関東鉄道 第14回鉄道の日記念 水海道車両基地一般公開イベントに行ってきました
11月に入りまして、最初の週末となった今日は、茨城県の常磐線取手から水戸線下館を結ぶ関東鉄道常総線の水海道車両基地で一般公開のイベントがありました。このイベントに行ってきました。
今年の関東鉄道水海道車両基地一般公開イベントで展示された車両 2007年11月3日 水海道車両基地 第14回鉄道の日イベント会場で筆者撮影
今年も開催された、関東鉄道水海道車両基地の一般公開イベント、水海道駅から会場の車両基地までのシャトルバスに乗車して会場入りしました。会場に入りますと、まずこの車両が展示されていました。
先月から運転を始めた今年度の新造車 キハ2405
こちらも先月から運転を始めた今年度の新造車 キハ2406
今年度に導入された新車、キハ2405・2406が展示されました。この車両は主に守谷・水海道~下館で運転される単行運転可能な気動車になります。
さてその先には、今関東鉄道で話題になっているこの車両が停まっていました。
旧国鉄首都圏色が再現されたキハ101
旧国鉄・JRから払い下げられたキハ30型であるキハ101ですが、かつての国鉄・JRで活躍していた「首都圏色」と呼ばれる赤色の車体が再現されました。今年はこの車両が車両基地構内を往復運転する乗車会が開催されましたので、この画像撮影後にこの車両に乗車して、構内を1往復してきまして硬券タイプの乗車証明書を頂きました。
キハ101を降りますとその隣には、「ちびっこトレイン」として車内で各種イベントが行なわれていた車両が停まっていました。
「ちびっこトレイン」になっていたキハ007
さらにその隣にはこんな車両が停まっていました。
常総線に存在している機関車 DD502
現在、関東鉄道では貨物営業は行なっていませんが、新造車搬入時に使用されるディーゼル機関車DD502が展示されました。
ここで、工場内や事務所棟で行なわれていたヘッドマークなどの展示を見てから、取手方へ進んでみました。
並んで展示された車両
中央に保線用モーターカーを挟んで両側に停まっていた車両を撮影してみました。
映画撮影用に「青色」になったキハ3518
(この車両については、弊ブログに過去記事があります。こちらからどうぞ。)
旧塗装が再現されているキハ102
やはり、関東鉄道で注目されている元国鉄・JRのキハ35系気動車の譲受車が展示されました。
イベントの展示車両は以上になりますが、会場から車両基地に留置中の車両を撮影してみました。
入庫してきたキハ005
留置されたキハ005 キハ353と並ぶ
筑波鉄道(1985年3月廃止)から移籍したキハ301(元国鉄キハ30型)
出庫するキハ318
出庫する「TX&常総ライン往復きっぷ パーク&ライド」のラッピング広告がなされているキハ2202
各種撮影中に、乗車会に充当されているキハ101の走行シーンを撮影してみました。
乗車会で走行中のキハ101
このような形で構内を走行していたキハ101、方向幕は時間帯によって変えられていたようです。そして、キハ101は取手方には「鉄道の日」ヘッドマークが付いていました。
「鉄道の日」ヘッドマークをつけたキハ101の取手方
撮影後は、会場を一旦出まして車両基地の取手方留置線に停車中の車両を敷地外から柵越しに撮影してみました。
留置線に停車中の車両 2007年11月3日 水海道車両基地で敷地外から筆者撮影
留置線に停車中のキハ002 2007年11月3日 水海道車両基地で敷地外から筆者撮影
留置線に停車中のキハ2306 2007年11月3日 水海道車両基地で敷地外から筆者撮影
留置線に停車中の旧塗装が再現されたキハ354 2007年11月3日 水海道車両基地で敷地外から筆者撮影
今回も、旧塗装が再現されたキハ353-354は車両基地に留置でした。できればイベント会場でキハ102やキハ3517といった車両と並べて展示してほしかったと思ったのは、私だけではないでしょう。
留置線に停車中のキハ358 2007年11月3日 水海道車両基地で敷地外から筆者撮影
これら撮影後、再び会場に戻りまして、再び乗車会のキハ101の走行シーンを撮影しました。
走行中のキハ101
この撮影後に会場で昼食をとってから、この会場を後にしました。
3年前、守谷で接続するつくばエクスプレス開業で大きな影響があった関東鉄道常総線、快速列車を設定し各種割引キップなどを発売して、利用客増に務めています。そして本日ダイヤ改正が行なわれ列車の増発も行なわれました。また車両面もキハ2000系シリーズの新型車を積極的に導入して近代化を図ろうとしています。その一方で、かつては常総線の主力車両であったキハ300系列・元国鉄キハ30系の譲受車は消えていく運命にありますが、その希少性に目を向けて旧塗装や映画撮影用の特別塗装、そして国鉄時代のリバイバルカラーを再現するなど話題づくりにも務めています。今回のイベントはそんなキハ300系が主役であった内容であったと感じます。
これからも、地域とともに関東鉄道常総線の発展と、来年以降も継続したイベントの開催にぜひ期待したいところではないかと思います。
今回、このイベント会場で栃木路快速さん、melonpanさん、mattohさんにお会いしました。本日はありがとうございました。またお会いしましたときは、よろしくお願いいたします。
弊ブログではおととしに関東鉄道のイベントに参加しております。そのときの記事はこちらになります。
関東鉄道 鉄道の日イベントに行ってきました(2005年11月5日)
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コメント
こんばんは。僕もこちらのイベントと併せTXまつりにも参加したのですが、そちらのほうは行かれましたか?今日は、久々の秋晴れの中でのイベントになって良かったですね♪トップに使われていたアングルで、僕も撮影したんですが、見事に人が横切っていて被りまくりました…。もう少し参加者も撮影者に対する配慮が必要ですよね|||orz|||
お互い、お疲れ様でした!
投稿: 試運転 | 2007.11.04 01:04
試運転さん、コメントありがとうございます。
私もこのあとTXのイベントにも行ってきました。
このイベント会場、どうしても人が前を横切ってしまったりすることがありますの。しかし、全体的には和やかな雰囲気の中で開催されていましたので、確かに周りの様子を見て譲り合って撮影したりすることを心がけたい所ではないかと思います。
投稿: Kaz-T | 2007.11.05 00:26
★ いつも楽しく読ませてもらっています。
関東鉄道のフェスティバルの前に車両基地へ
取材してきました。もちろん、基地内には
入ることはできませんが、外からそれなりに
見たり、撮影することはできました。
天気の良い日にのんびりと出かけるのは
精神衛生上良いです。
水海道駅付近の町並みをも取材してきましたので
またBLOGにアップします。
投稿: SDTM | 2007.11.05 18:21
こんばんは。おとといはどうもお疲れ様でした。
結局その後、キハ101系の体験乗車に乗ってきたため、気付いたときには2時半近くになっていました。予定では3時過ぎの下館行きに乗る予定でしたので慌ててシャトルバスに乗り込んだ次第ですが、それだけ見ごたえのあったイベントだったと思います。
個人的には元キハ30系の車両を見れたことが大きいですね。川越線で何度も乗っていたので、今回の首都圏色へのリバイバルは懐かしく思えましたが、やはりキハ30系にはこのカラーが一番しっくりきますね。さすがにスカイブルーは奇抜に見えてしまいました(^_^;)
それでは・・・。
投稿: mattoh | 2007.11.05 22:33
コメントいただきまして、ありがとうございます。
SDTMさん>
トラックバックもいただきまして、ありがとうございます。通常の水海道車両基地の様子が紹介されていまして、こじんまりとした敷地、そして非電化路線だけに架線のない広々とした様子がわかりますね。この場所は駅からでると離れていますので、なかなか行きにくいところかと思います。貴重な画像ではないかと思います。
mattohさん>
こちらこそ、当日はありがとうございました。
キハ2000系シリーズの導入が進み、徐々に従来型車の活躍の場が狭まってきていますが、その中でも元国鉄キハ30系の譲受車であるキハ100・300・350型については特に姿を消してきているようにも思えます。そんな中、最近の特別塗装はかつてのキハ30系を知る者としましては注目するべき企画であり、キハ101の首都圏色再現はまさに八高線で走っていた姿を彷彿とさせる企画であり、それだけ人気になったかと思います。それだけ充実していたイベントであったと感じております。
また、お会いしました時は、よろしくお願いいたします。
投稿: Kaz-T | 2007.11.06 00:38