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2008.02.10

Coming Soon! 東急6000系

現在、東急電鉄では田園都市線の逼迫した混雑を解消するために、二子玉川~溝の口を複々線化して現在二子玉川までの大井町線を溝の口まで延長すると共に、急行の運転も開始します。複々線完成は来年度の予定ですが、今年度はまず大井町~二子玉川で急行運転が開始されます。大井町線急行用として登場する新型車両6000系を撮影してきました。

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いよいよ大井町線で運転を始める急行用の新型車両6000系 2008年2月10日 二子新地で筆者撮影

いよいよ大井町線でも運転が始まる急行列車用に東急では新型車を導入することになり、6000系と命名されたこの車両は混雑著しい田園都市線のバイパスルートとして機能する大井町線の期待の新型車になります。そのスタイルはこれまでの東急では考えられなかった傾斜した前面や、オレンジのストライプの側面外装の特徴があります。

さて、田園都市線の複々線化工事は来年度完成を目指して急ピッチで進んでいますが、そのうち二子玉川から二子新地までの区間では線路の敷設も終わり、ここまで車両が入線できるようになりました。その二子新地に今日は6000系の第1編成6101Fが留置されているとの情報を、弊ブログと相互リンクをいただいており、いつもお世話になっておりますred star's Blog管理人のred starさんから聞きました。そこで二子新地に向かい、ここでホームから十分に撮影できた6000系を見てきました。

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上り渋谷方面行きホームから溝の口方先頭の6601

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6601を下り中央林間方面行きホームから撮影

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こちらは大井町方先頭6101

二子新地の線路は留置線という扱いになっているのかパンタグラフを下げた状態で止まっていましが、来年度に複々線が完成すると、この6000系か颯爽と駆け抜ける線路になります。

二子新地は田園都市線の駅です。やってきた田園都市線の列車とのコラボレーションも撮影できました。

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長きにわたり田園都市線の主力車両であった8500系との並び

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傾斜前面のスタイルの源はここから?乗り入れてきた東京メトロ半蔵門線8000系との並び

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来年度の複々線完成後も、この車両は東急田園都市線に乗り入れてくるのだろうか?乗り入れてきた東武30000系との並び

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オレンジの共演! 乗り入れてきた東武50050系との並び

田園都市線のダイヤの関係でなかなか東急の車両がやってこなかったのですが、乗り入れてきた東京メトロ・東武の車両との並びもこうして撮影できました。

大井町線では急行運転にあわせて改良が進められてきており、まもなく急行列車の運転が開始されます。混雑著しい田園都市線のバイパスとしての役割が加えられた大井町線にデビューする新型車6000系、乗ることができる日はもうまもなくです。


画像はすべて2008年2月10日 田園都市線 二子新地で筆者撮影

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コメント

こんばんは。Kaz-T様もこちらへ行かれたのですね。
自分も撮りに行きましたが、まだ記事にしておらず、MSEの記事を先に書いてしまいましたので、6000系の記事も書かなければと思います。
6000系は多摩川・池上線の7000系や5000系ファミリーにもないほどの傾斜デザインですよね。たしかにメトロの8000系を見ていると元祖なのでは?という感じがします。
この車両は地上専用なのに貫通扉付きなのがなぜだろうという疑問がありますが、目黒線乗り入れも対応しているのでしょうか・・・
余談ですが、時間帯的に同じ場所に自分がいたような気がしますが、気がつかなくてすいませんorz

投稿: 和佐 | 2008.02.10 21:31

どう致しまして!元情報は田園都市線沿線にお住まいの私の古くからの仲間が教えてくれたので、本来は彼にこの記事を捧げたい所です。今日私は昼に撮影、夕方からグランベリーモールへ買い物、夜8時頃にもここを通りましたが、まだ暗闇の中に新6000系が佇んでました。明日何時に動くかはわかりませんが、明日朝行けばまた撮れますね。ここ二子新地に大井町線急行用車両が置いてある所から、あえて田園都市線沿線民の皆様に大井町線急行運転利用を促してるかのようですね。確かに貫通扉付いてますので、車両数からしても地下鉄乗入はありそうですが、まさかのまさかで東急の大井町駅を地下化してりんかい線と繋げて直通運転するって大それた計画はないですよね!?

投稿: red star | 2008.02.10 22:10

コメントいただいまして、ありがとうございます。

和佐さん>
私は記事中にありますように、情報が入ってきまして二子新地へ向かった次第です。
6000系のデザインは、東急に限らず最近の新型車両特に通勤型車両においては類をみない傾斜した前面が印象的です。混雑が依然厳しい田園都市線のバイパスを受け持つということで、それだけデザイン面でインパクトがある形状が検討されたのでしょう。
確かに大井町線だけですと貫通路は不必要ではあるかと思いますが、東急としては将来的にはどの線区でも使えるようにあえて貫通路を付けたのではないかと思います。
この日は、二子新地で数名が撮影していました。自分は12時ごろ撮影をしていました。確かにもしかするとニアミスしていたのかもしれません。

red starさん>
このたびは、わざわざ情報をいただきまして、ありがとうございました。おかげさまをもちまして、実車を見ることができたと共に撮影もできました。
複々線化工事は着々と進んでいる状況で、二子新地までは線路が敷かれています。そういう意味におきましては、わざわざ二子新地に留置したというのは、田園都市線利用客の方へのアピールになったいるかと思われます。やはり貫通路についてコメントされていますが、まさかりんかい線直通まではないと思いますが、今後の運転系統いかんで目黒線に乗り入れ地下鉄直通というのも考えられているのかもしれません。

投稿: Kaz-T | 2008.02.11 00:37

こんばんは。

こちらも先日ようやくこの新型車両の姿を見てきましたが、20m4ドアステンレス車にも関わらず、既存の5000系列とは異なる強烈な外観や塗装の別形式となる辺りは、東急の大井町線急行運転開始に際しての思い入れの強さを感じさせられます。

また前面貫通路は8090系の二の舞は…という事なのかもしれませんが、この強烈なスタイルが大井町線限定となるのか、今後5000系列に変わって東急の新標準スタイルとなるのかも気になる所です。

投稿: MAKIKYU | 2008.02.19 20:41

MAKIKYUさん、コメントとトラックバックをありがとうございます。

大井町線の急行用にデビューする6000系、おっしゃるとおりで、単純に考えれば5000系列でラインの色をオレンジとすればそれでよかったかと思います。しかし、これまで日陰の路線であった大井町線に登場する急行用ということで、特に混雑が著しい田園都市線のバイパスルートとなるだけに、利用客にアピールするデザインが採用されたと考えられます。
傾斜した前面は強烈な個性を醸し出していますが、とりあえずは大井町線用の車両として導入され、今後も導入される田園都市線には5000系として増備がなされることかと思われます。

いずれにしましても、デビューの日が楽しみです。

投稿: Kaz-T | 2008.02.19 23:28

この記事へのコメントは終了しました。

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