから京急から譲渡された車両が活躍しています。1080形、さらに撮影しました。

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1088 2008年4月28日 片原町~瓦町で筆者撮影

旧1000形の譲渡はしばらく途絶えましたが、最近再び旧1000形が譲渡されるようになりました。

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緑の外装は長尾線用の車両 1300形として入線した旧1000形 2008年4月28日 片原町~瓦町で筆者撮影

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長尾線用1300系のうち1編成は「おーいお茶」の広告車 2008年4月28日 片原町~瓦町で筆者撮影

また琴電譲渡が再開された京急旧1000形、運用が長尾線用となったことから、外装がこの路線のラインカラーである緑色になりました。そして形式も同じ形態ながら1300形となりました。外観上は種車の関係から冷房装置が集中式になり、台車の形式も変わりました。

さて、旧1000形が譲渡された琴電、その後この車両も譲渡されました。700形です。琴電では1200形になりました。

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琴電では1200形になった京急700形 2008年4月28日 片原町~瓦町で筆者撮影

1200形になった京急700形は1967年にデビューした、主に普通列車用として片側にドアが4つあるという構造の車両です。京急では晩年は主に大師線で運用されていましたが、2005年で引退しました。(引退時の様子について弊ブログに過去記事があります。こちらからどうぞ)その後琴電にやってきましたが、現在では琴電で最多両数を誇る車両となりました。

1200形についても各種撮影しました。

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ANA広告の1213 2008年4月28日 片原町~瓦町で筆者撮影

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1207 2008年4月28日 片原町~瓦町で筆者撮影

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1205 「しあわせさんこんぴらさん号」 2008年4月28日 片原町~瓦町で筆者撮影

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四電エナジーサービスの広告車 1215 2008年4月28日 片原町~瓦町で筆者撮影

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新屋島水族館の広告車 1203 2008年4月28日 片原町~瓦町で筆者撮影

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四電エナジーサービスの広告車 1212 2008年4月28日 片原町~瓦町で筆者撮影

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長尾線にも1200形が導入された 1251 2008年4月28日 片原町~瓦町で筆者撮影

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長尾線の新屋島水族館の広告車 1255 2008年4月28日 片原町~瓦町で筆者撮影

朝のラッシュ時間帯で撮影したため、琴平線では4両編成の列車が多く撮影できました。4両編成になる場合は、特に形式は限定していませんので、それこそ1200+1080といった京急時代でも朝のラッシュ時に通勤快特や特急で見ることができたという旧1000形と700形の併結運転、琴電でも朝のラッシュ時間帯ですと日常的に見ることが出来るようです。また、1200形は広告車が多い印象がありましたが、琴電は一時期経営危機に陥り会社更生法の適用申請まで行い、その後経営再建がなりました。どうしても収益を上げるためにはやむを得ないことと思われます。そして長尾線の列車もこのように撮影できました。これら撮影後は琴平線に乗車しまして、琴電琴平まで乗車しました。

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琴電琴平に到着した1083 2008年4月28日 筆者撮影

琴平線は、高松築港から栗林公園までが複線でその後は単線になります。車庫のある仏生山を過ぎるとのどかな風景を進んで、琴平に到着します。
琴平からは来た道を戻りました。そして、高松築港でも撮影してみました。

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長尾線の1303 2008年4月28日 高松築港で筆者撮影

讃岐平野を走る琴電を撮影しました。まずは主力の元京急車を記事としました。かつてのバリエーション豊富な古豪が闊歩していた時代はもう遠くになりましたが、今活躍している車両もなかなか見どころある車両が存在しています。琴電についてはまだ記事が登場しますので、こうご期待ください。

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コメント

KAZ-Tさんこんにちは。京急の1000系、四国の地で走っているんですね。東京では、ローカル輸送がメインになってきていますが、まだまだ活躍しています。会社更生法の適用で、一時はどうなるかと思いましたが、少しずつでも経営再建ができるといいですね。

投稿: オグリキャップ | 2008.05.02 09:30

オグリキャップさん、コメントありがとうございます。

讃岐平野を走る琴電は、線路幅が1435mmということで、元京急の車両が多く活躍しています。京急では数を減らしてきている旧1000形と、もう京急からは姿を消した700形が主力として走っている琴電の琴平線です。

讃岐うどんめぐりを合わせて、乗車してみたい路線であるかと思います。

投稿: Kaz-T | 2008.05.02 20:04

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