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2008.05.31

置き換えが再開される京王3000系を撮る!

5月27日は勤務の関係で、出勤が遅くなりました。この機会を利用しまして、今年度から置き換えが再開される京王井の頭線3000系を撮影してみました。

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今年度から置き換えが再開される京王3000系 3022F 2008年5月27日 高井戸で筆者撮影

京王の路線の中で、渋谷と吉祥寺を結ぶ井の頭線で長きにわたり活躍してきた3000系、「レインボーカラー」に彩られた車両として1962年から導入され親しまれてきましたが、輸送力増強と寄る年波には勝てず1000系の導入により、姿を消していきすでに約半数が置き換えられました。
さて、今年度の京王電鉄の経営計画によりますと、井の頭線にも1000系が25両導入されることになり、さらには2010年度までに3000系はすべて置き換えられることになりました。今残っている3000系は1995年ごろに実施されたリニューアル更新が行われた車両だけになり、オリジナルの湘南スタイルで残っている車両はありません。また、運用も昼間では2~3運用ほどしか就いていない状況で、3000系で「レインボーカラー」すべてを撮影しようと考える場合は必然的に、平日朝のラッシュ時間帯を狙うことになります。

そこで、今回は井の頭線の定番撮影地と言える高井戸駅吉祥寺方先端で、3000系を撮影してみました。

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アイボリーの3023F

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ラベンダーの3026F

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ライトブルーの3028F

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ブルーグリーンの3029F

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ベージュの3020F

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ライトグリーンの3025F

朝のラッシュ時間帯は続々と3000系もやってきます。

さて、現在残っている3000系のうち3020Fからは車体の構造が一部変わり、軽量車体になりました。外観上はドア及び窓上に水切りが省略されたこと、窓下のコルゲートが1本減った、などが識別点になりますが、これ以前の非軽量車体である3016F~3019Fについては、今年度の1000系増備により運用を離脱することが予想されます。特に3016Fと3017Fについては先頭車が分散クーラーを搭載しているという点で、さらに気になる編成になります。今回はこれら4編成も運用に就いていました。

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非軽量車体 ライトグリーンの3018F

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非軽量車体 ラベンダーの3019F

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非軽量車体・先頭車は分散クーラーを搭載した サーモンピンクの3017F

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非軽量車体・先頭車は分散クーラーを搭載した アイボリーの3016F

これで3000系「レインボーカラー」全色撮影でき、また現存している非軽量車体の4編成すべて撮影できました。

今年度増備の1000系はいつから入線するのかはわかりませんが、これから井の頭線でも再び置き換えが開始され、3000系は姿を消します。1000系の増備がすすみますと、3000系の運用は朝・夕のラッシュ時間帯限定になることは十分に予測できますので、京王井の頭線の3000系は、今でしたら朝ラッシュ時間帯で多く撮影可能であり、昼間や土曜・休日でも昼間に数本は走ってますので、今の姿を記録にとどめておいてみてはいかがでしょうか?

画像はいずれも2008年5月27日 高井戸で筆者撮影

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コメント

KAZ=Tさんこんにちは。小田急線沿線に住むものとして、井の頭線は下北沢から渋谷までショートカットしてくれる便利な路線です。下北沢駅が構造上、ノーラッチで乗り換えられるという便利さも手伝って一時期よく乗っていました。車両置き換えですか。車両が変わっても、今までどおり便利な井の頭線であることを臨みます。

投稿: オグリキャップ | 2008.06.01 18:35

オグリキャップさん、コメントありがとうございます。

京王3000系は井の頭線用の車両として、長きにわたり親しまれました。JR中央線の吉祥寺から渋谷へ、京王線とま明大前で、小田急線とは下北沢で接続しています。
輸送力増強と老朽化により3000系は置き換えられることになり、これから急速に姿を消していくと共に、その運用もラッシュ時間帯限定になることも予想されます。
今の姿を記録してみてはいかがかと思います。

投稿: Kaz-T | 2008.06.01 23:57

とうとう来る時が来てしまったと言う感じです。最近は休日の昼間に急行運用をあまり見なくなりましたし!東京近郊エリアで4扉と3扉が混在して、しかもそれをわざわざ足元の表示(緑か橙)で案内していますが混雑の激しい井の頭線に於いては無理が多い様なので4扉統一は必修でしょう。

投稿: 開運skyliner | 2008.06.03 08:06

開運skylinerさん、コメントありがとうございます。

今年度の京王の事業計画により、久々に井の頭線の1000系の増備が再開されます。また2010年度までに3000系をすべて置き換えるということも発表されましたので、今のうちに撮影した次第です。
今時点でも昼間は数運用である状況で1000系の増備が進めば、今後3000系は朝ラッシュ限定運用になることは十分考えられますが、これも輸送力向上による混雑緩和を図らなければならず、乗車位置がバラバラになっていることからも置き換えは急務であるかと思われます。

投稿: Kaz-T | 2008.06.04 00:04

3000系の前面を改造した目的は1000系と共通運用する際の運転士から見た視界の格差を縮めることだったと思われますが、やはり、昔の"パーマンマスク"とも言える湘南窓の方が愛嬌ありますね。クーラーも京王の15年交換主義によって原型をとどめるものは16番と17番のクハに残るのみで、年内にも廃車になると思います。
非軽量車体で、初めて5両全てが集中型クーラーだった18番編成は物心ついて初めて見た新車であり、側面方向幕追加改造も最後の方で、3000系の中では最も美しい編成と思ってきました。現在でも角型クーラーが残る数少ない編成だけに廃車は残念です。
ところで井の頭線の輸送力増強計画を立案する際に、車両大型化の他に、"サハ3550"を挿入して3000系を6両にすることは考えられなかったのでしょうか?それでも最初の10本くらいまでの廃車は免れなかったとは思いますが…
願わくは1編成だけでも昔の"パーマンマスク"にリバイバルできないかなと…18番編成が廃車になるのなら25番編成で…1900系や2700系から始まる京王型湘南スタイルの最後を飾るにふさわしいのはやはり緑ですから…

投稿: ねこたろう | 2008.07.08 15:06

ねこたろうさん、コメントありがとうございます。

京王3000系、今残っている車両はすべてリニューアルが行われた前面がパノラミックウィンド型になり、オリジナルの湘南スタイルで残っている車両はありません。確かに、この時期に登場した1000系に合わせたということは、間違いないかと思います。

1987年から始まった井の頭線の輸送力増強について、すでに施設面ではほぼ完成し、20m4ドアの大型車が走るようになりました。往々にして、3000系規格の6連化は考えられなかったのかという議論がありますが、おそらくこの時期で工事完成後は3000系の取り換え時期となることや、今の大型化で編成長が10m弱長くなるといっても、それだけでホーム延伸に難儀した駅があり、すでに池ノ上や浜田山といった駅では、今の時点で踏切に挟まれている状況であり、また富士見ヶ丘車両基地の敷地についてもここ最近で拡張が始まった状況であることから、6連化よりも大型化という選択をしたと考えられます。

今残っている3000系は古くても1975年製、最終の3029Fでは1988年製ですが、あと2年ほどで姿を消すことになっています。今年度から1000系の増備が再開され、来年度からはラッシュ運用限定になってしまうことも予想されますので、今のうちに井の頭線で活躍している3000系に乗車されてみてはいかがでしょうか?

投稿: Kaz-T | 2008.07.09 23:56

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