Coming Soon! 小田急ロマンスカー60000形「MSE」 多摩線で試運転

今年3月から営業運転を始める小田急の新型ロマンスカー60000形、今年度導入される16両がすべて入線して現在営業運転に備えて試運転が行なわれています。そこで、今日は試運転が行なわれているであろう多摩線を訪れてみました。

唐木田を出発した60000形「MSE」試運転列車　2008年1月19日　筆者撮影

新型ロマンスカー60000形「MSE」は、地下鉄千代田線に直通する車両で、４＋６に分割可能な10両編成の列車になります。「フェルメール・ブルー」と呼ばれる輝く青の車体は、これから登場するロマンスカーとして話題を集めています。

さて、今回も小田急多摩線で試運転が行なわれていると予測して、京王線経由で永山に向かいました。ここから新百合ヶ丘行きの各駅停車に乗車したところ、試運転の「MSE」とは、はるひ野ですれ違いました。今日はまず試運転が行なわれていることを確認後、次の黒川で下車して、ここで唐木田から戻ってきた「MSE」の試運転列車をまずは撮影してみました。

貫通型運転台を先頭に6両編成でやってきた60000形「MSE」　2008年1月19日　黒川で筆者撮影

今回の試運転列車は各駅に停車した　2008年1月19日　黒川で筆者撮影

本日の試運転は、60252F単独の6両編成で行なわれました。このため、新宿方先頭が貫通型運転台というスタイルの車両を見ることができました。なお発表されている「MSE」の運用では、平日ダイヤで夜の大手町21:33に出発する本厚木行きの「メトロホームウェイ43号」と、土休日ダイヤの「メトロはこね」の箱根登山線内で6両編成運転があることになっています。いすれにしましても、このスタイルの車両を先頭にして走行するシーンは、昼間の小田急線内ではまずこの姿を見ることはないかと思われます。
また、今回の試運転は運転士の取り扱いの訓練も兼ねていたようで、各駅に停車していました。

さて、黒川で撮影後は折り返す唐木田に行ってみました。唐木田では3番線に入線しました。

到着する60000形「MSE」　2008年1月19日　唐木田で筆者撮影

2008年1月19日　唐木田で筆者撮影

唐木田では、すぐに折り返して出発していきました。ここで出発を見送ってから、新百合ヶ丘で折り返してくる試運転列車を撮影するために、次の小田急多摩センターに行ってみました。ここで、本日はこの試運転の「MSE」を各所で撮影していた弊ブログと相互リンクをしておりますred star's Blog管理人のred starさんにお会いしました。この駅下りホーム新宿方で、再びやってきた「MSE」の試運転列車を撮影しました。

2008年1月19日　小田急多摩センターで筆者撮影

2008年1月19日　小田急多摩センターで筆者撮影

多摩ニュータウンの中心地、多摩センターに入線する「MSE」です。「MSE」の多摩線での運用は平日ダイヤにおいて夕方の17:35に北千住を出発する「メトロホームウェイ71号」が唐木田行きとなります。
小田急ロマンスカーで新型車が登場するとなると、その注目度は並大抵ではなく、小田急沿線だけにはとどまりません。小田急多摩線は永山～多摩センターは京王相模原線と並行していますが、小田急多摩センター入線時に並走してきた京王相模原線8000系快速の乗客からも、この「MSE」試運転列車は注目を集めていたのではないかと思います。

こうして、多摩線で試運転を行なっていた60000形「MSE」を撮影することができました。
今年3月から営業運転を開始する60000形「MSE」は、地下鉄千代田線に直通するという、新たなフィールドに入ります。そして、その運用も平日は小田急線から都心部への通勤やその帰りにゆとりを提供する特急列車として、また土休日には千代田線から箱根へいざなうロマンスカーとして、また運転日限定で小田急線から新木場「ベイリゾート」へのアクセスとしても運転されることになっています。先日、運転開始日の特急券の予約が始まったとのことですが、あっと言う間に満席になったとのことで、小田急ロマンスカーの人気の高さとともに、注目を集めていることを思い知らされました。試運転が行なわれている60000形「MSE」、営業運転開始まであと2ヶ月を切りましたが、このように走行している姿を見ますと、青く輝くロマンスカー「MSE」の営業運転開始が楽しみになってきたとともに、待ち遠しくなってきました。