西武30000系デビューイベントに行ってきました
いよいよ年度末になりましたが、今日は西武池袋線小手指車両基地で、この春から営業運転を開始する新型車両30000系のデビューイベントが開催されました。このイベントに行ってきました。
いよいよデビューする西武鉄道の新型車両30000系 2008年3月29日 小手指車両基地30000系デビューイベント会場で筆者撮影
西武30000系は、今年度から導入が始まった新型車両です。新コーポレートシンボルが制定された西武鉄道にそのシンボルを具体化した車両として製造されました。「Smile Train ~人にやさしく、みんなの笑顔をつくりだす車両~」というコンセプトの下、デザインの検討には社内の主に事務系の女性社員も加わったプロジェクトチームが結成され、女性の感性を取り入れた車両として設計され、今年度は8両編成3本が導入されて現在試運転が行われています。今日は、いよいよデビューする30000系の一般公開として、3編成を使い展示会・車内内覧会・床下見学会が行われました。
さて、私はこのイベントには午後から参加しました。会場入り口で記念品として西武30000系のパンフレットと30000系をデザインした飴をいただきました。そして会場に入りましたが、床下見学会・車内内覧会も多くの人が訪れ順番待ちの状況でした。そこでまずは展示会会場に向かい、ここで停車していた30000系を撮影してみました。
車両展示会で展示された38103F 行き先表示は「拝島快速 拝島」
撮影も可能な展示会会場では、38103Fが展示されていました。「たまごのようなやさしいふくらみ」をイメージしたというその前面は「Smile Train」という愛称にもマッチした親しみやすいデザインではないかと思います。画像の行き先は「拝島快速」という妙な表示が出ていますが、これは今年6月のダイヤ改正により西武新宿線系統に登場する新種別で、その名の通り拝島線に直通する優等列車の種別になり、現在の急行よりも停車駅が削減され所要時間の短縮が図られることになっています。
さて、30000系のデビューイベントは小手指車両基地で開催されました。小手指車両基地で開催されたイベントといますと、昨年の「バレンタインデーイベント」(弊ブログ過去記事はこちらです。)が記憶に新しいのですが、このときは展示された車両にあまりにも妙な行き先が連発して表示され、昼飯を食べる時間がないくらいのとんでもないイベントになりましたが、今回も展示された38103Fは時々行き先表示が変えられ、その中で妙な表示が出現しました。
ここで撮影できたものを掲載します。
豊島園に行くのに便利な「準急 豊島園」
出現するか?「通勤準急 吾野」
運転されるのか?「各停 仏子」
営業運転が始まれば日常の表示「急行 西武新宿」
そして「試運転」
他にも妙な表示や、種別のみの表示もありました。
展示会は飯能方で行われましたが、妙な行き先表示で人が集まっている状況でした。これに見入ってしまいますと、他を見ることができなくなりますので、展示会は後にして今度は車内内覧会に行ってみました。
車内内覧会車両として車内が公開された38101F
洗浄線に停車させて実施された車内内覧会、車内の様子を撮影してみました。
30000系の運転台
車内客室の様子
新たに設計されたオリジナルの「たまご型」つり手
30000系の特色の一つ 優先座席の様子
ドア上に2台設けられた液晶モニター
西武30000系は外観はもとより、車内についても女性の感性を反映させ細部にまでこだわたデザインとなりまました。ドーム型を採用した天井、新設計たまご型のつり手、そしてハートをモチーフにした柄の「優先席座席」などが大きな特徴です。また、その座席は背もたれ上部の緩やかなアーチに優しさを感じさせるとともに、その座り心地も近年の車両によく散見される俗にいう「岩座席」(西武30000系では、そのメーカーから特にその懸念があった)ではない、座り心地の良いものでデザインを担当された方のこだわりを感じることができました。
さて、内覧会の車両を出て再び展示会の編成を見てみますと、また妙な表示が出ていましたので、池袋方を柵外から撮影しました。
・・・?「快速急行 国分寺」
30000系は計画では6両編成も製造されることになっていますので、国分寺線には入線することがあるかと思われますが、それでも「快速急行」とは、実際に運転されるとしたらどんな列車になるのでしょうか?
このあとは床下見学会ということで、検修庫のピット線で展示されました。
床下見学会用として展示された38102F
床下見学会では、搭載されている機器などについての説明がありました。こうしている間に閉場の15:00になり、会場を後にしました。
今年度は3編成が導入された西武鉄道の新型車30000系、3本並べての展示ではありませんでしたが、車両の展示・車内内覧会・床下見学など、これから運転を開始する新型車両を公開したイベントになりました。これからの西武鉄道の主力車両となる30000系、新コーポレートシンボルも制定された現状において、この車両には大きな期待が込められていると感じます。それは、女性社員も参加したデザインの検討とともに「Smile Train」と名付けられたことからも、十分に伺えることかと思います。
これからも試運転が続けられる西武30000系「Smile Train」、営業運転は4月26日にまずは西武新宿線の急行から開始されることになっています。営業運転開始が待ち遠しく感じるとともに、これからの活躍が大いに期待できる車両であると感じます。
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