今年も、例によりまして新宿駅に行ってきまして、終夜運転の臨時列車を撮影してきました。こちらも今年盛大に運転された小田急ロマンスカーの終夜運転で走る臨時列車「ニューイヤーエクスプレス」を撮影してきました。
小田急の臨時ロマンスカー「ニューイヤーエクスプレス」は、1:00から5:10までほぼ30分おきに運転されます。行き先も1本を除いて片瀬江ノ島行きで運転され、江ノ島海岸から登るご来光を拝むのに便利な列車となっています。
さて、今回は新宿には3:15頃に到着しました。まずは停車中だった3:30発の「ニューイヤーエクスプレス」11号を撮影してみました。
新宿3:30発の「ニューイヤーエクスプレス」11号は伊勢原行きで30000形「EXE」の6両編成 2008年1月1日 新宿で筆者撮影
1:00から30分おきに運転される「ニューイヤーエクスプレス」ですが、3:30発の11号列車だけは行き先は伊勢原行きで、丹沢・大山へ参拝及びご来光を拝む方に便利な列車として毎年運転されています。この列車は今年も昨年「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞した30000形「EXE」の6両編成で運転され、新宿では普段見ることがない貫通型先頭の姿を見ることができました。
続きまして、4:00に出発する「ニューイヤーエクスプレス」13号です。
新宿4:00発の「ニューイヤーエクスプレス」13号は50000形「VSE」で運転 2008年1月1日 新宿で筆者撮影
「ニューイヤーエクスプレス」13号は、小田急の看板車両といえる50000形「VSE」が使用されました。昨年は1本だけだった「VSE」使用の「ニューイヤーエクスプレス」、今年は2本設定されました。さすがVSE使用列車なだけに13号は発車間際で満席になりました。
そして、4:30に出発する「ニューイヤーエクスプレス」15号です。
新宿4:30発の「ニューイヤーエクスプレス」15号は10000形「HiSE」で運転 2008年1月1日 新宿で筆者撮影
「HiSE」の「ニューイヤーエクスプレス」表示
「ニューイヤーエクスプレス」15号は、10000形「HiSE」が使用されました。ここ数年、毎年小田急の「ニューイヤーエクスプレス」は撮影しているのですが、10000形「HiSE」の「ニューイヤーエクスプレス」は初めて見ました。
さて、「ニューイヤーエクスプレス」15号を撮影後は、すぐに出発する各駅停車に乗車しました。そして代々木上原に向かいました。代々木上原では、今年も運転された東京メトロ千代田線から片瀬江ノ島まで直通する急行「初日の出号」を撮影しました。
1000形で運転された東京メトロ千代田線から直通の急行「初日の出号」片瀬江ノ島行き 2008年1月1日 代々木上原で筆者撮影
今年の「初日の出号」ヘッドマーク
今年も運転された、東京メトロ千代田線から直通の急行「初日の出号」は、1000形が使用されました。昨年、小田急では千代田線直通用の新型車4000形が登場したことから、この車両が使われるかと思ったのですが1000形の10両固定編成が起用されました。しかしヘッドマークは運転台内に掲出するような形状になり、一見「マーク無し」かとも思ってしまった簡素なものになりました。また、ヘッドマークの取り付け位置も藤沢方先頭(藤沢で向きが変わります)では車掌台側に付けられましたが、反対側では貫通路のガラス面に付けられていました。
小田急の終夜運転のロマンスカー「ニューイヤーエクスプレス」と地下鉄千代田線から直通の急行「初日の出号」は、今年もこのように運転されました。今年は小田急で地下鉄千代田線にも乗り入れるロマンスカー60000形「MSE」がデビューします。来年にはMSE使用の「ニューイヤーエクスプレス」が出現するのか、また「初日の出号」に4000形の起用があるのか、気になります。いずれにしましても、今年の小田急も話題が多くありそうで、われわれファンを楽しませてくれることでしょう。