桜咲く！ 秩父鉄道「さくら」号

4月に入りまして、各地で桜が咲き誇るシーズンとなりました。関東地方では今週が見ごろのようで、今日もあちらこちらでお花見をされた方もいらっしゃることでしょう。

さて、埼玉県の秩父鉄道ではこの時期、急行列車を「さくら」号としてヘッドマークを付けて運転されます。まずは、この列車を撮影してみました。

「さくら」号のヘッドマークをつけた6000系急行　2008年4月5日　和銅黒谷で筆者撮影

埼玉県の北部、東武伊勢崎線の羽生からJR高崎線の熊谷を経由して秩父・三峰口を結ぶ秩父鉄道では、沿線に桜の名所が多くあります。特に武州中川駅付近にある青雲寺は関東一の枝垂桜の里として知られ、多くの人が訪れ、この時期は急行が臨時停車します。これにあわせて、通常では「秩父路」号として運転されている急行列車にヘッドマークがつき急行「さくら」号として運転されます。和同黒谷駅で撮影しました。

西武鉄道から直通してきた4000系長瀞行きとすれ違う6001F急行「さくら」号

6001F三峰口方先頭6201

現在、秩父鉄道の急行として活躍している6000系は、元西武新101系からの譲受改造車になります。奇しくもやはり101系から改造された西武4000系と並びました。

6001F　熊谷・羽生方先頭6001

ヘッドマークは前後で異なったデザインになっています。

そして2本目がやってきました。

貨物列車を追い抜いた急行「さくら」号影森行き　6002F　三峰口方先頭6202

戻ってきた6002F急行「さくら」号熊谷行き　6002

ヘッドマークは編成ごとに異なっていました。

さて、2本目の6002Fは影森行きでしたので、すぐに戻ってきましたが、ここで列車行き違いのため運転停車となりました。行き違った列車は、今年も春になり運転が開始された秩父鉄道のSL列車「パレオエクスプレス」です。

SLと急行の「さくら」号が並ぶ

「さくら」号のヘッドマークをつけたC58 363

今年も運転が開始された秩父鉄道のSL「パレオエクスプレス」ですが、この時期はSLにもヘッドマークが付けられSL「さくら」号として運転されました。春が来て運転を再開したSL列車、多くの人が乗車されているようでした。

さて、秩父鉄道6000系は3編成あります。もう1編成は熊谷に留置中でした。

留置中の6003F　三峰口方先頭6203　2008年4月5日　熊谷で筆者撮影

6003Fについても、羽生方先頭が別デザインのヘッドマークが付いていましたが、撮影はできませんでした。

秩父地方にも春がやってきました。桜が咲き誇る華やかな時期です。SL・急行「さくら」号は、明日も運転されるとのことですので、華やかなヘッドマークに彩られた秩父鉄道の優等列車をご覧になってみてはいかがかと思います。

画像は特記以外　2008年4月5日　和銅黒谷で筆者撮影