四国電化の幕を上げた 121系
高松到着後は、まずここで撮影してみました。高松駅はJR四国の拠点ともいうべき駅で櫛形のホームを持つ行きどまり構造の駅になります。駅自体は近年の再開発に伴い移転され、かつての様子とは異なっていますが、櫛形ホームの構造はこれまでとは変わっていないように思います。
さて、四国地方は国鉄時代は長年気動車王国と呼ばれ電化していた路線が皆無でしたが、1988年3月にまず高松~坂出と多度津~観音寺・琴平が電化しました。ちょうど国鉄末期に完成した四国の電化、それに合わせて登場したのが121系という車両です。
四国に初めて登場したJRの電車121系 2008年4月27日 高松で筆者撮影
国鉄の分割民営化・JR四国発足直前に登場した121系は、JR発足当初に銀色の車体を輝かせながら讃岐平野で運転を始めました。その後現在でも高松を中心としたエリアで活躍しています。
121系にはこんな運用もある 快速「サンポート」 2008年4月28日 高松で筆者撮影
高松エリアで2両編成で活躍している121系、車内はセミクロスシートになっています。2本つなげた4両編成の運用もありますが、一部列車はこのように快速「サンポート」という列車にも使用されています。「サンポート」とは、高松駅周辺の再開発により誕生したエリアになります。
国鉄末期の四国電化により登場した121系、国鉄からJR発足時の橋渡しとなったこの車両は、高松エリアで今も主力車両としてこのように活躍しています。
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